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【KNOCK OUT×REBELS】“倒し屋兄弟”鈴木宙樹「後ろ廻し蹴りにカウンターを合わせる」、千裕「最強になる」

2020/02/02 00:02
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』と2月29日(土)東京・後楽園ホール『REBELS.64』の合同公開練習が、2月1日(土)都内にて行われた。  KNOCK OUTの『無法島GRANDPRIX』に出場する弟の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と、REBELSでREBELS-BLACK 60kg級タイトルマッチの初防衛戦に臨む兄の王者・鈴木宙樹(同)の“倒し屋兄弟”がマススパーリングを披露。試合用8オンスグローブだったことでパンチは控えめに、容赦ない蹴り合いを見せた。  兄の宙樹は「コンディションはバッチリです。半年ぶりの復帰戦になるので、しっかり練習してレベルアップしたつもりなのでそれを皆さんに見てもらうつもりです。(挑戦者の)サンタナはパワーがあって意外にテクニシャンなところもあるけれど、パワーでもテクニックでも負けていないと思う。メインらしくKOしてしっかり興行を締めます」と意気込みを語った。 「南米の血が入っている者同士(宙樹はペルーとのハーフ)なので日本では見られないアツい試合を見せたい」とし、「ブンブン振ってくる相手の対策は練っています。サンタナは動きの癖があるのでそれに合わせて倒してやろうかなと思っています。(サンタナが得意の)後ろ廻し蹴りをやる前も前兆があるので、そこにカウンターを合わせるくらいの練習をしているのでそれを見てください」と対策も万全のようだ。  鈴木と言えば、元プロボクシング日本バンタム級&スーパーバンタム級王者の高橋ナオトがボクシングをやらせたいと言うほどのパンチの持ち主。「最近ではボクシングスパーをやってくれる選手がいないので、他のジムへ行ってやっています」とレベルの違うところを練習でも見せているという。  しかし、長期欠場の原因となった拳の怪我は「正直、まだ7割くらいしか良くならなかったので痛い」と思ったよりも回復が遅く不安を残す。それでも「今回の試合でどれくらいなのか確認したいので気にしていません。100で打つと響くんですが、バンデージを巻くと痛みが軽くなります。試合ではなんとか殴れると思うのでバンデージを固めて臨もうと思います」と、バンデージを巻けば何とかなると答えた。  一方、弟の千裕は「コンディションはいつも通り絶好調、ベストコンディションで迎えます。栗秋先輩、会長、皆さんにサポートをしてもらっているのでベストで迎えるに決まっていますね。あとはインフルやコロナをしっかり対策すれば問題ない」と、いつものハイテンションでコメント。  1回戦で対戦する与座優貴(橋本道場)については「蹴りがもの凄く強い。段違いで破壊力があり、命中率も高いので警戒して練習しています。あと、パンチでも打ち合えるとおっしゃっていたのでパンチも蹴りもできる、なので全部で戦えるように練習しています」と、全局面において戦える準備をしているとする。 「練習で変えたのは量が増えたこと。以前よりもラウンド数とか走る距離とかが増えています。心がけているのは折れないこと。練習がきついのは当然、それに折れない気持ちを仕上げている。もちろん倒すんですが、1回戦で倒せなかったとしてフルラウンド戦って、準決勝もフルラウンド戦っても折れない心を今仕上げています」と、トーナメント戦でフルラウンドになったとしても諦めない心を養っているという。  そして「今年の目標は年明け前から決めていて、KNOCK OUTのベルトを獲ってKNOCK OUTを背負ってキックボクシング界を変えること。そして自分が出る大会を超満員にすること。盛り上げて、他団体の王者をKNOCK OUTのリングに呼べる選手になると決めています。自分が最強になることが目標です」と、大きな目標をぶち上げた。
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