ダウンを奪っての完勝も、KOを逃したことに不満だった野杁 (C)K-1
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催された『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、4日(水)福岡市内で行われた。
会見には第8試合でヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)を大差の判定3-0(30-27、30-26×2)で降し、4連勝を飾った野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は勝ったけれど内容的に満足のいく内容ではなかった。反省点が残る試合でした。でも勝って反省できるのはいいことなので、昨日の内容を次の試合に活かせたらいいなと思っています」
2Rに右ストレートでダウンを奪った野杁だったが、それで警戒したトファネリは以降ガードを固め、クリンチが多くなった。「昨日は倒すことしか考えていなかった。3Rにああやってくることは想定内でしたが、あそこを打破する力がなかったのでただ単に僕の力不足だなって思います」と、KOを逃したのは相手のせいではなく自分の力不足だとした。
「焦りはなかったです。技を散らしすぎました。一つの技に絞り切れず、ダメージを与えるだけ与えてそのまま終わってしまった感じでした。セコンドとも話して、改善点がその場で決まったので次に期待してください」と、すでに改善点は分かっていると言い、「練習内容はちょっと変えようかなと思っています。細かい部分はそれに向けて練習します」と、微調整していくとする。
「有言実行できていないので、K-1ってKOで勝つことが一番だと思うのでそれを体現できるようにエネルギーを溜めて、次に爆発させたいと思っています」と、次こそKOで決めたいと話した。
また、「早くベルトが欲しいですね。ベルトを持たないと意味がないと思うので。ウェルター級のベルトを獲るためにスーパー・ライト級のベルトを返上しましたし、速くチャンスが欲しいなって感じです」と、現在空位となっているK-1ウェルター級王座に早く就きたいと語った。