一気に2階級上げてスーパー・ウェルター級で戦っていくことを決めた松下
2020年1月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.110』の対戦カード第二弾が、12月20日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
スーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで、松下大紀(K-1ジム川口 TEAM SIRIUS)vs EITO(HALEO TOP TEAM)が決定。
松下はこれまでスーパー・ライト級で戦い、2019年1月には鈴木勇人と第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦を争ったが、その試合を最後に2階級上げてのスーパー・ウェルター級に転向することになった。戦績は9勝(7KO)5敗1分。
「僕は70kgでデビュー戦ですが、インパクトを残して今後70kgが盛り上がってくると思うのでその中で一番目立てるように頑張りたいと思います。タイトルマッチで負けて長い間落ち込みました。今後も65kgでやるのか階級を変えるのか。最初は67kgでやろうと思ったんですが、悩んでいる時に70kgでやりたいと思ったんです。特に理由はないですけれど。直感を信じてトレーニングを始めて70kgで試合を組んで下さいと言って組んでもらいました」と、直感で70kgまで上げることを決めたという。
減量苦もあったのかと聞かれると「それはないです。普段の体重を抑えていたのでキツかったわけじゃなかった。タイトルマッチで負けて第一章が終わった。俺には65kgのタイトルは獲れない、相性が悪いんだなと諦めみたいになったんです。じゃあ、第二章は上げて挑戦していこうかと。それで上げました」と答える。
階級を上げることを決めたのは半年前で「練習していない期間もあって。しっかり自信を付けたかったのでそこから半年と長めに時間をとりました。あと、前回の試合からちょうど1年で切りもいいので、そこで復活したいなと思いました」とのこと。
対戦するEITOについては「僕は身長も高いしリーチの長さも活かせると思っていたんですが、一発目から自分よりデカい(松下は身長181cm、EITOは188cm)。しかも僕は下から上げているから体格的に不利。気負わないでKOして勝てばいい評価を得られると思っています」とし、スーパー・ウェルターの身体作りは「できれば次の試合までには間に合わせたいですが、そう甘くないので、まずは2~3戦くらいやりたいですね。KOで勝っていけば自信が付くので、そこからタイトルまで行きたい」と、試合をやりながら身体作りと70kgに慣れていきたいとする。
すでに「70kgの選手と練習しているので、最初は70kgは重いな、キツいかな、と思ったんですが練習を重ねて自信も付きました。しっかり練習すれば当日までには自信がつくので試合が楽しみです」と、可能性も見出している。
スーパー・ウェルター級と言えば大ベテランの城戸康裕が日本人選手の中では孤軍奮闘しているが、「K-1 MAXの時代からいてリスペクトしているので、ぜひ戦いたいと思います」といずれ拳を交えたいとした。
そして「70kgで再出発するので、デビュー戦の気持ちでやるので皆さん応援お願いします」と、新たな挑戦の始まりを宣言した。
なお、対戦相手のEITO(戦績は2勝2KO無敗)は会見を欠席。「自分は勝っても負けても次があるとは思っていないので、常識やキャリアなどを引っ繰り返す勢いで挑みます。Krushの名にふさわしい破壊を見せて会場を沸かせます」とのコメントが寄せられた。
<決定対戦カード>
▼Krushスーパー・ライト級 3分3R・延長1R
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
堀井 翼(ネクサスジム)
▼Krushライト級 3分3R・延長1R
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
▼Krushスーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R
松下大紀(K-1ジム川口)
EITO(HALEO TOP TEAM)
▼Krushライト級 3分3R・延長1R
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
竜樹(ウィラサクレック・フェアテックス九州)
▼Krushスーパー・バンタム級 3分3R・延長1R
桑田裕太(Ωmega)
希山泰樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)