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2月12日(火)東京・新宿区にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、3月30日(土)東京・後楽園ホール「Krush.99」の決定対戦カードが発表された。
ライト級では川﨑真一朗vs瓦田脩二の一戦が決定。2018年8月のKrushで泰斗をKOし、12月のK-1大阪大会ではライト級世界最強決定トーナメントのリザーブファイトで東本央貴を下して上り調子の川﨑。対する瓦田は9月のK-1で東本に敗れデビュー以来の連勝がストップしたものの、12月のKrushで蓮實光をKOして再起戦を飾った。
また、同じくライト級で東本央貴vs横山巧の一戦も決定。東本は2018年12月のK-1大阪大会で川崎真一朗に敗れて以来の試合。対する横山は昨年6月に西京佑馬に延長判定の末に惜敗して以来の試合で、今回は1階級上げてライト級での試合に挑む。
会見では川﨑と瓦田が相手を研究する分析派としての一面をのぞかせつつ“最後のKrush”に向けた想いを語った。
もうひとつのライト級戦では、横山が「スーパー・フェザー級に弟(横山朋哉)がいるので階級を上げました。でも自分自身はまだスーパー・フェザー級にも落とせる体なんでスーパー・フェザー級とライト級の両方で戦って、同時に二つのベルトを狙っても良いかなと思ってます」と二階級同時制覇を視野に入れた発言。すると東本が「他の選手の試合を見ないんで(横山のことを)あんま知らないんですけど、両方獲るとか言ってるヤツには負けられないです」と火花を散らした。
◆瓦田脩二「『Krushと言えばこの試合』と記憶に残るような試合を見せたい」
「前回の試合が終わってすぐなんですけど、“最後のKrush”に自分を呼んでいただいたことに感謝しています。最後にふさわしい最高のKrushをしますんで、ぜひ期待しててください。(対戦相手の印象は?)まだ研究はしてないですけど、バランスの良い選手かなっていうのと、自分はけっこう色が白いって言われるんですけど、自分より白いなってイメージがあります(笑)。
(川﨑選手の研究振りを聞いてどう思う?)素直に嬉しいなと思いました。自分も格闘技オタクというか、めちゃくちゃ作戦を立ててるんで。自分の試合を見てもらったら分かると思うんですけど、一戦一戦戦略も変えて、戦い方が全く違うと思う。そういうところに気付いてくれて言ってもらえるのは、素直に嬉しいなと思いました。また川﨑くんに対してもしっかりと対策を立てていくんで期待しててください。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)今回、最後のKrushということで、これからKrushと言ったら自分のこの試合だと記憶に残るような試合を見せたいと思うんで、ぜひ期待していてください」
◆川﨑真一朗「“最後のKrush”で一発KOで倒したい」
「12月のK-1で勝ちはしたんですけど、しっかり東本選手を倒せなくて、凄く悔しい思いをしたんで、このKrushでしっかり倒して勝ちたいと思います。(対戦相手の印象は?)僕はずっと瓦田選手のことを注目していて、いつかやりたいと思っている選手でした。ずっと動画もチェックしていて、この間の試合ももちろん生で見てました。身長が高いだけあって、ヒザやリーチのあるパンチ、蹴りが凄い上手いなと思ってます。あとは見た目は細い感じがありますけど、拳が硬いのかなって感じがします。色が白いというのは良く言われます(笑)。
(どこに惹かれて注目していた?)戦い方が凄い上手いなって注目してて、選手に合わせて何をやったら勝てるかという作戦を実行できてるというか、1Rと2Rで戦い方を変えてくるし、近間でヒザかと思いきや、いきなりハイを蹴ってきたり、乱打戦のパンチも、手突きのように見えて、けっこう硬いパンチをゴツンと当ててるんで効くんだなという印象があります。
(それだけ研究していると、瓦田選手がどういう対策を立ててくるかも分かる?)どうなんですかね? 作戦は立ててくると思いますし、僕も作戦は立てたいと思うんですけど、今のままでいったら確実に僕がやられてしまうと思います。瓦田選手は作戦を実行できる上手い選手ですが、僕はどちらかと言うと不器用で、セコンドに言われても中々実行できない、あまり良い選手じゃないんで(苦笑)。そこをなんとかかいくぐって作戦を立てられたらいいかなと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)いつも言うことは一緒なんですけど、本当にサポートしてくれるチームやファンの方々の声が力になって戦ってます。少しでも恩返しできるように、この最後のKrushで一発KOで倒したいと思います」
ともに上り調子の川﨑と瓦田。最後に勝利を掴むのはどちらだ?
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◆横山 巧「同時にスーパー・フェザー級とライト級のベルトを狙う」
「スーパー・フェザー級に弟(横山朋哉)がいるので階級を上げました。でも自分自身はまだスーパー・フェザー級にも落とせる体なんでスーパー・フェザー級とライト級の両方で戦って、同時に二つのベルトを狙っても良いかなと思っています。(対戦相手の印象は?)大阪大会の試合を拝見させていただいたんですけど、かなりタフだなっていう印象と、やっぱりパンチ力があるなって印象ですね。映像で見るとかなりでかく見えたんですけど、実際はそうでもないなって感じですね。
(2019年はどんな一年にしたい?)今回はライト級なんで、今まではスピードとテクニックを意識して戦ってきたんですけど、今度はスピードとパワーを重視した戦いを見せていきたいなと思います。(最終的にどういう形で勝ちたい?)打ち合えば確実にどちらかが倒れるだろうと思っていて、自分も倒す自信あるし、倒されることも0ではない。そういう殴り合いの試合を見せられたら良いなと思ってます。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)復帰戦ということもあって、今回かなり気合いが入っているんで。相手はパワーが凄いかもしれないですけど、当たらなきゃ意味ないんで。相手に当てさせずに一方的にぶん殴ってぶっ倒してやろうかと思ってるんで、応援よろしくお願いします」
◆東本央貴「両方獲るとか言ってるヤツには負けられない」
「前回はけっこう悔しい負け方したんですけど、今年一発目なんでしっかり沸く試合して倒して、しっかり盛り上げることが一番の目標です。(対戦相手の印象は?)他の選手は見ないんであんま知らないんですけど、階級上げてくるって今日知ったんで。両方獲るとか言ってるヤツには負けてられないなと思いました。
(2019年はどんな一年にしたい?)この前のK-1で負けて、控え室で先輩のヒデさん(山崎秀晃)と瑠輝也くんの試合を見てたら、自分が情けなくなって『自分は何て試合をしたんや……』って思いました。(あの二人のように)人の心に響かせるような試合をしていきたいなと思います。
(最終的にどういう形で勝ちたい?)下の階級から上がってくる選手なんで、パワーじゃ絶対負けないんで。まあ俺のパワーについてこれるかなって思います。(ファンのみなさんへのメッセージは?)その日になって試合を見といたら分かると思うんで、楽しみにしといてください」
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安達元貴vs斗麗がプレリミナリーファイトから本戦に昇格!「自分の実力を最大限に発揮できれば問題ない」(安達)vs「オランダで練習しているので、何の問題もなく絶対に勝つ」(斗麗)
当初プレリミナリーファイトで発表されていた安達元貴vs斗麗のフェザー級戦の本戦昇格が発表された。安達はKrushのプレリミナリーファイトを中心にキャリアを重ねて、昨年12月に勝輝に判定勝利し、今回が本戦初登場となる。一方の斗麗は昨年12月のKrush後楽園大会でKrush初参戦を果たし、K-1甲子園王者の山浦力也に判定勝利。オランダのMike's Gymでも練習を続ける選手として注目を集めている。
斗麗がオランダ修行中のため、会見には安達一人が出席。司会者を通じて斗麗のコメントが発表され、斗麗は「今はオランダで練習しているので、何の問題もなく絶対に勝つ」と豪語。対する安達も「自分の実力を最大限に発揮できれば問題ない」と言い切った。
◆斗麗
「押忍!京都WIZARDの斗麗です。現在オランダのマイクスジムに修行中で、会見に出席できずすみません。今回も、関西から大応援団が来てくれるので、本戦で戦えることが嬉しいです。対戦相手の安達選手は、気持ちが強そうで、パンチの選手かな?って感じですが、今は毎日マイクスジムで、チャンピオンクラスの人と殴りあっているので、何の問題もなく、絶対に僕が勝ちます。デビュー戦での経験で、また強くなれたので、今回は更に強い斗麗をお見せます。オランダ帰りの斗麗と、大応援団の斗麗コールに皆さんご注目宜しくお願いします。やったります!」
◆安達元貴
「斗麗選手は人気もあって、インパクトも残していい選手なんですけど、自分の実力を最大限に発揮できれば問題ない相手だと思います。しっかり僕もインパクトを残して名前を憶えてもらえるように頑張りたいと思います。(対戦相手の印象は?)バランスがよくて蹴りもパンチもなんでもできる選手かなと思いました。(対戦相手はオランダで修行しているが?)全く気にならないです。どこに行こうが自分次第だと思うんで。そこは大丈夫です。
(相手は大応援団を連れてくるそうだが?)僕も大応援団を連れていきますよ。プレリミナリーファイトの時はチケットを売らなくて怒られていましたが(苦笑)、今回はしっかり地元からもファンを連れてこようと思います。(ファンのみなさんへのメッセージは?)まだ全然僕のことを知らない人が多いと思うので、覚えてもらえるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
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横山朋哉「いつも通り殴り合いで勝ちます」vs 齋藤祐斗「愛を知る県、
【追記】スーパー・フェザー級で横山朋哉(リーブルロア)と齋藤祐斗(
今大会は本戦9試合、
[Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]
横山朋哉(リーブルロア) Yokoyama Tomoya ☆Krush初参戦
00.3.20生/群馬県太田市出身/18歳(※
<主なタイトル歴>
K-1甲子園2017 -60kg準優勝
twitter:@tomoyaNAH
「いつも通り殴り合いで勝ちます」
齋藤祐斗(JK TRIBE) Saito Yuto
92.5.6生/愛知県春日井市出身/26歳/169cm/
twitter:@0456yuto
「ようやくちょっと強い選手とできるので楽しみです。次も(
※なお、今大会は本戦9試合、プレリミナリーファイト3試合として全12試合と、元Krushウェルター級王者・塚越仁志選手の引退セレモニーが行われる。