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【DEEP JEWELS】“16歳JK対決”を熱闘で制したさくらの涙の理由と今後の誓い「やってはいけないことだった」

2020/02/26 12:02
【DEEP JEWELS】“16歳JK対決”を熱闘で制したさくらの涙の理由と今後の誓い「やってはいけないことだった」

熱闘を制して“JK決戦”に勝利したさくらだが、試合後は号泣

2020年2月24日(月・祝)東京・浜松町のニューピアホールにて開催された女子総合格闘技『DEEP JEWELS 28』。その第3試合で永尾音波(AACC)と対戦し、判定3-0で勝利を収めたさくら(フリー)が試合を振り返った。

 さくらは柔術の強豪で、道衣無しのグラップリングでもDEEP JEWELSアマチュアグラップリングで4戦4勝と負け無し。2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロデビューを果たし、國保小枝とパンチでの打ち合いも見せ、1R3分17秒、腕十字による一本勝ちを収めている。現在、高校2年生の17歳。今回がプロ2戦目だった。


「1Rの肩固めで極めきれなかったのと、蹴りをバンバン喰らってしまったのが自分の中の悔しいところで課題です。いろいろ見えてきたのかなって収穫と同時に悔しい気持ちが残りました」と開口一番、悔しかったと吐露するさくら。

「寝技の選手と言っていただいているにも関わらず、とり切れない結果で判定まで持ちこしてしまって泣いてしまったんですけれど、悔しい部分が残るっていうのでは言い切れないほどの失態と言うか…やってはいけなかったことだと思っています」と、試合後に涙を流していたのは勝ったから嬉しかったのではなく、極められなかった悔しさからだったという。

「判定は全然聞こえてなかったです。取りこぼしちゃったっていう後悔が大きくて。マスト判定だけ聞こえて周りがおっとなったので、勝ったんだって感じでした」と、判定の内容が聞こえないほどの悔しさだったとも。勝敗よりも、一本を取れなかったことがよほど悔やまれるようだ。


 永尾の蹴りをもらってしまったことは「けっこう効いていたと思いますが、試合中で覚えていません。今は痛いところが多いので効いていたと痛感しています」と、試合後にその痛みを感じた。

 今回の試合は今後の女子格闘技界を担っていく16歳同士の“JK世代対決”として注目を浴びており、「そこで勝ててひと安心です」とさくら。「同世代で格闘技をしている選手だって、音羽ちゃんがいることはずっと知っていて、こんな強い選手がいるんだって思っていました」と勝てたことには安堵感を示した。

 そして今後については「やりたい選手と言うよりかは、自分のやりたいスタイルにどんどん近付けていけたらなと思います。打撃をやっていなかった分、打撃もできるようになりたいですし、今回のように寝技でも取りこぼすことが2度とないようにもしていきたい。どこかだけというのも大事かもしれませんが、全部穴を埋めていけたらなと思います」と、MMAファイターとして完璧な自分になりたいと言葉を結んだ。

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