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11月28日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2020 act.2』の第一弾対戦カードが発表された。
当初、9月19日の後楽園大会のメインイベントで対戦が予定されていたS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)と、元新日本キックボクシング協会ミドル級王者・喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム)の一戦が今大会にそのままスライド。70.0kg契約、3分3R延長無制限R(3分3Rから変更)のヒジ打ちありで対戦する。
海人は2020年2月のSHOOT BOXINGでブアカーオからの刺客ピンペットと8Rに渡る激闘を繰り広げ、スプリット判定で惜敗したが、8月10日の「RIZIN」で自身の階級より5kg以上重い73kg契約での試合(vsルクク・ダリ)に臨み完勝した。
階級だけでなく、ヒジの有り無し関係なく結果を残している“SBの最高傑作”海人は、9月のシュートボクシング後楽園大会に出場が決まっていたが、大会が中止となったため、10月11日の「RISE」で70kg級のトップファイター・緑川創(RIKIX)とヒジなしの70kg契約で対戦し、判定2-0の激闘を制したばかり。今大会では、ヒジ有りルールなだけにさらに海人の真骨頂が見られる。
対する喜多村は老舗団体、新日本キックボクシング協会のミドル級で長らくトップ戦線で活躍していた元王者。
大学の空手部で主将を務めたのち、伊原道場に入門して2005年7月に新日本でプロデビュー。2011年10月に第4代日本ミドル級王者となった。2015年5月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座にも挑戦している。2018年10月、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98をヒジでカットし、TKO勝利。前戦は2020年3月のREBELSにて津崎善郎に延長戦の末に勝利を収めている。7月に新日本キックボクシング協会および伊原道場の所属から離れ、ホライズン・キックボクシングジム所属として活動していくことを発表した。
空手をベースとし、ゴツゴツしたファイトスタイルでこれまでに前述したT-98、喜入衆など他団体王者クラスの選手を破っており、70kg級のヒジ打ちありのムエタイ路線で最強の1人といえるだろう。
海人が70kgのヒジ有りでもその強さを見せつけ連勝するか、それとも喜多村がヒジでT-98に続いての大物食いを達成するか。
SHOOT BOXING 2020 act.2
2020年11月28日(土)東京・後楽園ホール
開場/17:00 本戦開始/18:00
▼70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、SB日本スーパーライト級王者)
喜多村 誠(ホライズン・キックボクシングジム/第4代新日本キックボクシング協会ミドル級王者)