大場が『格闘代理戦争』で大活躍した古宮を破り、史上2人目の連覇を達成した
「ガスワンPresents K-1甲子園2020」
2020年8月2日(日)東京・新宿FACE
▼K-1甲子園 -65kgトーナメント決勝戦 3分1R
〇大庭龍華(一橋高校2年)
判定3-0
×古宮 晴(大阪体育大学浪商高校2年)
※大庭が優勝。
決勝は予想通り、K-1甲子園2019 -65kg王者でプロ戦績4勝(2KO)1敗の大庭龍華と、聴覚障害のハンディを持ちながらも『格闘代理戦争』で史上初の3人抜きに成功して4月のプロデビュー戦も勝利で飾った古宮晴の顔合わせとなった。
開始すぐにローブローで中断。再開後、サウスポーの大庭が左ミドルを巧みに当てていき主導権を握る。さらに左ストレート。古宮も左右ストレートを伸ばしてパンチの連打につなげる。蹴られてもすぐに打ち返す古宮だが、大庭がパワフルな左ミドル、ヒザ蹴りで主導権を譲らず。大庭が近藤魁成に続く、史上2人目の連覇を達成した。
▼K-1甲子園 -60kgトーナメント決勝戦 3分1R
×藪崎 陸(星稜高校3年)
KO ※左ハイキック
〇松山勇汰(田柄高校2年)
※松山が優勝。
藪崎は『格闘代理戦争』に木村組の一員として出場したことがある。松山は小学生で極真空手、中学2年生でキックボクシングを始めた選手。
サウスポーの松山は左の蹴りとストレート、右前蹴りで軽快に動きながら攻撃。相手もパンチを出して前へ出る。相手も小気味よくパンチを繰り出して松山にロープを背負わせるが、松山が蹴りで押し返して左ハイからコーナーへ詰めての左ストレートでダウンを奪う。相手は距離を詰めてパンチで倒しにかかったが、最後は松山が見事なタイミングで左ハイを決めて鮮やかなKO勝ちで優勝を飾った。
▼K-1甲子園 -55kgトーナメント決勝戦 3分1R
〇野田 蒼(STYLE高等学院3年)
判定3-0
×大村修輝(荒川商業高校3年)
※野田が優勝。
野田はすでにプロデビューしており、2勝1敗1分の戦績。大村は名門パワー・オブ・ドリームで練習を積む選手。
サウスポーの大村は左ミドル、野田はパンチを出しながら前へ出るが大村の蹴りがローブローになり一時中断。再開後もお互いに頭を下げるためバッティングが発生。再開後、左ミドルを蹴る大村だが、両者とも頭を下げてフックを打つためバッティングが多発。再開後の打ち合いで野田が左フックでダウンを奪い、大村は取り返しに打ち合いに行ったが時間切れ。野田の優勝となった。