K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】レオナ・ペタス、村越優汰に圧倒的勝利で「結果を出して武尊選手に何も言えないようにさせる」

2020/03/15 13:03
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』に出場する、Krushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が都内所属ジムにて公開練習を行った。  第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)と対戦するレオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央らを撃破。2019年6月のK-1ではK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝(優勝は武尊)の実績を持つ小宮山工介をもKOした。9月には西京佑馬を下して第9代Krushスーパー・フェザー級王座に就き、12月には山本直樹をKOして初防衛に成功している。戦績は26勝(11KO) 5敗1分。  武尊戦を熱望している者同士のスーパー・フェザー級注目の日本人対決。試合8日前とあって「今はいつも通り疲労が溜まっている」というレオナだが、ミット打ちでは得意の左ジャブ、右ストレートやヒザ蹴りに加え、村越とのテクニシャン対決も意識してか前蹴りも披露。「今は疲れていますが、すごく体調が良い。疲労を抜いた時にヤバイものを見せられるんじゃないかなと思います」と試合当日には最高のコンディションまで仕上げる手応えを感じている。  昨年12月のKrushでの防衛戦後から村越戦が決まるまで、課題であるインファイトの改善に取り組んできたというレオナ。村越戦が決まってからは村越戦に集中した練習も続けつつ、自分のファイトスタイルを磨くことを意識している。 「今、自分の課題はあまり深く考えないようにしています。深く考えないことによって、逆に自分の良いところが出て、その良いところで悪いとこらをカバー出来ているので。自分は本当に最強になりたくて、今はアウトボクシングだけでも全然勝てちゃうんですけど、僕はもっともっと強い選手と戦って勝ちたい。だったら今の自分のスタイルにはないインファイトも出来る様になったら、最強に近づけるじゃないですか。  僕も格闘家としてピークでいられるのがあと何年か分からないし、もしかしたら次の試合で身体が壊れちゃうかもしれない。だから自分のピークに向けて一番強くなるために全力で毎日取り組みたいと思います。今のままではある程度のところまでしか行かないと思うので、それだったら何事にも妥協せず、自分に足りないところを補えば一番うまくいけるかなって思ってます」  この試合をスーパー・フェザー級の日本人トップ対決と見る向きもあるが、レオナは村越を「上手な選手というだけで、別に彼がトップだと思わない。一階級下のフェザー級でチャンピオンになっただけ。甘くないことを分からせないといけない」と一刀両断。村越が「武尊戦の後なのでモチベーションが上がらない」や「自分が目指しているのは武尊へのリベンジ。レオナ選手を相手にしていられない」とレオナは眼中にないと言わんばかりの発言をしていることに対しては「村越選手に言いたいこと? 何もないっすね。とりあえず試合中に心が折れんなよと。ちゃんと3分3R立ってろよ」と怒りを露わにした。  レオナは村越とのテクニシャン対決に自信を見せる一方「KOはあくまで相手の戦い方次第。自分の戦いを貫き通して勝利する」ことをテーマに掲げている。。 「村越戦に関してはアウトボクサーですけど、全然僕の方がアウトボクシングは上手いので。リーチもあるし60kgで戦ってきた経験も僕の方が多いので全然余裕です。あっちがアウトボクシングをやるなら、それ以上のアウトボクシングをやって何も出来ないようにしてやろうかなと。もし打ち合いに来てくれるんだったら、ガッツリと受けて立ちます。相手がどちらで来てもいいかなと思います。結局勝つのは僕なので。 (今回はKOで倒すのがモチベーション?)もちろんKOで勝つために練習はしてきたんですけど、相手あっての試合なのでどうなるかは分かんない。向こうがポイントアウトして逃げるんだったら、僕がそれ以上にポイントアウトしちゃえばいいし、みんなはKOを狙ってるだろうと思ってるかもしれないですけど、僕は地道に行こうと思っていて。KOしなくても勝てば次につながるし、負けなきゃいいかなって思ってます。まあそうやって練習しちゃうと仕上がりがあんまり良くないので(苦笑)、練習自体はKO勝ち出来るようにやってきました。 (村越は)待ちの選手なので僕が行けば噛み合うかもしれないですけど、行かなかったら結局待ちになっちゃう。リーチを考えても向こうの攻撃は当たらないだろうし、向こうが来なきゃいけないスタイルになるでしょう。そうなった時が面白いんじゃないんですかね。(村越がどう出てくるか)僕自身一番楽しみにしてますね」  今大会では自身が熱望していた武尊戦は実現せず、それならばと「ゴチャゴチャ言われるのは面倒くさいので、同じ階級の選手は全員潰します」と言い放ったレオナ。「実績を積めと(武尊から)言われたけど、実績自体は全然ある。ただK-1を見てる人全員がKrushを見てるかと言ったらそういうわけじゃないと思うので。だったらK-1でみんな倒せば実績どうこうもないでしょ? って感じです。  僕は普通にK-1に出ている選手も全員倒す自信があるので、結果を出して武尊選手に何も言えないようにしようかなって思ってます。むしろそこに至る前に、次の試合で僕が明確に差をつけた勝ちを見せつけたら、武尊選手の方から焦って『レオナとやりたい』と言うと思いますよ」  武尊は『K'FESTA.3』のダブルタイトルマッチを皮切りに「K-1最強を証明するために世界チャンピオンを全部倒して世界統一する」と発言をしているが、レオナは「外向きの発言をする前に、内側を全部統一した方がいいんじゃないかなと。おそらく日本人で最後の1人で残っているのは僕なので。僕を倒してからそういう発言をするべきじゃないかと思ってます」と反論。  記者に「世界最強の敵は既にK-1の中にいる?」と問われると「周りがどう思ってるかは分からないですけれど、僕はそう自負してます」と自分を倒さずに世界最強は名乗らせないと続けた。  最後に初めてのK'FESTA出場に向けて「さいたまスーパーアリーナで試合するのは初めてで、会場に飲み込まれないようにしっかり気をつけてやろうと思ってます。それ以外は今まで通りやれば変わらないと思ってます。本当にでっかい試合なので、みんなKOを狙うとか言いますけど、周りに流されないように気をつける。自分のペースを崩すと負けるかもしれないので、僕は自分を貫いて戦いたいと思ってます」と意気込みを語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント