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【K-1】2018年ベストバウトの安保瑠輝也vs山崎秀晃、同じ大阪でタイトル懸けて再戦、挑戦者・山崎は「格闘家としての集大成」

2020/07/17 18:07
2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月17日(月)都内で行われ、対戦カード第一弾が発表された。  K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ(3分3R延長1R)、王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)vs挑戦者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が決定。  安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代王座に就いた。12月28日にはゲーオを相手に初防衛戦を行い、またも延長戦の末に判定勝ち。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。  山崎は伝統派空手からキックボクシングに転向し、2009年12月にKrushデビュー。強打と多彩な蹴り技で白星を重ね、Krushでライト級とスーパー・ライト級で2階級制覇を達成。その後はK-1で活躍していたが今年1月に古巣のKrushへ4年2カ月ぶりに参戦し、堀井翼をKO。3月のK-1では寺島輝もKOし、現在4連勝、3連続KO勝ち中と絶好調。  両者は2018年12月のK-1大阪大会で激突。そのときは大激闘の末に安保が延長Rで、ハイキックを決めてKO勝利を飾り、この一戦は「K-1 AWARDS 2018」のベストバウトにも選出された名勝負となった。同じ大阪で名勝負の再現となるか。  この一戦について中村拓己K-1プロデューサーは「安保選手は積極的に防衛戦を重ね、ベルトと一緒に磨かれてきたチャンピオン。新生K-1旗揚げ戦にも参戦している山崎選手は、まだK-1のベルトを巻いたことがない。ケガで戦線離脱した時期もあったが、昨年の復帰以降は調子を上げてきて、今回のチャンスをつかんだ。『K-1 AWARDS 2018』の年間ベストバウトに選ばれた試合が、今回はK-1のタイトルマッチ、そして再び大阪大会で実現することになったが、前回を超えるような試合を期待したい」とコメント。  王者・安保は山崎にリスペクトを持っているとしつつも、「心の底からやりたいマッチメイクではない。この試合で勝って、自分の次なる展望をリング上で言わせてもらう」と必勝を宣言。一方の山崎は「格闘家としての集大成、ラストチャンスのつもりで挑む。生きた証を残したい」と並々ならぬ思いを明かした。 ●山崎秀晃のコメント「大阪大会で安保選手とリベンジ、タイトルマッチということで。格闘家としての集大成、結果がすべて。必ず勝ちにいきたいと思います、よろしくお願いします。(試合が決まったときの心境は?)安保選手とは二回目で、前回はベストバウトをいただきまいた。でも、敗戦でのベストバウトで、自分としても喜んでいいのかどうなのかっていう心境でした。前回は安保選手が『山崎選手にリスペクトを持って対戦します』ということやったんですけど、今回は立場が逆転というか。今回は自分が挑戦させていただくということで、リスペクトを込めて挑もうという心境です。 (対戦相手の印象は?)前回の大阪から変わらないですけど、リーチの長い攻撃と、パワーのあるしっかりした攻撃力がある。倒せる、しっかり魅せる格闘技をしてる選手だなと思います。(年齢的に減量やコンディショニングに不安は?)自分はしっかりキャリアの中で、いつ何kg、こういう状態でというのは把握できてます。筋力量と相談しながら、うまい具合に減量もできてますし。年齢のせいじゃないですけど、減量も楽しめるような域に来てるような気がします。 (今回は逃すとチャンスは……という気持ちは?)もちろん、ラストチャンスのつもりで挑みますし。年齢も年齢ですけど、いまが一番いい状態だと思うので。この時期に受けてくれた安保選手、K-1関係者のかたに感謝ですね。その思いも込めて、応援してくれてる人の思いも込めて、集大成を見せたいと思っているので、期待していただければ、と思います。(なかなかベルトに手が届かなかったが、ベルトに対する思いは?)あまり口で言うと悔しさというか、いろいろ湧き出てくるものがありますけど。まあ、いろんな格闘技がありますけど、自分は小さいときからK-1が大好きで。そこに生きた証を残したいと思います」 ●安保瑠輝也のコメント「4連続タイトルマッチということになって、山崎選手は最近、調子よくKOもやってるんで、このへんでやってもいいかなというかたちで、試合を受けました。よろしくお願いします。(試合が決まったときの心境は?)いまでも山崎選手にはリスペクトは持ってますけど、一回KOで勝ってる相手なんで。自分自身、心の底からやりたいマッチメイクではないです、正直。だから、この試合で勝って、自分の次なる展望をリング上で言わせてもらいます。 (対戦相手の印象は?)自分も変わらないですね。肩が強くて、パンチが強いっていう印象ですね。でも(前戦は)一年半前の試合で、そこからお互い4戦して同じく4連勝ですけど、戦ってる相手の質やレベルが全然違うので。試合ではそういう部分の差が出ると思います。(前回は減量で問題があったようだが、今回は?)がんばります(苦笑)。ちょっと早めに体重を落として、調整していこうかな、と。それが一番、自分の中でも不安要素ではありますね。(それがうまくいけば不安はない?)うまくいきますよ。うまくいかせます。 (山崎選手の「受けてくれた安保選手に感謝」という言葉を聞いて?)素直にうれしいです。うれしいですけど、さっきも言ったようにこの一年半で戦ってきた相手、勝ってきた相手のレベルが違うので、そこの差は見せていかないとなって思ってるので。一年半前のような盛り上がる試合は、もちろん見せます。見せますけど、もっと圧倒的に、一方的な展開を作ってやろうかなと思っています。 (自分が主役の大会にしたいという思いは?)それはもちろんありますね。今回は防衛戦をやるんですけど、タイトルあっちは三連続になるので。ベルトを守る戦いをする、その段階はもう終わったと思います。この試合がメインイベントかどうかわかりませんが、試合内容でも他を食っていくような試合を見せたいと思ってます」
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