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【Bellator】ジョン・フィッチがネイマン・グレイシーに一本負けで引退「僕が引退するのに完璧な相手だった」

2020/09/13 15:09
 2020年9月12日(日本時間13日)米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて、前日の「Bellator 245」に続き、「Bellator 246: Archuleta vs. Mix」が開催された。 ▼ウェルター級 5分3R○ネイマン・グレイシー(ブラジル)170.8ポンド/77.47kg[2R 4分47秒 ヒールフック]×ジョン・フィッチ(米国)170.5ポンド/77.34kg  1R、サウスポー構えのフィッチ。オーソドックス構えのネイマン。左で差して金網まで押し込むフィッチ。ボディロックも四つにするとネイマンは小外から崩して左足にヒールフックへ。ネイマンの手のクラッチを手で剥がすフィッチ。  上を取るネイマンは腰を切って片足を抜くと、背中を譲って立ち上がるフィッチは、腕を餌にネイマンを前に落とす。落ちながら腕十字を狙うネイマンだが、フィッチは両腕をクラッチ。ネイマンの片手を両足で挟む。  2R、左右で詰めてダブルレッグテイクダウンはネイマン。金網背に尻で座るフィッチは左で差してシングルレッグからバックテイクを差せないよう金網づたいに背中を着けて立つ。四つを放して左右ボディを突くネイマン。フィッチは離れ際に右ヒジ。ネイマンはなおもアタック。  金網に詰めて一気にダブルレッグで足を払うように背中を着かせると、中腰からパウンド狙い。下からフィッチは右手でネイマンの左足を手繰って巻き込むが、逆さバックについたネイマンは、バックから両足でフィッチの胴を挟んで頭が下に。  そのまま前転するようにフィッチの足を引き寄せ、下になると左足を右脇に挟んでサドルロックを完成。右手でストレートフットロックの形から、対角の脇に足を挟み直して、足を伸ばすが、フィッチはヒザを曲げる。  もう一度、脇に深く持ち直したネイマンがフィッチのヒザを伸ばし、内ヒールフックを極めると、フィッチがタップ。しばらくして立ち上がったフィッチは、オープンフィンガーグローブをマット中央に置いて、ネイマンの右手を挙げ、勝者を讃えた。  試合後、フィッチは、「長旅だったよ。俺の身体にはいろんなことが染み付いてる。俺にはこれから、ケージを出てからやりたいことがたくさんあるんだ。だからその時がきた」とあらためて引退を表明。  日本語で「犠牲」の2文字を左胸にタトゥーで刻むフィッチは、ケージの中で「ジェイク・シールズと戦って辞めようと思っていた。ローリー(マクドナルド)との試合がドローだったから、また戻って来たんだ。ネイマンは僕が引退するのに完璧な相手だった。彼の試合のために一緒に練習したいくらいだ。みんなありがとう」と感謝の言葉を述べ、周囲の選手・スタッフから大きな拍手を受けて、観客のいないケージから立ち去った。  フィッチの引退の言葉を正座して聞いていたネイマンは、「彼はオールタイムでベストのウェルター級ファイターだった。僕にとって、彼はローリー・マクドナルドに“勝っていた”からチャンピオンなんだ」とそのスタイルと実績を讃えると、「ジョン・ダナハーに感謝している。彼のレッグロックシステムで勝てた。ダナハーのDVDを買ってくれ」と、フィニッシュのヒールフックについて笑顔で振り返った。  ジョン・フィッチの生涯戦績は42戦32勝8敗2分1NC。NCAAディビジョン1で活躍後、レスリング部のコーチだったトム・エリクソンの影響でMMA(総合格闘技)に興味を持ち、2003年9月の「X-1」で日本初試合。UFCで弘中邦佳、郷野聡寛に勝利するなど、日本とも関わりが多く、たびたび来日していた。  2008年8月にはジョルジュ・サンピエールが持つUFC世界ウェルター級王座に挑戦(判定負け)するなど、UFC14勝3敗1分と大きく勝ち越し、連敗することもなかったが、現在では主流となっている高い組み技技術を活かした“グラインド(削る)”スタイルが評価されずUFCをリリース。その後、WSOF世界ウェルター級王者に輝き、PFLを経て、Bellator参戦を果たしていた。
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