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【UFC】元Bellator王者マイケル・チャンドラーがUFCと契約「トップで会いしましょう」

2020/09/18 11:09
 UFCは9月17日(日本時間18日)、元Bellator世界ライト級王者のマイケル・チャンドラー(米国)と契約したことを正式に発表した。  UFCと契約したチャンドラーはBellatorの試合動画とともに、「ここに来て11年になりますが、まだ始まったばかりです。たくさんの素晴らしい思い出、忘れられない瞬間があり、このような機会を与えていただいて、とても光栄です。初期の頃からずっと一緒にいてくれたファンの皆さん、ありがとうございました。“ベスト”はまだ来ていません。トップでお会いしましょう」と、SNSに投稿。  続けて、UFCライト級ファイターたちと対峙するコラージュ画像をアップし、「機会を得て謙虚になりました。私たちが通った道にはメッキが施されています。早くショーを見せてあげたい。ファンのみんな、この旅を共にしてくれてありがとう。もしあなたが僕と一緒に旅を始めたばかりなら、しっかりと帽子を下ろして見てほしい。僕たちが知っている“スピード”は1つだけだから。トップで会いしましょう!」「僕がライト級でベストファイターだということを証明できる機会が待ち遠しい」と、唯一無二の存在として、UFCでもトップに立つことを予告している。  チャンドラーは、10月24日にUAEのファイトアイランドで開催される「UFC254」の「UFC世界ライト級王座統一戦」ハビブ・ヌルマゴメドフvs.ジャスティン・ゲイジーのバックアップファイター(どちらかが怪我や病気・感染などで欠場した場合の補欠)として、UAE入りすることになる。  アメリカンフットボールとレスリングをバックボーンに持つ33歳のチャンドラーは、ミズーリ大学時代にレスリング部のキャプテンとして、NCAAディヴィジョン1で活躍。通算戦績100勝以上を誇り、オールアメリカンにも選出されている。  MMA戦績は21勝5敗。2011年11月にエディ・アルバレスを破り、Bellator世界ライト級王座を獲得。再戦で敗れるも、2016年6月の同王座決定戦でパトリッキー・フレイレを右ストレート一発で失神KO、再び王座を獲得。  2017年6月のブレント・プリムス戦で、足首を痛めドクターストップTKO負けで王座陥落も、2018年12月の再戦で判定勝利。リベンジを果たすとともに王座奪還に成功した。  2019年5月、フェザー級王者パトリシオ・ピットブルに1RTKO負けで王座陥落。2019年12月、Bellator JAPANでシドニー・アウトローを2分59秒でKOし再起を遂げると、2020年8月の「Bellator 243」でベンソン・ヘンダーソンとの再戦を、左ストレートで1RKO勝ちを決めていた。  一方、チャンドラーのUFC移籍決定の報に反応したのは、現Bellator世界ライト級&現Beフェザー級W王者のパトリシオ・“ピットブル”・フレイレだ。 「Bellatorのファイターにとっては良くないことだが、僕が倒した元王者(チャンドラー)が、UFCと契約して、すぐにベルト争奪戦のバックアップファイターとして投入されるのは興味深いね。変わらないものもある。メッセージの意味を理解していない人、僕の顔を見て話す勇気がないような人、僕を兄(パトリッキー)と混同している人、兄を通して僕を攻撃しようとしている人、そしてUFCのトップファイターには絶対に勝てないと言っている人もいる」と、ライバルであるチャンドラーの今後に期待を寄せた。  さらに、「すべてのファイターは満足している道を進むべきだ。僕は誰かの選択を批判しているわけじゃない。多くの人がそれについて戯言だけを話しているにもかかわらず、僕はUFCの外に価値があるということを証明していく。それでもうまく納得しない人がいれば、その人のために結果を見せるだけさ」と、チャンドラーを倒している現王者として、Bellatorで存在証明をしていくことを語っている。
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