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【DEEP】物議を醸したKINGレイナvs.熊谷麻理奈が再戦=9月20日(日)『DEEP 97 IMPACT』後楽園

2020/08/27 10:08
【DEEP】物議を醸したKINGレイナvs.熊谷麻理奈が再戦=9月20日(日)『DEEP 97 IMPACT』後楽園

【写真】熊谷のヒザ蹴りとKINGレイナの右フックが交錯。1カ月後のDEEPで再戦が決定した。

 2020年9月20日(日)に後楽園ホールで開催される『skyticket
Presents DEEP 97 IMPACT』にて、KINGレイナ(K-Clann)と熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)によるキックルールの再戦が決定した。

▼DEEP JEWELS KICKルール 63kg以下 3分3R
KINGレイナ(K-Clann)
熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)

 8月23日の前戦では、ローキックを当て、オーバーハンドフック、アッパーで前進するKINGレイナに対し、熊谷が捌きながらジャブ・ストレート。さらに相手を掴まないテンカオ・ヒザ蹴りをボディに突き刺す展開に。KINGレイナも金網に詰めて熊谷が避けきれないところに左右の連打をまとめていった。

 判定は2-1のスプリットでKINGレイナが辛勝。的確な打撃を当てたと見られた熊谷の敗北に、関係者、現場観戦者、ネット生配信の視聴者から様々な意見が上がるなど、物議をかもす判定となっていた。

 今回の再戦決定に、KINGレイナは、「8月23日の試合内容が納得していませんので、早い段階でDEEP事務局に再戦をお願いしました。今回は圧倒する試合をさせていただきますので、皆様応援よろしくお願い致します」と、自ら再戦を望んだとするコメントを発表。

 一方の熊谷も、「こんなにも早く再戦のチャンスをいただき、DEEP事務局には感謝しています。本当にありがとうございます。そしてKINGレイナ選手と、もう一度戦える事をとても嬉しく思います。今回は誰が見ても分かる様な、そして楽しくて目が離せない試合にします。必ずKOしますので、どうぞ皆様、応援宜しくお願いいたします」と、「誰が見ても分かる」内容での完全決着を誓っている。

「DEEP競技運営機構」が管轄する「DEEP/DEEP JEWELS」正規大会でのDEEPKICKルールでは、「判定の基準等」として、その「優先順位」を、

(1)ダウン数
(2)相手に与えたダメージ
(3)クリーンヒット数
(4)積極性

 の順に評価。各ジャッジは各ラウンドの優劣を10点からの減点方式で採点し、合計点により勝者を決定する、と記している。判定基準で優先順位の最初に挙げられる「ダメージ」をどう見るか。

 試合直後のKINGレイナは、「アッパーストレートが良かった。入り込みながら近距離で打つパンチが当たっていたけど、そこから追えなかった。もっと詰められればいい試合が出来たけど、思ったより詰められる試合ではなかった。頭と身体が一致した動きをしていなくて、不満を持った試合」と、手ごたえと課題を語っていた。

 また、熊谷の攻撃については、「ヒザが効いたかなと思ったけど、それ以外はそんなに効いてる感がなくて。自分の中ではデビューした時から身体が柔らかすぎて(パンチをもらうと)バーンと大きな動きで流れちゃう。それが効いているように見えて判定でマイナスが付けられるところだと思う」と、熊谷のパンチをもらって仰け反っていたのは身体が流れているだけでダメージはないと語っている。

 対する熊谷は、「序盤でKOするつもりが、KINGレイナ選手がタフでヒザを効かせてからの展開が作れなくて判定までいってしまった。相手のローキックは普通に痛かったけど、3Rの試合なので耐えきれると判断してあえて反応しなかった」と、ローを受けた足が赤くなったことで印象が悪かったのではないかと振り返り、「判定に不満はありませんが、私はまだ決着がついていないと思うので再戦したい」と訴えていた。

 互いのスタイルと判定基準を再考した上で、両者はどんな戦いを見せるか。

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