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2020年3月8日、北海道札幌市・琴似コンカリーニョにて、『PFC.23&STONES.4』が開催された。
道内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、入場者に感染予防スクリーニングが実施された同大会。検温による体温チェック、手洗い、うがい、消毒、マスクの着用が求められ、大会中3度、会場の入り口、裏口、側面の窓・ドアなどを開放して換気をしながら試合は行われた。スクリーニングの結果、実際に第3試合では、一方の選手に微熱が認められたため、試合が中止となっている。
また、試合前には注意喚起として、スクリーンを使ったメディカルスタッフによる正しい手洗い、うがい、消毒などのやり方がレクチャーされ、客席も間隔を開けて座る形がとられた。
欠場選手などもあり対戦カードが変更されるなか、急遽YouTubeでの初LIVE配信も行われた同大会。
Wメインイベントとして行なわれたフライ級トーナメント一回戦では、ザ・タイガー石井(とらの子レスリングクラブ)が腕十字によるTKO、田中智也(fit)が腕ひしぎ腕固めで、それぞれフィニッシュするなど、熱戦が展開された。
次回大会は、2020年5月9日(土)同じく琴似コンカリーニョにて「PFC.24」が行われる予定。メインはフライ級トーナメント決勝戦が予定されている。
【PFC.23 試合結果】
▼WメインイベントⅡ MMAルール フライ級トーナメント一回戦第2試合 5分2R延長1R
○ザ・タイガー石井(とらの子レスリングクラブ)
[2R 3分18秒 TKO] ※石井の腕十字にタオル投入
×亀松寛都(POD)デビュー戦
1R、オーソドックス構えから跳びヒザ、右ミドルで詰める亀松は跳びついてのギロチンチョークに。ゆっくり下に落として頭を抜いた石井。亀松のシングルレッグに下を取るもキムラクラッチからアームバー狙い。
2R、左で差してボディロックから投げを狙う亀松だが、腰の強い石井は倒れず上に。下からダブルレッグで上になる亀松をネルソンにとらえる石井は腹固めから、ツイスター、腕十字狙い。上体を起こした亀松に、下からキムラロックで回して右腕を脇下に挟んで腕十字。タオルが投入され、石井のTKO勝ちとなった。
試合後は5月9日、「PFC.24」でのトーナメント決勝戦に向け、ケージインした田中智也と記念撮影。石井は「田中選手もすごく強いんで、僕も今日の(戦いぶり)だと危ういんで、きっちりとした良い状態にしたいと思います」と語った。
▼WメインイベントⅠ MMAルール フライ級トーナメント一回戦 第1試合 5分2R延長1R
×ソン・センジュ(ジャクソン道場)4位
[1R 1分50秒 腕ひしぎ腕固め]
○田中智也(fit)
サウスポー構えのソンに対し、オーソドックス構えの田中。田中の右ミドルを避けたソンが左から右を振ってダブルレッグテイクダウン。いったんはサイドを奪われた田中だが、左でオーバーフックし、腰を切って足を戻してソンをインサイドに入れると、三角絞め! 下からヒジも突き上げ、三角クラッチのまま腕を極めた。
試合後、田中はケージのなかで「コロナとかの影響で観客の方もご苦労されて来てもらったかと思いますが、ありがとうございます。ソン選手、対戦楽しかったです。ありがとうございます。次は決勝です。僕はもともとバンタム級1位の選手で、今回は山本代表の頼みもあり、1階級落として挑んでいるんですけど、ひと階級下では負けたくないのでしっかり優勝して次回、勝ちたいと思います」と優勝を宣言した。
▼第4試合 MMAルール バンタム級 5分2R延長1R
×ジミー西(髑髏會)2位
[判定1-2]
○上荷大夢(IXSIM)
【中止】第3試合 MMAルール フェザー級 5分2R延長1R
-須藤秀斗(棚田道場)5位
-DAIKI(POD)
※選手に微熱が認められたため試合中止。
※今大会は全選手関係者、全来場者の感染予防スクリーニングを実施。
▼第2試合 MMAルール ヘビー級 5分2R延長1R
×金田一利明(POD)
[1R 0分50秒 V1アームロック]
○藤原レジナルド(高本道場)※デビュー戦
▼第1試合 OFC KICKルール バンタム級 3分2R延長1R
△凌平(K's lab)
[判定1-0 ドロー]
△武田 勇輝(禅道会)デビュー戦
▼メインイベント MMA Aクラスミドル級 5分2R
○ハント高島(Team ff)
[1R 4分50秒 TKO] ※パウンド
×マサキ(コンバット)
▼セミファイナル Bルール ロイヤルランブル 15分1本勝負
○吉田考志
×ねぶたマシーン
×金田一利明
×ケンドーヨシン
×マサプレミアム
×レッドドラゴン
×世界の吉川
×ザ・クロー
13:53 吉田考志→ケンドーヨシン 手羽ロック
▼第4試合 MMA Bクラス フェザー級 3分2R
△山本孝典(POD)
[ドロー]
△石塚 亘(棚田道場)
▼第3試合 MMA Bクラス フェザー級 3分2R
△水上貴史(ギムナシオン)
[ドロー]
△アンディ(Team ff)
▼第2試合 MMA Bクラス 80kgキャッチウェイト 3分2R
×NAKAMU(アルバトロス)
[1R 0分21秒 TKO] ※パウンド
○寺内 一樹(POD)
▼第1試合 MMA Bクラス ライト級 3分2R
△安田 龍星(POD)
[ドロー]
△けんたろー(アルバトロス)