(C)ONE Championship
2020年4月27日、団体初となる公式ランキングを発表したONE Championship。ランクインした日本の11選手(猿田洋祐/内藤禎貴/若松佑弥/佐藤将光/上久保周哉/竹中大地/松嶋こよみ/山田哲也/青木真也/山口芽生/三浦彩佳)のコメントが主催者より届いた。
各選手がランキングの順位、次戦で対戦したい選手、世界王者との距離、ファンへのメッセージ等について語っている。
◆猿田洋祐(ONEストロー級1位)
「ストロー級のベルトを取り返す」
▼ONEストロー級
世界王者|ジョシュア・パシオ(フィリピン)
1. 猿田洋祐(日本)
2. 内藤禎貴(日本)
3. レネ・カタラン(フィリピン)
4. アレックス・シウバ(ブラジル)
5. リト・アディワン(フィリピン)
「(ストロー級ランキング1位について)公式ランキングによって選手としての評価とベルト奪還に向けて自分の位置が明確になって良かったです。
(次戦で対戦したいのは)いまランキング1位なので、もちろん(世界王者のジョシュア)パシオ選手とのタイトルマッチを希望します。
(世界王者との距離をどのように感じている?)今は1カ月前と違い充分な練習が出来ていないので難しいですが、元の練習環境に戻る事が出来れば、パシオ選手との差は無いと思います。今は試合に勝つ為に試合映像を観て研究をしたり、1人で出来る基礎練習やフィジカル強化に力を入れています。
(ファンへメッセージを)今年はどんな困難な状況であっても諦めずにONEストロー級のベルトを取り返すと決めています。世界のトップに戻る為に毎日自分自身と戦っています。コロナウイルスの影響で大変な状況ですが、皆さん一緒に頑張りましょう!」
◆内藤禎貴(ONEストロー級2位)
「2位がどういう選手なのか、少しでも気にしていただけたら」
「(ストロー級ランキング2位について)ランキング入りできてとても嬉しいです。同時に落ちてしまわないかという心配でいっぱいです。
(次戦で対戦したいのは)可能であるならばやはり目標としている王者(ジョシュア・パシオ)と戦わせていただきたいです。
(世界王者との距離をどのように感じている?)だいぶ距離を離されてしまったと思うので、少しでも近づけるように、ちょっとずつ出来ることからやっていきたいです。
(ファンへメッセージを)2位という地位のやつがどういう選手なのか、少しでも気にしていただけたら幸いです。頑張りたいと思います」
◆若松佑弥(ONEフライ級4位)
「あと3戦くらいでタイトルに届く」
▼ONEフライ級
世界王者|アドリアーノ・モラエス(ブラジル)
1. デメトリアス・ジョンソン(米国)
2. ダニー・キンガッド(フィリピン)
3. カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
4. 若松佑弥(日本)
5. リース・マクラーレン(豪州)
「(フライ級ランキング4位について)素直に入れて嬉しいです。
(次戦で対戦したいのは)ダニー・キンガッド、リース・マクラーレン、カイラット(・アクメトフ)あたり。
(世界王者アドリアーノ・モラエスとの距離をどう感じている?)正直、距離は本当にどんぐりの背比べくらいだと思うので一戦一戦確実に勝っていけば挑戦出来ると思います。
(ファンへメッセージを)あと3戦くらいでタイトルに届くと思うので勝負の時だと思います。前より確実に強くなったyuya wakamatsuを見せたいと思うので、今後とも応援宜しくお願いします! 楽しみにしてください!」
◆佐藤将光(ONEバンタム級2位)
「指名できるならビビアーノ、リネカーと対戦したい」
▼ONEバンタム級
世界王者|ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
1. ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
2. 佐藤将光(日本)
3. ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)
4. 上久保周哉(日本)
5. 竹中大地(日本)
「(バンタム級ランキング2位について)今までの試合がしっかりと評価されていたことが分かり嬉しい。ベルト射程圏内に入ってるんだなと。
(次戦は)ONEが選んだ選手でファンが見たいカードであれば誰でも闘います。指名できるなら(現世界王者の)ビビアーノ(・フェルナンデス)と、(ジョン・)リネカーと。
(世界王者との距離をどう感じている?)そう遠くはない。変わらず必死に毎日練習ですかね。
(ファンへメッセージを)こ今は大変な状況ですが、また大会ができる状況になりましたら元気に会場でお会いできるよう乗り越えていきましょう!」
◆上久保周哉(ONEバンタム級4位)
「ただ試合に勝ち続けるだけでは実現しない」
「(バンタム級ランキング4位について)ランキングの数字ほど自分が強いとは思っていません。ただの数字なのでいつでも変動するものと思っていますので、それほど気になりません。
(次戦は)特に誰と対戦したいと思うようなことは今はもうありません。
(世界王者ビビアーノ・フェルナンデスとの距離をどれくらいと感じる?)対戦するという意味では、かなり遠いところにいると思います。実現させる為に何が必要かと言われると、マッチメーカーや観客に気に入られる為に、試合内外でのパフォーマンスが必要とされると思います。ただ試合に勝ち続ける事だけでは実現しないと思っています。
(ファンへメッセージを)こういったランキングが発表された事でファンは大会や試合を更に見やすく楽しめると思います。我々アスリートはランキングの数字に惑わされる事なく、更には王者になる事だけに留まることのないように日々トレーニングの日々を過ごしています。現状は世界中が見えない敵と戦っている最中であり、我々アスリートも例外なくこの戦いに参加しています。
今は我慢の期間ですが、この期間にランキング入りしたアスリートの過去の試合を振り返り、大会が再開した際により楽しめるように準備していただけたらと思います。ランキングに入った選手も今回入らなかった選手も過去の試合を超えるパフォーマンスを披露してくれると思います。そうなる日々が再び訪れるようセルフディフェンスに努めましょう」
◆竹中大地(ONEバンタム級5位)
「次は新しい挑戦をする」
「(バンタム級ランキング5位について)ONEのような舞台で評価してもらえるのは光栄な事やと思っています。
(次戦は)次は新しい挑戦をするので、その中で強い選手と対戦したいです。
(世界王者ビビアーノ・フェルナンデスとの距離をどれくらいと感じる?)前回負けてます(11月にユーサップ・サーデュラエフにスプリット判定負け)し、タイトルマッチまではまだかかると思います。(必要なことは?)インパクトを残すような試合をして勝つ事です。
(ファンへメッセージを)次いつ試合ができるか分かりませんが、またONEの舞台で試合をする事を想像して楽しみにしています。ランキングも5位と、まだまだ上がいるので用意された相手をしっかり倒していきます」
◆松嶋こよみ(ONEフェザー級2位)
「タイトルに繋がるような試合をしていきたい」
▼ONEフェザー級
世界王者|マーティン・ニューイェン(ベトナム/豪州)
1. クリスチャン・リー(シンガポール)
2. 松嶋こよみ(日本)
3. タン・リー(ベトナム/米国)
4. 山田哲也(日本)
5. ゲイリー・トノン(米国)
「(フェザー級ランキング2位は)急に決まったランキングなので正直あまり実感が湧きませんが、この位置に甘んじる事なくどんどん上を目指したいです。
(次戦については)決まった相手はいません。タイトルに繋がるような試合をしていきたいです。
(世界王者マーティン・ニューイェンとの距離をどう感じている?)負けてまだ、一つ勝ちを取り戻したばかりなのでまだ遠いと思います。
(ファンへメッセージを)一つひとつ勝ちを積み重ねてタイトルに再挑戦できるようにしますので、応援よろしくお願いします」
◆山田哲也(ONEフェザー級4位)
「ナラントンガラグかチャンミンと戦いたい」
「(フェザー級ランキング4位は)世界最高峰の格闘技団体であるONEから自分のことを評価していただき、公式ランキングに入れたことはとても嬉しく思います! ただ、直近の試合で負けていたこともあり(マラット・ガフロフに判定負け)、ランキング入りは正直意外でした。
(次戦は)元王者のジャダンバ(ナラントンガラグ)か、ONEで4連勝中のユン・チャンミンと戦いたいです。
(世界王者との距離について)現在ランキング4位ですが、最低でも2勝はしないと、チャンピオンの背中は見えてこないかと思います。世界的に厳しい状況ですが、今できるトレーニングを続けて、自分を日々高めていくしかないです。
(ファンへメッセージを)最近は出番も少なく、パッとしない試合をしてしまっていますが、ONEの公式ランキングで4位に入ったことでまた気合いが入りました。自分の持ち味はアグレッシブさとフィニッシュ率の高さなので、今後も激しくスリルある試合をして、フェザー級のチャンピオンになることを目指していこうと思います」
◆青木真也(ONEライト級5位)
「(クリスチャン・リーとの距離は)近いようで遠い」
▼ONEライト級
世界王者|クリスチャン・リー(シンガポール)
1. ユーリ・ラピクス(モルドバ)
2. ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
3. ピーター・バウシュト(オランダ)
4. ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
5. 青木真也(日本)
「(ライト級ランキング5位は)人が決めたものなので、そう見られているのかと。
(次戦については)昨年10月より(MMAの)試合が組まれていないので、まずは試合をしたい。誰とは特にこだわりはないです。
(世界王者クリスチャン・リーとの距離をどう捉えているか)近いようで遠いんじゃないですかね。そのためにはまずは目の前にあることをやります。
(ファンへメッセージを)コツコツやっていきます」
◆山口芽生(ONE女子アトム級4位)
「3位のリン・ホーチンと対戦したい」
▼ONE女子アトム級
世界王者|アンジェラ・リー(シンガポール)
1. デニス・ ザンボアンガ(フィリピン)
2. メン・ボー(中国)
3. リン・ホーチン(中国)
4. 山口芽生(日本)
5. ジナ・イニオン(フィリピン)
「(アトム級ランキング4位は)嬉しいですが、2、3位に対戦したことの無い選手の名前があるので、喜ぶのはまだ早いかなと思います。(次戦は)3位のリン・ホーチン選手と対戦したいです。
(世界王者アンジェラ・リーとの距離を縮める為に何をすべき?)2度対戦して相性は良いので、(試合が)決まれば直ぐに受けたいですが、1~3位の選手と対戦してからになると思います。
(ファンへメッセージを)益々レベルが高くなっているONE Championshipのランキングに入る事ができ、光栄です。いつも日本から沢山の応援をして頂きパワーを貰っているので、これからも思い切ったパフォーマンスを皆さんに楽しんで貰えるよう、心も身体も磨いていきます! 引き続き応援宜しくお願い致します」
◆三浦彩佳(ONE女子ストロー級4位)
「ティファニー・テオと再戦したい」
▼ONE女子ストロー級
世界王者|ション・ジンナン(中国)
1. ティファニー・テオ(シンガポール)
2. ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)
3. アンジェラ・リー(シンガポール)
4. 三浦彩佳(日本)
5. マイラ・マザール(ブラジル)
「ストロー級ランキング(4位)は予想通りの位置だと思いました。
(次戦は)戦うなら(ティファニー・)テオと再戦。(世界王者のション・)ジンナンと試合をしたいです。
(ファンへメッセージを)いつも応援ありがとうございます。次の試合は必ず勝って復活したいと思います。その為に今は踏ん張る時期だと思います。皆さんの力に少しでもなれたらと思います。今後とも応援よろしくお願いします」