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2月12日(火)東京・新宿区にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、3月30日(土)東京・後楽園ホール「Krush.99」の決定対戦カードが発表された。
12月の「Krush.96」で大岩龍矢との延長4Rに及ぶ激闘を制し、初防衛を果たした島野浩太朗。“Krush”という大会名称では最後となる「Krush.99」で2度目の防衛戦を迎えることになった。(※4月からは「K-1 KRUSH FIGHT」に名称変更)
挑戦者に選ばれたのは現役高校生でこの春卒業予定の西京佑馬。西京も同じ12月の「Krush.96」でイランのアリ・ザリンファーを鮮烈な左フック一閃でKOし“Krush最後のタイトルマッチ”のチャレンジャーに抜擢された。
会見では西京が「この試合が決まって、色んな意見があると思うのは自分も分かっています。でもチャンスをもらったからには、しっかり倒しに行ってチャンピオンになりたいと思います」とKOでのタイトル奪取を宣言。
迎え撃つ島野は「前回同様、一戦必勝で必ずKrushのベルトを防衛したいと思います」と力強く挨拶すると「Krushという大会は自分がデビュー当時から出場させてもらってきたリングで、自分にとっては特別な思い入れがあるリングです。今回は最後のKrushということでバシッと最後を締めたい」と“壊しの最終決戦”と銘打たれた一戦への意気込みを語った。
王者・島野が“最後のKrush”を勝利で締めくくるか? それとも挑戦者・西京が新たなKrushの扉を開くか?
◆西京佑馬「高校生のうちにチャンピオンになる」
「この試合が決まって、色んな意見があると思うのは自分も分かっています。でもチャンスをもらったからには、しっかり倒しに行ってチャンピオンになりたいと思います」
──チャンピオンの印象は?
「前回のタイトルマッチを見ても凄いタフだし、スタミナもあって、パンチも重いんで、警戒する部分も多いと思います」
──挑戦するタイミングはベストだと思う?
「自分は高校生のうちにチャンピオンになるという目標があって、3月30日は多分高校生だと思います」
──当日はどういう自分でリングに上がりたい?
「今までの自分のファイトスタイル的にはポイントを取って……という感じだったんですけど、タイトルマッチだし、Krush最後の大会ということで、倒しにいくぐらいの勢いで行きたいですね」
──前回のアリ・ザリンファー戦は自分の中ではどういう経験になった?
「初の外国人選手で未知な部分もあったんですけど、38秒KOという形で勝てたんで、経験値としてはかなり上がったと思います。パンチでいっても倒せるんだなって、自信はつきましたね」
──島野選手にもその一発入れたい?
「そうですね。タフなんですけど、良いのを入れてしっかり倒したいと思います」
──Krush最後の大会、壊しの最終決戦というテーマについてはどう思う?
「新しい自分を見せたいかなって感じですね。Krush最後の大会のタイトルマッチで、それを見せたいですね」
──ファンへのメッセージを。
「3月30日、一つの目標だった高校生でチャンピオンになるというのをしっかり倒して達成します」
◆島野浩太朗「特別な思い入れがあるリングです」
「今回2度目の防衛戦が決まり、前回同様一戦必勝で必ずKrushのベルトを防衛したいと思います」
──挑戦者が西京選手になったと聞いた時の心境は?
「対戦相手として今までイメージしてきたかと言われると、すぐにやるとは思っていなかった面もあります。でもK-1甲子園で優勝したり、過去の試合も見たことあったんで、強い選手という意識は持っています」
──若い世代に挑まれる立場になってきたことについては?
「その若い世代の中でも西京選手は特にスケールも大きくて、才能も感じさせる選手で、K-1甲子園という高校生の中でトップを決める大会でもチャンピオンになっている選手ですけど、まだここは通さないぞって気持ちでいます」
──Krushを引っ張る立場として3月の『K'FESTA.2』に対抗意識は?
「新生K-1が始まる前から、Krushという大会は自分がデビュー当時から出場させてもらってきたリングで、自分にとっては特別な思い入れがあるリングです。対抗というか、今回は最後のKrushということでバシッと最後を締めたい。今日発表されたイメージポスターを見て、また一つ気持ちのスイッチが入りました」
──島野選手から見た西京選手のアリ・ザリンファー戦は?
「一発で倒せるパンチというか、タイミングもバッチリ入ってましたし、技術が身に染みついているなって。流れの中で入ったパンチだったので、完成度が高い選手だということを、一つのKO勝ち以上に感じました」
──島野選手自身の成長も感じるが、個人としての手応えは?
「西京選手は新進気鋭でどんどん上がっている感じですけど、自分はチャンピオンベルトを巻くまでに負けの味もたくさん経験してきて、その敗戦の中から得てきた経験は自分にしかないものです。それを次の試合までに十分活かして準備して、また一皮剥けた自分を準備できると思うので、そこは自分の持ち味というか、自分にしかないものだと思って自信を持ってます」
──ファンへのメッセージを。
「3月のKrush、最後のKrushは、Krushらしく攻めて壊して勝って、必ず防衛したいと思います。注目よろしくお願いします」