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コラム

【2002年5月の格闘技】山本“KID”徳郁が5戦目で初黒星、大流血のTKO負け

2020/05/30 18:05
 1986年10月に創刊され、30年以上の歴史を誇る格闘技雑誌『ゴング格闘技』が、秘蔵写真と共に過去5月にあった歴史的な試合や様々な出来事を振り返る。36回目は2002年5月5日、東京・後楽園ホールで行われた『プロフェッショナル修斗公式戦』から、山本“KID”徳郁(ピュアブレッド大宮)が初黒星を喫した一戦。  2001年3月にプロデビューしたKIDは3連勝を収めたが、同年12月のジョシュ・トムソン戦ではローブローによる無効試合、2002年3月には対戦相手のキャンセルによって初のメインイベントが中止となり、5月5日に約半年ぶりの試合を迎えた。  対戦相手のライト級3位ステファン・パーリング(アメリカ)は“神の拳”と称される強打を武器とし、五味隆典と無敵の修斗世界ライト級王者アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラには敗れたものの、阿部裕幸と野中公人には勝利している。同級8位のKIDにとっては最短で王者ノゲイラに挑戦するためにクリアーしておきたい相手だった。  1R開始のゴングが鳴った直後、飛びヒザ蹴りの奇襲をかけたKIDをパンチで迎え撃つパーリング。KIDはサウスポー構えで距離を取り、タックルの機会をうかがう。パーリングはジャブでけん制。KIDが両足タックルに入ってきた瞬間、パーリングはその軌道に右ヒザ蹴りを合わせた。骨と骨がぶつかり合う乾いた音が響き渡る。  構わずドライブして両足を掴んだまま前に出るKID。大きく抱え上げるとマットに叩きつけ、パーリングはガードポジションをとる。ここでレフェリーがKIDの顔を覗き込むと、KIDは右の額を大きくカットして大流血。KIDが顔を上げたところでドクターチェックとなり、KIDは“まだやれる”と抵抗したが、試合続行不可能でゴングが要請され1R30秒、パーリングのTKO勝ちとなった。  5戦目で初黒星となったKIDは「向かい合ってみて負ける気は全然しなかった。次にやったら絶対に勝つ。こんなのかすり傷。あのままやってたら絶対に勝っていた。今、今すぐ、もう一度やりたい。絶対に負けないのに悔しい。カットしたのは分かったから『一発殴ってKOしてやろう』と思ったんですけれど…。身体は全く疲れていないし、あの人で3位? って感じです」と悔しさをにじませた。
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