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【Krush】4年2カ月ぶり参戦・山崎秀晃の対戦相手は堀井翼、山崎は「ふざけた野郎を確実に一撃で沈める」

2019/12/20 21:12
【Krush】4年2カ月ぶり参戦・山崎秀晃の対戦相手は堀井翼、山崎は「ふざけた野郎を確実に一撃で沈める」

堀井ののけ反りメンチ切り「フラッシュバック」の頭を支えてあげる余裕を見せた山崎

2020年1月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.110』の対戦カード第二弾が、12月20日(金)都内で行われた記者会見で発表された。

 12月15日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『K-1 KRUSH FIGHT.109』で、4年2カ月ぶりの同大会参戦を表明した第3代Krushライト級&第4代Krushスーパー・ライト級王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の対戦相手は、堀井翼(ネクサスジム)に決定。


 堀井は3月の『Krush.99』でK-1 JAPAN GROUP初参戦。1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。

 しかし、6月の瑠久戦では喧嘩っ早さが仇となり、記者会見で乱闘騒ぎを起こして会見は中止に。試合では瑠久に判定で敗れ、10月にはKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思にTKO負け。通算戦績は5勝(4KO)2敗3分となっている。


 実績や戦績(山崎は30勝15KO8敗1分、堀井が敗れた瑠久には11月のK-1で初回KO勝ち)で大きな差のあるマッチメイクとなったが、中村拓己K-1プロデューサーは「山崎選手から参戦直訴があり、対戦相手をリング上から呼びかけたところSNSや所属ジムを通して申し出がたくさんありました。そこで一番に反応して意思表示したのが堀井選手でした。そこに気持ちが表れたのと、堀井選手のコメントに『新しいKrushの厳しさを自分が教えたい』とのコメントがありました。山崎選手はかつてのKrushへの思い入れがあり、堀井選手は山崎選手がいないKrushで戦ってきた。その思いがぶつかり合うといい試合になるんじゃないかと思って決めました」と、堀井を対戦相手に選んだ理由を説明。

 堀井は最初に「“股間王”の堀井です。この試合は死んでも構わないし、殺しに行く勢いで行かないと本当に殺されてしまうし勝てないから、殺しに行く勢いで向かおうと思います」と凄む。


 山崎は「昔のKrushのロゴが戻ってくる(2019年にKrushはK-1 KRUSH FIGHTと改名したが2020年から元のKrushに名称もロゴも戻る)ことで参戦表明して、相手は募集という形で、最初に名乗りを上げてくれた堀井選手に決定しました。男気のある選手だと思ったし、Krushの舞台に戻ってきたのをアピールしたいところです。殺すか殺さないかと言っていますが、確実に殺しに行きます。公開処刑にします」と、堀井の宣言に受けて立った。


 改めて、K-1を主戦場にしていた山崎が4年2カ月ぶりのKrush参戦を決めた理由を聞かれると「K-1 KRUSH FIGHTの名称になって少し寂しい気持ちもあった。興行としては成り立っていて、そこから若い選手がK-1に上がっていましたが、K-1 KRUSH FIGHTがK-1の下部組織という位置付けが、僕がやって来た時と違う形になっていました。Krushの時は後楽園ホールでしか生み出せないものがありましたし、あそこでしか聞けない地鳴りのような歓声をまた体感したいと思って。新年一発目だし、ロゴ表記がまた新たにということで、ここは俺に出させてくれという気持ちでした」と、久しぶりにKrushの空気を味わいたいという。


 相手に堀井が選ばれたことについては「僕はK-1のタイトルに向けてトレーニングしていたので、戦績では僕の独壇場にしないといけないような対戦相手だと思っています。勝ち方でアピールするのが一番重要。コイツにはマジで敵わないと思う勝ち方でクールに倒したいと思います」と、圧倒的な差を見せて勝つとした。

 堀井は「山崎選手は最近Krushに出ていないのでパンまつり(ヤマザキパンと引っかけたと思われる)だけ気を付ければ俺のラッキーパンチで倒しちゃうからと思っています。ラッキーパンチは山崎選手のために精度を下げていたので、ここで山崎選手に当てちゃうのが俺かなと思います」と、この試合のためにラッキーパンチを温存していたと話す。

 ここでアクシデントが。堀井は声を変えるヘリウムガスを持参して吸引していたのだが、いざ喋ると声が変わらず普段の声に。会見場にクスクスと笑い声に包まれ、山崎も苦笑い。


 気を取り直してガスを再び吸引した堀井は、山崎の強打“ゴールデンフィスト”に何で対抗するのかと聞かれると「この試合はゴールデンフィストvs股間王なのでゴールデンボール。ゴールデン対決なので、退けない戦いになると思うので頑張っていこうと思います。このままではパンまつりにされてしまうので、何とかパンまつりを回避しないといけないと思っています」と下ネタ。

 この様子をずっと苦笑いしながら見ていた山崎は「試合なので皆さんの心中を察して一撃で沈めます。しっかり決めますので、ふざけた野郎を確実に一撃で沈めるので山崎秀晃を後楽園ホールに体感しに来てください」と言い放った。

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