2020年7月7日、RIZIN FFオフィシャルYouTubeチャンネルにて、榊原信行CEOがインターネット会見を行った。
榊原CEOは「RIZINとしては正直、弱音を吐きたくなるような状況に陥っています。すでにここまで3大会、4月19日横浜、5月17日仙台。7月5日は大阪でやろうと思っていました。ここで少なくとも7億の売り上げを上げてまた次の大会を作っていく予定でした」と、3大会が中止になったことを明かす(横浜以外は未発表)。
また、4月のインターネット会見でぶち上げた“真夏のメガイベント”に関しても新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて「いつも以上の規模で取り戻そうという話をしましたが、それも叶わぬ現実となってしまった」と開催を断念。
そこで発表されたのが8月9日(日)と10日(月・祝)、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある「ぴあアリーナMM」にて、「RIZIN.22」「RIZIN.23」の2デイズ連続開催だ。1万人収容の会場に1日5000人の規模で行う。
榊原CEOは「RIZINの一番大きな収入の柱はチケット売り上げでした。その売り上げが半減します。半減するからと言ってファイトマネーを半分にするねとか、演出とか音響とか今までのRIZINの空間を彩っていたものをしょぼくしたくない。そのために皆の支援をお願いしたいと思います。クラウドファンディングをします。やせ我慢している場合じゃない」とクラウドファンディングで資金を募ることを呼び掛けた。
第一弾の対戦カード発表は7月9日(木)。「まだかまだかと戦える日を待っている選手ばかりなので、思い切りのいいカードを発表できると思っています」という。海外の選手は入国規制があるため、オール日本人対決で行うことも発表された。「メイド・イン・ジャパンのRIZINだからこそ、女性の選手もいますが日本のサムライとして生き様をRIZINという舞台でさらけ出してくれると思います。選手は120%の力を見せてくれると思います」
そして「僕は逃げずにRIZINと、コロナと向き合って全力でRIZINのために生きていこうと思っています」との決意を表明した。