2020年4月16日(木)東京・後楽園ホールでの開催が決まっていたムエタイイベント『SUK WAN KINGTHONG』が、新型コロナウイルスの影響で開催中止となった。
主催者はリリースにて「試合に向け調整していた選手、関係者、楽しみにしてくださったファンの皆様方には心よりお詫び申し上げます。今回予定しておりました試合は次回以降の興行で関係各所とスケジュールを調整し可能な限り開催致します。大変残念ではありますが 無観客で行う事は難しく このようなご報告になりました」と伝えている。
同大会のメインイベントでは梅野源治(PHOENIX)が、ラジャダムナンスタジアム認定ライト級6位&ルンピニー同級3位タパオゲーウ・シンマウィン(タイ)とWMOムエタイ世界ライト級王座決定戦を行う一戦が決まっていたほか、WPMF世界スーパーミドル級王座決定戦としてWMCインターナショナル・ミドル級王者チョークダムロン・チョートバンセン(タイ)vs松倉信太郎(トライハードジム)、スックワンキントーン認定ライト級タイトルマッチの王者・雅駿介(PHOENIX)vs挑戦者ロムイーサン・シットソーウン(タイ)などが決まっていた。 梅野は自身のSNSにて「こんな大変な時に"応援に行こう"と思っていただけたことにただただ感謝」との気持ちを伝え、松倉も「試合が中止になってしまいました。 平日のお忙しい中お時間を作って頂いた皆様、期待して下さってた皆様、応援して下さってた皆様、本当に申し訳ないです。 格闘家なので日々やる事は変わらないし、ムエタイに対する準備時間も増えたのでしっかり準備してこのベルトは獲ります」と前向きなコメントを投稿している。 タイでは26日に非常事態宣言が出されており、タイでの労働許可証を持っていない旅行者などの入国は全面的に禁止され、首都バンコクと郊外の境界付近では警察官による検温や身分証の確認などが行われている。