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【RIZIN】江幡塁「僕たちの心の中には春馬がいるし、一緒に戦ってくれていると思います」

2020/08/09 14:08
 2020年8月9日(日)神奈川・横浜みなとみらいのぴあアリーナMMにて、RIZIN2デイズの初日『RIZIN.22-STARTING OVER-』が開催された。  第5試合でシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)からダウンを奪って判定勝ちしたWKBA世界スーパーバンタム級&KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場本部)が、試合後インタビュースペースでコメントした。 「無事に勝つことができて嬉しく思っています。もっとスカッと復帰戦を戦いたかったんですが、今後のいい勉強になりました。3R戦い切りました」と試合を振り返り、「気持ちよく打ち合いにきてくれたというか、前に前にという気持ちが見える選手でした。シュートボクシングのチャンピオンというのもあり、団体を背負って戦う選手は気持ちが強いと感じました」と植山を評した。  いつもの戦い方と違ったのではとの質問には「(タイ人と戦う時は)もっとタイミングを見たり、ヒジがあるので今回みたいな距離感では絶対に戦わないです。今回は頭をくっつけて戦うので、バッティングで切れてしまって。凄く勉強になりました。なるほど、ヒジがないとこういう頭がぶつかり合うような距離感で攻めてくるんだな、と思いました」と言い、「前回の試合から8カ月空きまして、ヒジなしは2試合目で感覚をつかんできたのと、僕自身のRIZINでの戦い方も勉強できました。今後も新日本キックボクシング協会とムエタイで戦いながらRIZINでも戦っていくつもりです」と、RIZINへの継続参戦を希望する。  そして、少年時代からの親友で7月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さんについて江幡は次のように告白。 「僕は3週間前に本当に大切な親友を亡くしてつらい立場になって、もう戦えないかなと思う精神状態にまで行ってコンディションも今までにないようなパニック状態でした。でも僕は格闘家なので、戦うことでメッセージを残せるなと思ったから僕は戦いましたし、僕がリングで輝くことが大きな力になるんじゃないかと思って。その一心で今回リングに上がって、兄もつらかっただろうにピッタリ寄り添ってくれて2人で戦ったなってイメージがあります」 (写真)時折、笑顔も見せた江幡 三浦さんの訃報を聞き、練習を休んでいた時期もあったというが「でもすぐ切り替えようと思って3日、4日…1週間くらいで練習を開始しました。そこは切り替えて周りの方のサポートもありましたし、兄のサポートのおかげで朝も夜もくっついて私生活も励まし合いながら2人で進んできました」。  昨年大晦日、江幡は双子の兄・睦と三浦さんの3人で入場した。今回も「3人で入場しているなと感じて入場しました。僕たちの心の中には春馬がいるし、一緒に戦ってくれていると思います」と、今も三浦さんは自分の心の中で生きているとした。  今回勝つことが供養になると思って戦ったのかとの質問には「特別供養とかは考えていなくて、僕たちには格闘家としてやることがあるし、誓った夢があるので、ブレずに実直にこれからも夢を追いかけて真っ直ぐ生きていきたいと思います」と、誓った夢を実現させることが大事だと話す。 「まだまだ僕たちは格闘技で輝ける、もっともっと輝ける。もっともっと先に行ける、もっと未来がある。今回の試合を通して僕の生き様をリングで見せることに尽きると思います。3人の夢でもある、僕らは格闘技で輝く、トップになると約束したので。僕らはここからまだまだ輝けると思ったので、RIZINという大きな舞台でこういう風にスポットライトを当ててもらって僕たちがずっとやってきたキックボクシング、人生を照らしてもらえるのが凄くありがたく思っています」と、約束を果たすためにもっと輝きたいと語った。
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