2020年2月24日(月・祝)東京・浜松町のニューピアホールで開催される女子総合格闘技『DEEP JEWELS 28』に、本野美樹(AACC)が2019年6月以来の参戦を果たす。
昨年12月は腕十字で見事な一本勝ち 本野は東海大学柔道部出身で、2010年の講道館杯では西田優香(2010年世界柔道選手権-52kg級優勝)に勝利するなど活躍し、アマチュアMMAでも無敗。2019年3月の『HEAT』で満を持してプロMMAデビューを果たし、“流血のマドンナ”こと鈴木万李弥に完勝。同年6月の『DEEP JEWELS』に初参戦すると、大晦日RIZINで山本美憂と対戦したベテランの長野美香をデビュー2戦目にして破るというアップセットを起こしている。
デビュー2戦目にして長野美香を破った本野 10月には豪州『Eternal MMA』でWMMA豪州女子ストロー級王者ケーシー・オニール(スコットランド)とのタイトルマッチに挑んだが判定負けで初黒星。12月『DEEP』でのパク・チヨン戦では1R、腕十字による一本勝ちで再起を果たしている。
「昨年はMMAデビューをし、いろんな経験をさせていただきました。2020年、全勝はもちろん! 格闘技を楽しみながらしっかり自分の目標を見つけて突き進んでいきたい」と、昨年を振り返りつつ2020年全勝宣言。そして楽しみながらMMAでの目標を見つけたいとする本野。
デビューから約1年を経て何が変わったかを聞くと「去年までは柔道家の動きだった。MMA選手として、全てパワーアップしていきます」と、バックボーンの柔道だけに頼らずトータルで強くなっていきたいとする。
今回の対戦相手ノンパン・ザ・ロケット(タイ)は20歳のストライカー。ムエタイで10勝7敗3分、アマチュアMMAでは1勝2敗。GAMMAの「MMA World Championships」52.2kg級では銅メダルとなっている。プロキャリアで上回る本野にとっては、取りこぼしできない相手だろう。
同門で今大会に一緒に出場する永尾音波(右)とマッスルポーズ 本野は「ムエタイの選手なので、初めて戦うスタイルになります。打撃に関してもビビらず、勝負してみたい! 今回はKOか一本、必ず取りに行く!」と、打撃でもあえて渡り合いたいとし、必ずフィニッシュを狙う試合をすると宣言した。
そんな本野にコスチュームや練習着のこだわりポイントを聞くと「スポンサーをしていただいているinspiritの練習着、コスチュームを着て、毎日モチベーションを上げて取り組んでます!」と答えた。<関連ニュース>KINGレイナと本野美樹がタイ・ロケット軍団と対戦本野美樹は再計量でクリア本野美樹が4戦目で一本勝ち(第9試合)本野美樹は長野美香破る金星(第8試合)デビュー戦の本野美樹が鈴木万李弥に完勝