キックボクシング
インタビュー

【RISE GP】小林愛三、過去一番の追い込みでタイトル獲得に自信「KO一択になるくらいバチバチだと思います」

2020/09/17 21:09
【RISE GP】小林愛三、過去一番の追い込みでタイトル獲得に自信「KO一択になるくらいバチバチだと思います」

小林は「今回は本当に自分が楽しみです」とニッコリ。仕上がり具合にかなり自信があるようだ (C)RISE

 2020年9月20日(日)東京・新宿FACE『RISE GIRLS POWER 3』で開幕する、新設のRISE QUEENフライ級(-52kg)初代王座決定トーナメント。同トーナメントに出場するWPMF女子世界フライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)がオフィシャルインタビューに答えた。

 小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れるまで13戦無敗を誇った。KNOCK OUTでは女子部のエースとして活躍し、2018年12月には伊藤紗弥との国内頂上対決を制す。2019年4月にはイリアーナとKNOCK OUTで再戦し、リベンジにも成功。


 しかし、7月のRISEで計量オーバーのため失格になるというミスを犯してしまった。11月の再起戦ではWPMF世界女子フライ級王者タナンチャノックに挑み、世界王座を奪取。仕切り直しとなった今年7月のRISE初参戦では、これまでの蹴り主体のスタイルからパンチ主体のスタイルに変えてMARIに判定勝ちした。

 RISEの女子部門といえば、優勝賞金300万円の「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」(-47.6kg契約)の開催が話題となっているが、「言葉だったら何とでも言えるので、自分の今回の試合でこのトーナメントはどうなるんだ、ヤバいぞっていう風にさせたいですね」と、それ以上に盛り上げたいと意気込む小林。

 2019年7月に行われた「RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント」にエントリーされながらも、前日計量で規定のリミットをクリアできず失格となった苦い経験を持つ小林。


 それだけに「こんなにチャンスをいただいているので、絶対につかみたいですね。もう一度RISE QUEENのベルトにチャンスをもらえるというのがなかなかないことだと思うので。こういう風にチャンスをいただけることが自分の中でモチベーションになります」と、今度こそRISEの王者にとのモチベーションも高い。

 他のトーナメント出場者はスック・ワンキーントーン女子ミニフライ級王者KOKOZ(TRY HARD GYM)、NJKFミネルヴァ スーパーフライ級王者・聖愛(魁塾)、元J-GIRLSバンタム級王者、元WMC日本スーパーバンタム級王者、元WPMF日本バンタム級王者の三冠王・陣内まどか(フリー)。

「全員試合を生で見たことがある人たちだったので、みんな強いと思いました。どんな人が来ても倒したいって思いました」と強敵ぞろいだと言い、準決勝の対戦相手KOKOZに関しては「ムエタイが結構得意な選手だと思うので、前のRISEでの試合も見たんですけれど、どっちかと言えば待ちのタイプ。今回はそれとは全く真逆な試合になるんだろうなと思いました」と言い、「KO一択になるくらいバチバチだと思います」と打ち合いに持ち込むことを予告。


 KOKOZとは先輩が対戦しており、「その先輩は今はやっていなくて負けてしまったんですけれど、ムエタイが上手だし、距離をとったり駆け引きが上手なイメージがあります」とすでに研究済みで「対策はバッチリです。今回は本当に自分が楽しみです」とニッコリ。

 もう一方の準決勝、聖愛vs陣内については「聖愛選手がどんどん仕掛けていくのかなと思うんですけれど、まどか選手もめちゃくちゃ強い選手だと思っているので、一発一発が的確に強いのかなって思っています。どっちだろう…本当に強ければ倒すと思うので倒した選手が上がってくると思います。一発がどっちも強いので。自分の中では聖愛選手がアグレッシブでKOもたくさんしているし、いずれ同じ階級としてやるのかなって思っていました。まどか選手は紅絹さんたち先輩たちとずっと練習していて、一緒にしたこともあるのでこの選手を超えたいって気持ちが強いです。どっちともやりたいです」と、決勝の相手はどちらでも構わないとした。

 そして「私自身、ベルトを巻いている姿を自分が見たいと思うので、自分が巻くと思います。過去一番追い込んできました。覚悟も決めて日々過ごしているので当日の小林愛三を楽しみにしていてください」と、ベルトを巻くのは自分だと宣言した。

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