Ayaka(左)と宮崎の十代対決。試合前から両者ともSNSでバチバチだ
2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』にて、「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」のリザーブマッチとしてNJKFミネルヴァ・ピン級王者Ayaka(健心塾)vs宮崎小雪(TRY HARD GYM)が決定した。
Ayakaは2018年4月にプロデビューし、2019年11月にはぱんちゃん璃奈を苦しめた祥子を破り、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月のRISE初参戦で伊藤紗弥(尚武会)にテクニックで翻弄されたものの、3Rに右ストレートでダウンさせての逆転KO勝利。伊藤に生涯初のダウン&KO負けを味わわせて一気に知名度を上げた。しかし、「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」の1回戦では紅絹に判定負けして連勝が「7」でストップ。戦績は8勝(2KO)3敗。
宮崎は“宮崎姉妹”の妹で、小学3年生から空手を学び、2019年8月のKAMINARIMON全日本女子トーナメントで優勝。アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月の『RISE GIRLS POWER』にてプロデビュー。そのデビュー戦は松谷綺とドローだったが、9月の『KNOCK OUT』ではKAREN(DRAGON GYM)にプロ初勝利。続いて10月11日に『RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』で行われた「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」のリザーブマッチに、MISAKIの欠場を受けて試合5日前のスクランブル発進にも関わらず、小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)を破って連勝を飾った。戦績は2勝1分。
攻撃力に定評のあるAyakaは、試合後に紅絹が「私、足使うからそこまでインローもらわないんだけど、Ayaka選手のローキック、全部同じ場所に当たってる。すごく的確」とSNSでつぶやいているように、精度の高いローも持っている。一方、宮崎は小林戦でパンチを当ててさっと動いて小林のパンチはかわし、さらにサウスポーから繰り出す真っ直ぐなワンツーをヒットさせるという相手に打たせず打つ上手さを見せつけた。
Ayaka相手にも小林戦と同じ戦い方ができれば番狂わせもあるが、小林は3戦目でAyakaは今回が12戦目。キャリアの差を勢いで埋めることができるか。Ayakaは自身のSNSにて「今回の反省をいかして、今度こそ悔いのない試合をしに行きます。JK対元JKなめんなよ」と宣戦布告。宮崎も「相手はチャンピオンですが、狩ります。やるぞ」と“王者狩り”を宣言している。
また、神村エリカ・トーナメントプロデューサーは「今回もリザーブは試合前から熱い。この2人はきっと違い将来のRISE女子を背負っていく選手になると思います!」と、若い二人(Ayaka19歳、宮崎17歳)に期待を寄せている。
なお、今大会では「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」の準決勝・決勝戦が行われ、RISE QUEENアトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)vsミネルヴァ・アトム級王者の百花(魁塾)、RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)vs ミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)がまず準決勝で対戦。
紅絹と百花は2013年5月と2019年3月の2度対戦し、いずれも紅絹が判定勝利。寺山とsasoriは今年7月にRISEで対戦し、延長戦の末に寺山が判定勝ちしており、両方リベンジマッチとなった。