MMA
レポート

【UFC】佐藤天がバエザに一本負け、バエザは10連勝。アンソニー・スミスがデビン・クラークに一本勝ち

2020/11/29 10:11

【メインカード】

▼ヘビー級 5分3R
×ジョシュ・パリジアン(米国)265.5lbs/120.43kg
[判定0-3] ※26-30、27-30、28-29

○パーカー・ポーター(米国)263lbs/119.30kg

▼フェザー級 5分3R
×スパイク・カーライル(米国)145.5lbs/66.00kg
[判定0-3] ※27-30×3

○ビル・アルジオ(米国)146lbs/66.22kg

 カーライルは、2020年2月のUFCデビュー戦でアーロン・クルーズに1R TKO勝ちも、2020年5月にUFC1勝のビリー・クアランティーロに判定負け。

 アルジオは、Ring of Combatでの連勝を経て、2019年6月のContender Series 2019で判定負けも、8月に欠場選手の代役でUFCと契約。初戦でリカルド・ラマスとファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘の末、判定負けとなっている。

 1R、サウスポー構えのカーライル。オーソドックス構えのアルジオ。ともに手の位置は低め。半身気味のアルジオは左前足でサイドキック、右ハイ、後ろ蹴りも。ワンツースリーの左フックを当てる。

 ブロックするカーライルは左右で詰めてボディロックテイクダウン。立ち上がるアルジオのバックに回り、正対してきたアルジオの首投げに逆にブルドッグチョーク! ケージウォークで極めに行くが、首を抜いたアルジオはバックマウントに。それを落として潜るカーライル。

 2R、テイクダウン奪うアルジオは肩固め狙い。うつ伏せから亀になるカーライルのバックマウントを奪い、身体を伸ばしてリアネイキドチョーク狙い。亀に戻したカーライルは上のアルジオの腕を手繰りリバーサル。

 3R、右ハイキックはアルジオ。しかしカーライルも右フックを返す。互いにスタミナ厳しいなか、テイクダウン狙いのカーライルにヒザを当てるアルジオ。四つでテイクダウン狙いはカーライルも凌ぐアルジオは両脇差すがここはテイクダウン奪えず。

 判定は3-0でアルジオが勝利。ラマス戦の判定負けから再起を果たした。

▼女子バンタム級 5分3R
×アシュリー・エバンス・スミス(米国)135.5lbs/61.46kg
[判定0-3] ※26-30×3

○ノルマ・ドゥモン・ビアナ(ブラジル)139.5lbs/63.28kg*

※ドゥモン・ビアナが体重超過。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のエバンス・スミスに報奨金の30%を支払う。

 スミスはUFC3勝4敗。2019年2月の前戦でアンドレア・リーに判定負け。今回、フライ級からバンタム級に上げた。1年9カ月ぶり再起戦。

 今回、3.5ポンドオーバーのビアナは、フェザー級からバンタム級に転向も計量失敗。前戦はミーガン・アンダーソンに1R KO負けで9カ月ぶり再起戦となる。

 1Rともにオーソドックス構え。スミスの前進や右ローにカウンターの打撃はビアナ。圧力を強め金網に詰めるとそこにダブルアンダーフックはスミス。しかし両脇を差しながらもビアナに突き放される。逆にビアナは小外からテイクダウン&パウンド!

 2R、左ミドルはスミス。その蹴り終わりに左右を振るビアナ。スミスは首投げでテイクダウンも、すぐに首を抜いたビアナがバックを奪いマウントに。下からブリッジするスミスを潰すビアナはパウンド。亀になり立ち上がるスミスは右で前進もビアナのカウンターの左を被弾する。

 3R、左右で詰めて左アッパーから左フックでダウンを奪うビアナ。体重超過でパワフルなビアナが終始パンチで攻め込み、スミスの苦手な近距離で優勢に。差して組んでの払い腰はスミスも上になるのはビアナ。ホーン。判定は3-0でビアナが勝利した。

▼フェザー級 5分3R
○ジョナサン・ピアース(米国)145.5lbs/66.00kg
[2R 4分28秒 TKO]

×カイ・カマカ(米国)145lbs/65.77kg

 ピアースは、2019年7月のコンテンダーシリーズでLFAのジェコブ・ロサレスをKOに下し、10月にUFCデビュー。ジョー・ローゾンに1R TKO負けした。

 対するカマカは親子鷹。Bellator、LFAから、2020年8月にUFCデビュー。トニー・ケリーに判定勝ちしている。

 1R、サウスポー構えのピアースはスイッチ。右ストレートを当てるカマカ。蹴り足を取って先にテイクダウンはカマカも、立ち上がったピアースがダブルレッグテイクダウン。ここはカマカも立ち上がる。

 2R、ボディロックテイクダウンからバックに回るピアース。背負って立ち上がるカマカは、すぐに落としながら正対して立ち上がる。右アッパー、左で前に出るピアースはパンチの回転を上げ、ダブルレッグテイクダウン。パウンドを入れて、亀から立ち上がろうとするカマカを崩しながら背後からパンチを入れ、リフトしテイクダウン。バックマウントから身体を伸ばしたピアースがパウンド。

 カマカはあえて首を狙わせたか、ピアースのリアネイキドチョーク狙いに正対し上に。しかしここも立ち上がるピアースは右アッパーを突いてすぐにダブルレッグテイクダウン。すぐにバックマウントを奪いパウンド。打たれるままのカマカを見て、レフェリーが間に入った。
 ピアースはUFC初勝利。カマカはMMA6連勝でストップとなった。

【プレリム】

▼バンタム級 5分3R
×マーティン・デイ(米国)135.5lbs/61.46kg
[1R 4分35秒 ギロチンチョーク]

○アンデルソン・ドス・サントス(ブラジル)135lbs/61.24kg


※ともにUFC2連敗中。ボディロックテイクダウンからパウンドしたドスサントスの振りかぶりのスパースに立ち上がり、リフトしてダブルレッグテイクダウンを奪うデイ。しかしそこでドスサントスがアームインギロチンをセットアップ。タップを奪った。

▼女子フライ級 5分3R
○ジーナ・マザニー(米国)125.5lbs/56.93kg
[3R 4分10秒 TKO]

×レイチェル・オストビッチ(米国)125.5lbs/56.93kg

 サウスポー構えのマザニーはバンタム級からフライ級に転向。先に小外がけでテイクダウン、バックを奪うも、オストビッチはスクランブルから立ち上がる。ジャブを突き、またも先に左で差して組むが、オストビッチも正対する。

 2Rもテイクダウンからパスガード、ノースサウスチョークを狙うなどパワフルなマザニーだが、オストビッチは後転からバックを奪いかけるも前方に落とされてしまう。

 3R、ダブルレッグテイクダウンはマザニー。すぐさまマウントを奪うとパウンド。オストビッチは亀から立ち上がる。しかし左の前蹴りをみぞおちに喰らったオストビッチがくの字になりヒザを着くと、立ち上がって来たオストビッチにマザニーは左ヒジ、さらに左前蹴りでTKO。オストビッチは3連敗。階級転向のマザニーは前戦の22秒TKO負けから再起を果たした。

▼フライ級 5分3R
○ス・ムダルジ(中国)126lbs/57.15kg
[1R 0分44秒 KO]

×マルコム・ゴードン(カナダ)126lbs/57.15kg

※バンタムからフライ級に転向したチベットのムダルジ。サウスポー構えから左ストレートを効かせると、ゴードンはガードを固めて下を向いてしまう。左フックをテンプルに当て、右アッパーでダウン奪い、パウンド1発KO。ムダルジはオクタゴン2連勝。

▼キャッチウェイト 140ポンド契約 5分3R
×ルーク・サンダース(米国)140lbs/63.50kg
[2R 2分29秒 リアネイキドチョーク]

○ネイト・マネス(米国)139.5lbs/63.28kg

※マネスはUFC2連勝。

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