今回はまだまだだったが「絞って筋肉が見えてきてカッコいい身体になるって理想がある」と肉体改造に着手するというKINGレイナ
2020年2月24日(月・祝)東京・浜松町のニューピアホールにて開催された女子総合格闘技『DEEP JEWELS 28』のメインイベントで、アンドレ・ザ・ロケット(タイ)に1R3分29秒、マウントからのパウンドでTKO勝ちしたKINGレイナ(FIGHT CLUB 428)が試合を振り返った。
「前のKINGレイナよりもさらにいい動き、新しいKINGレイナとして再スタートできるような試合だったんじゃないのかなと自分の中ではわりと満足しています」と、再起戦に手応えを感じた様子のKINGレイナ。
2019年10月大会で63kg契約の試合を2.3kgの体重超過により失格となってしまったが、今回はフェザー級(66.3kg※王座戦以外は+0.5kg含む)戦を66.25kgでパス。
「元々、相手が大きかったり、同じくらいの体重の人たちとやってきているので、どの階級がいいのかはまだ分からないですが、私がやりたいと思っている階級があるので、今年何戦できるか分かりませんけれど、その中で少しずつ体重を落とすような形で私がやりたい階級でできたらいいな、と思っています。今年の年末までに」と、年末までに理想の階級へ落としていきたいとする。
「できれば海外の選手たちが本当に強い61.2kg(バンタム級)くらいの階級とか。絞って筋肉が見えてきてカッコいい身体になるって理想があるのでそれを目指して頑張ろうと思っています」と、本格的に肉体改造に着手していくようだ。
減量方法を変えたことが大きく、「減量中の食事はかなり変わりました。私は今まで食べないとか、ヘルシーな食事を考えていたんですけれど、横田(一則=K-Clann代表)さんから聞いた減量方法が、朝は果物をとれって言われて。私は果物が好きなので苦しいというのがなくて自然と体重も落ちていったし、毎日岩盤浴とかお風呂に入っていたので代謝もよくて無理なく。今回はっきり言って年末あるかもしれないとの話もあったので、78kgくらいまで体重を増やしていたんです。だから実際、12kgくらい落としていました。前回の63kgの契約の時よりも体重を落とす量が多かったんですが、無理なく落とせたと思います。1カ月半くらいですかね」と、順調だったという。
どんな果物を食べていたかとの質問には「いちごです。いちごが好きなので。1箱くらい食べています。あとはマンゴーとかぶどうとか。でも朝練がある日は練習がキツすぎてあまり食べれないんです。いちごだったら2~3粒しか食べれなかったです」とのこと。
技術面では「カーフキックを今凄く練習しています。やられるとめちゃめちゃ痛いんです(笑)。試合ではやりたいことをほとんど試せたかなって感じですね。右ストレート、右のカーフキック&ローキック、ステップ、ジャブから下につなげる形…ボディはできなかったんですが、大体はやりたいことができたかなと思います」と、成長を感じることができたという。
最後のパウンドは「立った状態で決めようかなと思ったんですが、相手が思ったよりも近付いてきたので、じゃあ寝技で殴って終わろうかなと途中でシフトチェンジしました。セコンドは腕十字で極めろと言っていたんですが、今日は寝技をやりたくなかったので殴って終わろうかなと思っていました」と、最初から打撃で終わらせることは決めていた。
禊の試合を終えて「ホッとしたというよりも、ここから自分をしっかりもっていけるんじゃないかなって気持ちが新たに沸いてきました。これだったら私、自信をもって頑張れる、私はKINGレイナです、強いですって言えるように頑張れると思いました」と、新たな気持ちになれたとする。
試合後のマイクでRIZIN出場アピールはなかったが、「別に強かったらRIZINに出られると思っているので。出て欲しいなって思われる試合を今年はしていこうかなって。年末へ向けて、KINGレイナに出て欲しいなって思われる試合をDEEPなりDEEP JEWELSなりで連戦でもいいのでやっていきたいです。今の感じなら体重をキープをして、次の試合を迎えられるように身体を作っていこうかなと思っています」と、RIZINの方から声がかかる試合をしていきたいと話した。