両者もファンも熱望している那須川とロッタンの再戦だが、簡単には実現しそうもない
ONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)が、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)との再戦を熱望するコメントを公式に出した。1月10日(金・現地時間)タイ・バンコクで開催された『ONE: A NEW TOMORROW』での試合後、ONE Championshipのタイ編集部のインタビューに答え、17日(金)にONEジャパンの公式サイトに掲載された。
ロッタンと那須川は2018年6月にRISEで対戦。5Rでは決着がつかず、延長戦の末に那須川が判定勝ちしている。
ONEバンコク大会で前王者ジョナサン・ハガティー(英国)と再戦し、TKO勝ちでタイトルを防衛した試合後のインタビューでロッタンは将来の目標を問われ、次のように答えた。
「チャンピオンなので誰とでも戦える。次の目標はキックボクシングでもう一つのベルトを巻くこと。ONEフライ級キックボクシング世界王者のイリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ)に挑戦したい。それから長い間ずっと頭の中で想い描き続けている試合がある。那須川天心との試合だ。ONE Championshipでリマッチをしたい」
那須川はロッタンvsハガティーの試合当日、会場のバンコク・インパクト・アリーナで撮影したと思われる写真とともにツイッターで、「ONEに来ています」と投稿していた。
(C)ONE Championship
ONEと那須川が所属するRISEは良好な関係にあり、RISEからは工藤政英や森本“狂犬”義久らトップファイターが参戦している。参戦は実現しなかったが、那須川の妹である那須川梨々も契約したとのアナウンスがされたことも。
しかし、那須川のもうひとつの主戦場にはONEと交流していないRIZINがあり、難しい関係にある。那須川自身も「ロッタンとは再戦して決着をつけなければいけない」と発言しており、ロッタンと同じく「長い間ずっと頭の中で想い描き続けている試合」であることは間違いない。「ONE Championshipでリマッチをしたい」とのロッタンの呼びかけに、那須川はどのように答えるか。