KAEDE(左)は今後が期待されるまだ17歳の新鋭
2021年第一弾大会となる2月12日(金)東京・後楽園ホール『NJKF 2021 1st』の追加対戦カードが発表された。各団体でも盛り上がる女子の試合(=ミネルヴァ)が3試合組まれた。
スーパーバンタム級2分3Rでは、同級2位KAEDE(LEGEND)と櫻井梨華子(優弥道場)が対戦する。
KAEDEはアマチュアで6つのタイトルを獲得してプロ入り。2020年10月の新日本キックでは七美にワンツー、鋭いヒザ蹴りを駆使して好試合を制している。戦績は3勝1敗。
櫻井は元全日本キックボクシング連盟ウェルター王者にして、K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント第3位の実績を持つ山本優弥率いる優弥道場に所属し、第3回・第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジ女子Bクラスにて2回優勝しプロデビュー。2020年11月の『BOUT』でKINGレイナとの因縁の再戦を制した熊谷麻理奈から勝利を奪っている。プロ戦績は2勝2敗。
ライトフライ級2分3Rでは同級3位・真美(team immotaL)と同級6位ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)が対戦。
真美はミネルヴァとJ-GIRLSで活躍し、強い右のパンチを武器にガンガン前へ出てプレッシャーをかけるパンチ主体の女子ファイターだ。2020年6月の『Krush』では高梨knuckle美穂にダウンを奪われて敗れたが、相打ち上等のスタイルで前に出続けた。12月の『Girls Bravo』では女子プロレスラーのデボラKを2RでKOしている。6勝(3KO)3敗の選手。
ERIKOは、普段は派遣OLでダイエット目的で3年前からキックボクシングを始めた。2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビューのAKARIに序盤からパンチでの打ち合いを仕掛け、判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。2020年12月の『REBELS』では2戦2勝とホープの女子大生キックボクサー・山上都乃を3R57秒、ヒザ蹴りでKOした5勝(3KO)1敗の戦績を持つアグレッシブスタイルの女子だ。
共に女子としてはKOが多く、激しい一戦が期待される。
スーパーフライ級2分3Rでは同級3位・佐藤“魔王”応紀(PCK連闘会)がルイ(クラミツムエタイ)と対戦。
佐藤は東北の格闘技イベント『聖域』(サンクチュアリ)で、アマチュアの聖域チャレンジ女子フライ級王者となり、2019年11月には芳美(OGUNI-GYM)からダウンを奪ってプロの聖域東北女子フライ級王者となった。2019年6月には祥子・JSKをKOしたこともある。前戦は2020年12月の『REBELS』でIMARIに判定で敗れ、再起戦となる。
ルイはこれまで『MuayThaiOpen』や『スックワンキントーン』などムエタイルールの試合を行ってきた選手で、戦績はなんと4勝(3KO)無敗。前戦は2020年9月の『スックワンキントーン』でヒジでカットしてのTKO勝ちを収めている。ヒジ打ち禁止のミネルヴァルールでも無敗記録を守れるか。