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【DEEP】王者・弥益ドミネーター聡志「口で言ってRIZINに出させてもらって“何かお前の人生が変わるのか”」vs. 挑戦者・牛久絢太郎「“浪漫”なんて別にこれから作ればいい」=9月20日(日)後楽園

2020/09/20 10:09
 2020年9月20日(日)、半年ぶりに“聖地”後楽園ホールで開催される「skyticket Presents DEEP 97 IMPACT」にて、「DEEPフェザー級タイトルマッチ・5分3R」として、王者・弥益ドミネーター聡志(team SOS)と挑戦者・牛久絢太郎(K-Clann)が対戦。19日の前日計量では、両者ともに計量をパスしている。 ▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R弥益ドミネーター聡志(王者/team SOS)65.55kg牛久絢太郎(挑戦者/K-Clann)65.65kg  MMA8連勝中の弥益(11勝4敗)は2019年5月大会以来の試合。前戦では、DJ.taikiに2R TKO勝ちで初防衛に成功しており、今回が2度目の防衛戦となる。計量後には、「明日は絶対に勝たないといけない、という理由はないのですが、いい大人が負けて恰好悪い姿を見せるのは嫌なんで、頑張れるだけ頑張りたいと思います」と落ち着いた口調でコメント。  対する挑戦者の牛久絢太郎(17勝7敗1分)は、「長い間、しっかりと準備できたので明日は全てを出し切って勝ちに来ます」と、勝利を口にした。  今回のメインイベントのカードは、2020年5月6日の後楽園大会で一度は決定しながら、新型コロナウイルスの影響で中止となっていたもの。  大会中止の発表当時、一般企業に勤める社会人でもある弥益はSNSで、「私が防衛戦を行う予定でした5月6日 DEEP後楽園大会が、コロナウイルス流行の影響により中止となりました。もし予定通り開催されるようであれば返上覚悟で欠場の申し入れをしなくては、と考えておりました。簡単な決断ではなかったと思います。佐伯代表のご英断に感謝致します。生憎と私は格闘家でもなんでもないので、どんな状況であろうと試合がしたい、とは言えません。私の格闘技は社会が、日常があってこそ成り立ち、映えるものです。また平穏な日常が戻ってきた際は、自身の試合で刺激的な非日常を皆様にお届けできるよう、精進致します。押忍」と投稿。コロナ禍のなかでの試合に異を唱えていた。  それから4カ月を経て、PCR検査の拡大もあり陽性者数は増えてはいるものの、経済活動の再開とともにイベント開催時の決めごとなど、社会のルールも定められつつある。王者として、ファイターとして弥益はいかなる決断を下したのか。6月の中旬から弥益は対人練習を再開してきた。  試合直前に公開されたDEEPの動画で弥益は、「自分が格闘技をやることは決して美談にはならないと思っていて、自分の格闘技は正直余計なもの、やらなくてもいいもので、家族とか会社の人に何らかの不利益が行ってしまうようなことだと思っています。ただ、それを理解しながらも、どうしてもこれをやらないと、やっていけない自分も同時に見つけてしまったので、正直いま、色々と考えながら、まあ結論は先延ばしにしながらも、ダラダラと続けてしまっているところはあると思います」と、複雑な心境を吐露している。 「どうしてもこれ(格闘技)をやらないと、やっていけない自分も同時に見つけてしまった」という弥益。それは練習のための練習ではなく、試合に向かうための格闘技だという。  今回の防衛戦に向け、「(技術を)1個1個詰めて行くような時間はちょっと自分にはないと思っていて、試合に勝つにはどうすればいいかという方向で物事を考えるようにしている。この瞬間、勝つには? 相手にダメージを与えるには? 相手を極めるには? ということを考えて動いています」と、牛久の分析も踏まえ、自身の強みをどう相手にハメるかを考えてきたことを明かしている。  対する牛久は柔道出身。2019年5月大会でDEEPに初参戦しザック・ベナベンテを1R KO。9月に横山恭典に判定勝ちし、12月にハリー・スタローンに1R サッカーキックでTKO勝ち。王座挑戦にこぎつけた。2018年11月のPANCRASEでの試合も含め5連勝中だ。組みの強さに加え、強い体幹から放たれる打撃にも磨きをかけてきた。  SNSでは、5月中旬から同じ足立区出身の江川優生との屋外での練習の様子や、自粛期間後のK-Clannでの練習の模様もアップしており、満を持してタイトルマッチに向かう。  柔道からMMA転向のファイターが多く所属するK-Clannでは、現役時代「難攻不落」と呼ばれた横田一則の指導を受けている。「師匠が横田さんで、やっぱりDEEPのベルトを巻いてずっと守ってきた、伝統あるフェザー級のベルトを受け継ぎたいと思っています」と、牛久はベルトへの想いを語る。  17勝中11勝が判定で競り勝ってきた。「スタミナという土台があって技術も生きてくる。自分の中でもスタミナが一番大事。そこが切れちゃうと根性も技術も使えなくなる。スタミナには自信がある、最後までしっかり戦い抜くことが出来ます」と、王座戦で“ドミナーター”を相手に15分間、ドミネートし返す準備は出来ているという。  その牛久の言葉に、弥益は、「一番重要なのは、身体的なスタミナよりは精神的なスタミナ。気持ちが折れずに自分が狙っていることを遂行する。自分は全局面、どのタイミングでも終わらせることは出来ると思っています」と心技体の心の勝負で自身にアドバンテージがあるとした。  さらに、「牛久選手、凄くいい選手で、若い頃からずっと(格闘技を)やってきて、PANCRASEのタイトルマッチも経験して、すごくいい選手ですけど──、絶対、弥益の方が浪漫がある。自分が勝った方が盛り上がると思います」と、サラリーマン格闘家としてベルトを巻き、格闘技の主義・主張をぶつける自身が王者に相応しい、と断言した。  その言葉に牛久も「まあ、自分と肌を合わせれば、もう言えないんじゃないかなと思います。浪漫なんて別にこれから作ればいいと思っていて、無いからこそ、僕の浪漫をこれから皆さんに楽しみにしてもらえたら、凄く嬉しいです」と、イデオロギーの違いを語ると、「完全フィニッシュで試合を決めます」とポテンシャルに自信を見せた。  勝者は、RIZINで7連勝中の朝倉未来の対戦候補になるが、弥益は「ただRIZINに出る」ことに価値を見出していない。 「RIZINに出ているからエライとか、そういうことを考えているファンがバカだと思っていて、俺が出るんだからDEEPに来いよ、という気持ちもあるし、RIZINに出ないんだからどうこうとか言っているファンは正直、考えが浅いんじゃないかと思っています。口で言って目指している団体に出させてもらって満足なのかは知らないですけど、そんな何の努力もない、ただ試合後の一瞬の安いマイクでアピールしたから“何かお前の人生が変わるのか”と言ったら、俺は違うと思う。まあ、そういうのと一緒にはなりたくない──そういう気持ちはあります」  弥益にとっての、牛久にとっての格闘技とは何か──9月20日(日)、格闘技の聖地で、両者はベルトを賭けた「試合」を通してぶつけ合う。 skyticket Presents DEEP 97 IMPACT 2020年9月20日(日)後楽園ホール開場17:30 開始18:00 ▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R弥益ドミネーター聡志(王者/team SOS)65.55kg牛久絢太郎(挑戦者/K-Clann)65.65kg ▼DEEP女子ミクロ級王者決定戦 5分3Rにっせー(フリー)43.6kg大島沙緒里(AACC)43.9kg ▼DEEPライト級 5分3R中村大介(夕月堂本舗)70.45kg長倉立尚(フリー)70.6kg ▼DEEP JEWELS KICKルール 63kg以下→64.5kg 3分3RKINGレイナ(K-Clann)64.9kg→64.5kg※熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)62.5kg ※レイナが再計量1.50kg体重超過のため、減点2とイエローカード2枚提示で試合開始。熊谷が勝利した場合のみ公式記録に残り、KINGレイナが勝ってもノーコンテストとなる。 ▼DEEPフライ級 5分2Rランボー宏輔(パラエストラ千葉)56.6kg藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)57.05kg ▼DEEPウェルター級 5分2R米田奈央(フリー)77.4kg泰斗(高本道場)76.0kg ▼DEEPバンタム級 5分2R原 虎徹(CAVE)61.5kg日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)61.15kg
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