2020年6月14日(日)神奈川・横浜ぴあアリーナMM『RISE WORLD SERIES 2020 -63kg Tournament 1st ROUND』で、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)との対戦が決まっていた三階級制覇王者・裕樹(ANCHOR GYM)。
この試合は裕樹のファイナルマッチとして行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止。試合も延期となってしまった。
裕樹は現在発売中の格闘技雑誌『ゴング格闘技 2020年7月号』にて、試合の延期は「しゃあない」とし、1年後になろうとも最後の試合は那須川と観客の前で戦いたいとインタビューに答えている。
自身が会長を務めるANCHOR GYMに、那須川をセミナーで招いた際にはスパーリングを行っており、6月16日(火)にはその動画をSNSにて公開(ANCHOR GYMの公式YouTubeチャンネルに2018年10月14日にアップされているもの)。
(写真)倒すまでには至らない時でも確実に効かせてきた裕樹の鬼のローキック 裕樹は新たにコメントを付け足し、「2018年10.14、アンカージムにて那須川天心選手テクニックセミナーを開催しました。その際、軽いスパーをしましたが…動きが異次元過ぎて勝てる気がしない…というか、それ以前に当たる気がしなかったです(笑)」とのコメントの後に、「約2年後経ちました。2020年、引退試合で天心君と戦う事になりました。今は、倒せると自分を信じています。人は何歳になっても“成長できる”という事を、この動画を通してみんなに伝えたい」と、2年前の「勝てる気がしない」「それ以前に当たる気がしなかった」自分よりも成長した姿を見せたいと綴った。
そして、「今年38歳ですが年齢は関係なし! 世界最強の那須川天心をローキックで倒す!」と、数々の強敵をマットに沈めてきた“鬼のローキック”で最後に那須川を倒すと宣言。
裕樹vs那須川の実現時期について伊藤隆RISE代表は、「裕樹の引退試合で最後なので、無観客は違うかなと。彼は体重調整もあるので、一度切れた気持ちもあるので秋のWORLD SERIESでやりたいと思います」と話している。