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【DEEP】平田樹の兄・直樹が「朝倉未来1年チャレンジ」の畠山祐輔に完封勝利。原虎徹がヒロヤ下す、高塩竜司は西谷大成に判定勝ち

2020/12/19 11:12
 2020年12月19日(土)新宿FACEにて昼12時から「skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2020」が開催された。前日計量では全選手がパスし、PPV生配信ではCOROがゲスト解説を務めることも発表されている。また、18時30分開始の「skyticket Presents DEEP JEWELS 31」も全選手が計量をパスしている。 skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2020 【DEEP TOKYO IMPACT PPV配信】skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 20202020年12月19日(土)12時試合開始 ▼メインイベント DEEPフェザー級 5分2R○平田直樹(K-Clann) 66.15kg [判定3-0] ※20-18×3×畠山祐輔(トライフォース赤坂) 66.25kg  2020年2月のDEEPフューチャーキングトーナメントを制し、11月の「DEEP98」で修斗新人王の星野豊に完勝した平田樹の兄・直樹が、「朝倉未来1年チャレンジ」で連勝中の畠山祐輔と対戦。  ともに柔道ベースの激突だが、前戦では柔道の投げに固執しない戦いのなか腕十字での一本勝ちを見せている平田と、「THE OUTSIDER」から「Fighting NEXUS」で1勝2敗の健吾にリアネイキドチョークで一本勝ちした畠山が、いかにそれぞれの強みを発揮するか。  強いフィジカルからトップキープ力も高い畠山と、多彩な投げとサブミッションを得意とする平田。双方のMMA力と、チームとしての分析力が勝敗の鍵となる。  1R、サウスポー構えの畠山の左をもらいながらも右を振りボディロックテイクダウンは平田。アームロック狙いから離れる畠山だが、平田は再三ボディロックテイクダウン。バックマウントからパームトゥパームでチョークを狙う。  2R、ダブルレッグからボディロックテイクダウンは平田。畠山も正対試みるが、バックマウントからパウンド、腕十字を狙う平田が圧倒。判定3-0で勝利し、「今回、プロ2戦目でメインイベントを任せていただき、いい経験でした。次は一本、KOで勝てるように頑張ります」とマイクで語った。 [nextpage] ▼セミファイナル DEEPバンタム級 5分2R○原 虎徹(CAVE) 61.45kg[判定3-0] ※20-18×3×ヒロヤ(トライフォース赤坂) 61.55kg  2020年2月のDEEPフューチャーキングトーナメントを制し、石渡伸太郎がその才能を認める逸材であるCAVEの原虎徹と、「朝倉未来1年チャレンジ」で常にアグレッシブファイトを見せるヒロヤが対戦。  原は、4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝した。  2019年の「DEEPフューチャーキングトーナメント2019」バンタム級で優勝を果たすと、2020年9月にプロデビュー。“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ちした。高い打撃力と腰の強さを発揮し連勝なるか。  対するヒロヤは8月のDEEPデビュー戦では3連勝中の橋本優大(CAVE)に判定負けを喫したものの、10月大会では力也に1R TKO勝ち。2019年10月の時点で児玉勇也とドローだったヒロヤの進化が問われるマッチメークだ。  1R、ヒロヤの前蹴りをつかみボディロックテイクダウンは原。ブリッジから立ち上がるヒロヤに左ミドルをヒットし、左ハイも打つ原。ヒロヤは四つに持ち込む。  2R、ダブルレッグからボディロックテイクダウンは原。パスガード、マウントまで奪うがヒロヤはまたもブリッジからリバーサルで立つ。右アッパーを突くヒロヤだが、ダブルレッグは原。切るヒロヤはローブロー。ヒロヤにに注意で再開。シングルレッグで引き出す原をまたいで上になるヒロヤだが、原がハーフからすぐに立ち上がりゴング。  判定3-0で原が勝利。連勝を決めた。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R○高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ) 66.05kg[判定3-0] ※20-17×3(西谷に減点1)×西谷大成(トライフォース赤坂) 66.15kg  2020年11月の前大会で樋口武大に一本負けを喫し1勝1敗となった「朝倉未来1年チャレンジ」の西谷大成が、神田コウヤ、樋口武大からKO勝ちしている元警察官の高塩竜司と対戦。  32歳の高塩は、2019年12月にその樋口に1R TKO勝ちしており、下からの突き上げに落とせない一戦となる。  1R、西谷のセコンドには朝倉未来。先に左フックでダウン奪う西谷だが、立つ高塩が右を当てダウン奪い返すと、立つ西谷に四つからマウント&パウンド。2Rも殴り合いから四つ組みテイクダウンは高塩。コーナーで立つ西谷をなおも小外でテイクダウンする高塩がマウント&パウンド。  そのパウンドの際で立つ西谷だが、ヒザ蹴りがローブローに。悶絶する高塩。咳き込むも「やります、やらせてください」と懇願するが立てず中断。西谷に「減点1」。残り30秒。  再開。打ち合いから小外がけテイクダウンは高塩でゴング。判定3-0で勝利した高塩は「西谷選手、ローブローで(回復に)時間をかけてしまって気持ちを切らせてしまってごめんなさい。西谷選手が1年チャレンジでやっているように、僕も警察官を辞めてずっと格闘技をやってきて、いろいろ悔しい思いもしてるんですけど、絶対にチャンピオンになるので応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R×Street★Bob"洸助(ISHITSUNA MMA) 70.25kg[1R 0分5秒 KO]○ケンヤスキー(ALIVE沖縄SHIMAZILIANS) 70.0kg  GFCライトヘビー級とミドル級王者に君臨する沖縄のケンヤスキーがDEEP初参戦。ライト級で「DEEPフューチャーキングトーナメント2018」を制したStreet★Bob"洸助と対戦する。  1R、右インローを蹴る洸助。左右で詰めるケンヤスキーは右ストレートをヒット! ダウンした洸助は頭がロープ外に出て失神。ケンヤスキーがわずか5秒の豪快KOでDEEPデビュー戦を勝利で飾った。  鮮烈勝利のケンヤスキーは「沖縄から来たケンヤスキーです。県外から来てくれた人やPPVを見てくれる人が多いなか勝てて良かったです。今後DEEP主戦場にどんどん上を目指しておきますので応援よろしくお願いします」と荒ぶることなく語った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R×鮎田直人(CAVE) 57.0kg[1R 0分59秒 ヒールフック]○渋谷カズキ(高本道場) 56.95kg  藤田大和、ランボー宏輔、伊藤裕樹を破るも、2020年8月に村元友太郎に敗れた鮎田直人。対するは2019年9月からDEEPを主戦場とし、石神保貴、加藤瑠偉を破った渋谷カズキ。鮎田とは2016年3月の「PANCRASE 276」で対戦し、三角絞めで敗れており、4年半越しのリベンジに挑む。  1R、シングルレッグからゲイリー・トノンばりに後転し、外掛け足関節を極めにいく渋谷。立ち上がる鮎田のバックにつく渋谷は後方に引き込み。正対を試みる鮎田に、渋谷がなおも潜りヒールフックを極めた。  一本勝ちした渋谷はリング上で号泣し、「高本道場の渋谷カズキです。この階級で全員の選手、極めれるんでフライ級のタイトルマッチやらせてください」と絶叫した。試合後、渋谷はフィニッシュとなったヒールフックがGTFで敗れた米倉大貴から習ったものであることを明かしている。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R○力也(フリー)61.65kg[1R 4分32秒 ギロチンチョーク]×三好マヒロ(BRAVE) 61.20kg  力也はレスリングをベースとし、インカレ2連覇、世界学生選手権でも入賞経験を持つレスリングエリート。PANCRASE1勝2敗だったが、新天地DEEPで仕切り直しを計っている。11月の前戦ではヒロヤにTKO負けとなっている。三好はBRAVEの内弟子。BRAVE FIFHTで経験を積んできた。  乱打戦からがぶり落としは力也。頭抜く三好は左右で前に出るが、サウスポー構えの力也は左ストレートを効かせ、三好の右ハイを潰してテイクダウン&マウント、肩固め。内側を向き外した三好に力也は左右で詰めてコーナーに固定しノーアームギロチンチョーク。タップを奪うとセコンドの田村一聖、太田忍と握手した。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R×斎藤龍之介(パラエストラTB) 65.55kg[1R 2分11秒 TKO] ※パウンド○山本歩夢(パラエストラ柏)65.75kg  2020年2月のフューチャーキングトーナメントを制した斎藤龍之介とパラエストラ柏の隠し玉・山本歩夢が対戦。お互いプロデビュー戦同士の戦いとなった。  1R、サウスポー構えの斎藤は左ローをヒット。組む山本は右で差して左を小手に巻き、大腰テイクダウン、斎藤の立ち際を潰して強いパウンド連打。ロープに頭を出した斎藤だがパウンドアウトされた。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R×岩鬼(フリー) 61.55kg[判定0-2]○高橋謙斗(BRAVE) 60.75kg  修斗で結果を残せなかった岩鬼こと岩木啓が新天地で、宮田和幸のBRAVEジムで鍛え抜かれた19歳の新鋭・高橋謙斗を迎え撃つ。  かつて大越崇弘にスプリット判定勝ち、よしずみと1敗1分の岩木はDEEPで約3年半ぶりの白星を目指す。高橋謙斗は「GRACHAN」「BRAVE FIGHT」で2連勝中だ。  1R、岩鬼のシングルレッグテイクダウン。立つ高橋は岩鬼の投げに上取りバックも正対し立つ岩鬼。なおも小外テイクダウンの岩鬼に下から三角絞めは高橋。  2R、シングルレッグテイクダウンの岩鬼に、序盤から三角絞めでヒザ裏で組む高橋。岩鬼が長時間捕まるも極めさせず判定へ。キャッチに至った高橋がマスト判定も含め2-0勝利した。 [nextpage] ▼DEEPストロー級 5分2R○キンタ・ジ・エンド(KIBAマーシャルアーツクラブ) 52.35kg[判定3-0] ※19-19マストキンタ×3×飯田ヒカル(パラエストラ柏) 52.35kg  レスリングで数々の実績を残し、名門パラエストラ千葉ネットワークの代表の鶴屋浩氏が今後に大きな期待を寄せる飯田ヒカルが、キンタ・ジ・エンド相手にプロデビュー。  1、2Rともにすくい投げ、ローシングルなどでテイクダウン&コントロールは飯田も強いパウンドは打てず。正対を試みるキイタが1Rに左右で口から出血誘うが、2Rはコントロールされる。判定はマスト3-0でキンタが辛勝。笑顔は見せなかった。
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