会見に出席した扇久保(左)と瀧澤
10月19日(月)RIZINが次回大会についての会見を行い、2020年11月21日(土)大阪城ホールにて『RIZIN.25』を開催することを発表した。
バンタム級(61.0kg契約・5分3R ヒジあり)では、扇久保博正(パラエストラ松戸)と瀧澤謙太(フリー)が激突。
(写真)8月大会で朝倉海とバンタム級王座を争った扇久保(右)
33歳の扇久保はRIZINで元谷友貴、石渡伸太郎に勝利し、RIZINバンタム級王座挑戦権を得るも、8月10日の横浜での「王座決定戦」で朝倉海に1R 4分31秒 TKO負けで王座獲得ならず。今回が再起戦となる。
対する瀧澤は、9月27日のさいたまスーパーアリーナ大会で金太郎(パンクラス大阪稲垣組)と3Rの大激闘を繰り広げ、同大会のベストバウトと呼ばれる名勝負をスプリット判定で制している。
扇久保は極真空手をベースに持ちながら強いグラップリングを誇る現修斗世界フライ級王者。2016年には世界のフライ級王者が集う「The Ultimate Fighter」フライ級トーナメントに参加し、準優勝となっている。この10年で敗れた相手は堀口恭司と朝倉海の2人のみという強豪だ。
(写真)9月大会で金太郎を破った瀧澤(左)
11月に26歳になる瀧澤は、小学生の頃から新極真の木元道場で練習し、PANCRASEではバンタム級王者のハファエル・シウバにも挑戦。2019年11月のPANCRASE310では、修斗世界フライ級2位の石井逸人を跳びヒザ蹴りでTKOに下すなど、MMA11勝のうち8つがKO勝利というストライキングを誇る。
ともにフルコンタクト空手をベースに持つ両者。会見で扇久保は「元気ですよー! 以上」、瀧澤は「前回は金太郎選手との試合でKOできなかったんですが、今回はしっかりみんなの前でド派手なKOができるように作り上げます」と意気込みを語った。