元・新日本キックボクシング協会フェザー級王者で、KNOCK OUTのプロデューサーも務めた小野寺力がプロデュースするキックボクシング大会『NO KICK NO LIFE~新章~』が2020年10月29日(木)に都内某所で開催される。その対戦カード第2弾が発表された。
初代KING OF KNOCK OUTライト級王者・森井洋介(野良犬道場)の参戦が決定。元ルンピニージャパン認定フェザー級王者・翔貴(岡山ジム)と対戦する。
森井は国内ライト級屈指のハードパンチャーで、近年はKNOCK OUTのエースとして活躍。2016年9月の旗揚げ会見スペシャルマッチから2019年2月までに11勝(9KO)2敗1分という戦績を残した。2017年に開催された「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント」では3試合全てKOで制し、初代王座に就いている。しかし、現在はチャンヒョン・リー、原口健飛に連敗中。今回再起を懸ける。戦績は44勝(29KO)9敗4分。
翔貴はRISEやKNOCK OUTにも出場。栗秋祥梧を相手にドローに持ち込んだ戦績が光るが、その引き分けを挟んで現在6連敗中。今回から心機一転、ライト級に転向して連敗脱出を目指す。自身のSNSでは「減量にかなり悩んでライト級に挑戦させてくれ言っていきなり森井選手。でも美味しくいただきます。勝って翔貴饅頭作らないと。翔貴饅頭100人にプレゼントするよ。それよりもしっかり練習して。倒して自分の株あげます」と、番狂わせを目指すとしている。
55.5kg契約3分3RでWMC日本スーパーバンタム級王者・加藤有吾(RIKIX)vs INNOVATIONスーパーバンタム級8位MASAKING(岡山ジム)の同級生対決も。加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹が手塩にかけて育てた愛弟子で、現在6連勝と波に乗っている。戦績は13勝3敗。MASAKINGは2018年INNOVATIONフライ級新人王で、2019年10月にはJ-NETWORKスーパーバンタム級王座決定戦に臨むも惜敗。RISEでの前戦では田丸辰に敗れ、戦績を4勝(2KO)4敗3分とした。
そして、女子51kg契約3分3R(ヒジ打ちなし)では、WPMF女子世界フライ級王者・小林愛三(NEXTLEVEL渋谷)vs後藤まき(RIKIX)も決定。
小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れるまで13戦無敗を誇った。KNOCK OUTでは女子部のエースとして活躍し、2018年12月には伊藤紗弥との国内頂上対決を制し、翌年4月にはイリアーナとKNOCK OUTで再戦してリベンジに成功。11月にWPMF世界女子フライ級王座を奪取。今年からRISEに参戦して「初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定トーナメント」では決勝へ駒を進めている。
後藤はRIKIXの紅一点。寺山日葵や聖愛らチャンピオンクラスとの対戦経験も豊富で、佐藤レイナから勝利を収めたことがある。黒星が続いているが「負けっぱなしの人生を変えるのはここしかない」と自身のSNSに燃える投稿をしている。