2月11日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2019act.1』の第7試合で、復帰5戦目に臨む元SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹(シーザージム)と、元J-NETWORKウェルター級&スーパーウェルター級2階級王者・笹谷淳(team COMRADE)が対戦する。親交があるという両者の想いは!?
――笹谷選手とは以前から交流があるそうですね。
「何度か笹谷さんの試合を応援に行ったことがありますし、プライベートでもお付き合いがあります。笹谷さんは自分が現役だった頃から今も第一線で活躍しているので尊敬しています。そういうリスペクトできる選手と試合を組んでいただき素直に嬉しいですし、身が引き締まります」
――親しい選手とやることにやり辛さはないですか?
「尊敬できる選手とやれることが一番大きな意味があり、光栄なことなので特に気にしていません。尊敬しているからこそ、知っている選手だからこそやりたいという想いは強いです」
――選手としてはどのような印象がありますか?
「勝負強く、自分から決して試合を諦めない一流の選手だと思います。笹谷選手とどういう作品が作られるのか、自分自身に期待しています」
――2018年4月に現役復帰して今回5戦目になりますが、調子はいかがですか。
「昨年は4戦して2勝2敗とパッとしない試合結果でした。手探りでやりながら絶好調だった時の自分を思い出しながら、そして過去の貯金を切り崩しながら試合をしていましたが、今は身体作りを初心に戻ってやっているので過去4戦とは違う試合を見せられると思います」
――改めて現役復帰して思うことはありますか。
「毎日した充実した一日をおくれています。練習出来る身体があることで親に感謝してますし、自分のようなロートルを使ってくれる協会、シーザー武志会長にも感謝しています。格闘家、格闘技を見ているファンからすれば、この年でもやっている自分に対して、みっともない、まだしがみついてやっているんだなとか思うかもしれません。ですが、この年齢だからこそ見せられるものはあるので、勝ち負けは一番大事ですが、見ている人の心に何か残せるものを作りたいという想いを若い時以上に持ちながら練習も試合もやらせてもらっています」
――前回11月に現役王者の北斗拳太郎選手と試合をやっていかがでしたか。
「試合前に描いていたイメージとは違った強さを持っていて、あの時の自分ではもちろん勝てる相手ではありませんでした。自分は復帰した以上、乗り越えなければいけない壁だと思います。あのレベルを乗り越えて次のステージにいけるように頑張ります」
――2019年の目標は?
「まずは自分のいいルーティンを作りたいですね。人間にはみんな平等に24時間与えられています。その中で格闘家として、シュートボクサーとしていい時間の使い方をして自分の人生を充実させていくことで協会を良くしていきたい気持ちです。まずは次の笹谷戦。僕はベテランの域になりますが、年齢関係なく勝利に向かってもがく姿を見て何かを感じ取って下さい。精一杯の努力をして頑張ります」
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◆宍戸と対戦する笹谷淳「以前からSBに出たかったけど、僕はヒジを得意としているのでヒジなしルールのSBとはご縁はないなと思っていたのですが、今回ヒジありルールなので嬉しい限りです」
第7試合で元SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹(シーザージム)と対戦する元J-NETWORKウェルター級&スーパーウェルター級2階級王者・笹谷淳(team COMRADE)。50戦の戦績を持つベテランファイターが老獪テクニックでインパクトを残すのか。
――今回SB初参戦が決まって心境はどうですか?
「僕は2002年にプロビューして今までの自分だとオファーをもらって逃げたくなっていたのですが、今回は前回の試合(1月6日の新日本キック、政斗)が終わって数日後に今回の話をいただいて、やりますと即答しました。僕は以前からシーザージムに出稽古に何度も行かせてもらって宍戸君とは何度もスパーをしましたし、語り合ってきた仲なんです。シーザー武志会長からもよく気にかけていただいています。以前からSBに出たいと思っていたのですが、僕はヒジを得意としているのでヒジなしルールのSBとはご縁はないなと思っていたのですが、今回ヒジありルールなので嬉しい限りです」
――宍戸選手とは親しい仲なんですね。
「宍戸君は何度もチケットを買って僕の試合に来てくれましたし、僕も宍戸君の試合に何度も行って応援したことがあります。年齢が近いということもあり、引退について語り合ったりしたこともありました。ベタな言い方になりますが、まさか今回リングで拳で語り合うことになるとは思いもしませんでしたね。友達とかは関係なく、向こうは団体を背負って意地とプライドを懸けてくるでしょう。同世代の選手から“楽しみだ”と言われて、選手冥利に尽きます」
――やり辛さはないですか?
「僕は競技としてやっているのでテニスや卓球で対戦するのと同じです。発表会の感覚であって、対戦相手はその日の共演者なのでやり辛さはないです。今回のオファーが宍戸選手以外の選手だったら受けてないかもしれません。僕は強くなりたいからこの年になっても選手をやっているわけであって、宍戸戦のオファーを聞いてこれで僕はまた強くなれると思ったので受けました。宍戸戦が決まった僕と、決まっていない僕だったら2月11日
を迎えた時、絶対に宍戸戦が決まった僕の方が強いですから」
――宍戸選手を選手として見たときにどのような印象がありますか?
「運動量が多い、スタミナがある、スピードが速い、くるくる回る。あのバックスピンは厄介だと思います。毎日相手の映像を見て研究してまるでストーカーですよね(笑)。2月11日にリングで会うのを待ち焦がれています」
――SB特有の投げ技、立ち関節技ありのルールについてはどう考えていますか?
「僕はキックボクシングよりもUFCの試合を見ることが大好きなんです。やはりそこで見せられる技術は凄いですよね。そういう影響を受けていますし、柔術家の仲間にでも協力してもらって自分のできることを精一杯やっていきますよ。宍戸君は百戦錬磨ですが、ぬかりないようにやるだけです。僕の禁断の立ち関節技“ササロック”を解禁するので期待していて下さい。二人にしか出来ない極上のオッサンバトルで会場を沸かせて見せます」
■AbemaTV 『SHOOT BOXING 2019 act.1』概要放送日:2月11日(祝月) 午後5時30分~夜9時30分放送チャンネル:「格闘チャンネル」
【計量結果】(※リンクは関連記事)
▼第10試合 メインイベント SB日本スーパーライト級(65.0kg)エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R ※ヒジ打ちあり海人(65.0kg/TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者)ポンシリー・ポーシリポン(65.0kg/タイ/WPMF世界ウェルター級王者、元ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者、ラジャダムナンスタジアム認定ジュニアミドル級2位)
▼第9試合 SB日本スーパーバンタム級(55.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R植山征紀(54.95kg/龍生塾ファントム道場/SB日本スーパーバンタム級王者)安本晴翔(54.9kg/橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
▼第8試合 SB日本女子ミニマム級(48.0kg)エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限RMIO(47.85kg/シーザージム/SB日本女子ミニマム級王者)寺山日葵(47.6kg/TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級王者)
▼第7試合 68.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R※ヒジ打ちあり宍戸大樹(68.2kg→68.0kg/シーザージム/元SB東洋太平洋ウェルター級王者)笹谷 淳(67.85kg/team COMRADE/元J-NETWORKウェルター級&スーパーウェルター級2階級王者)
▼第6試合 62.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限村田聖明(62.0kg/シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者、SB日本ライト級1位)ヒンチャイ・オー.センスックジム(61.5kg/タイ/センスックジム/MAX MUAYTHAI -61kg級王者)
▼第5試合 SB日本フェザー級(57.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R元貴(57.5kg/DAB/SB日本フェザー級2位)手塚翔太(57.25kg/GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級4位)
▼第4試合 SB日本スーパーウェルター級(70.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R坂本優起(69.9kg/シーザージム/SB日本スーパーウェルター級3位)奥山貴大(69.5kg/ネックススポーツ/グラップリングシュートボクサーズ/SB日本ウェルター級1位)
▼第3試合 SB日本女子ミニマム級(48.0kg契約) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限RMISAKI(47.5kg/グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位)MARI(47.45kg/ナックルズGYM/NJKFミネルヴァピン級王者)
▼第2試合 SB日本ヘビー級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R斐也(91.0kg/チームドラゴン)マウンテンRYUGO(95.0kg/Ten Clover Gym)
▼第1試合 67.0kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R村田義光(66.5kg/シーザージム/SB日本ウェルター級)※義光から表記変更石本裕一(66.65kg/GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーライト級)