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インタビュー

【Krush】OD・KEN「会場が盛り上がっていないと焦る。“OD・KENタイム”でガツガツ打ち合います」vs 植村真弥「作戦とか立てない。出たとこ勝負でやる」=2月16日(土)「Krush.98」後楽園 

2019/02/06 16:02
2月16日(土)「Krush.98」後楽園ホール大会で行われる「初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」一回戦で、OD・KEN(ReBORN経堂)と植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)が激突する。 OD・KENは、9月のK-1で初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者に輝いたシナ・カリミアンを相手に、“OD・KENタイム”と呼ばれる果敢な打ち合いで善戦。“お客様第一”を掲げる重量級ファイターだ。 対する植村は2018年6月のK-Jee戦はKO負けを喫したものの、11月の俊雄戦では延長判定の末に勝利。ヘビー級からクルーザー級に転向し、2年前の対戦では敗れていた俊雄にリベンジを果たした。 「作戦とか立てないんで出たとこ勝負でやっていく」と勝利に自信を覗かせる植村。「もう1度カリミアン選手とやりたいし。そのためにはこのトーナメントに優勝しないと実現しない」と必勝を誓うOD・KEN。初代Krushクルーザー級王座に登り詰めるのは? ◆OD・KEN、進化する“お客様第一”のファイトスタイルで初代クルーザー級のベルトを巻く! ──9月の初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントに出場して、周りの反響や反応はいかがでしたか? 「知らない人から話しかけられたり、SNSで連絡が来たり、こんなに扱いが変わるんだってぐらい反響はありましたね。みんなが盛り上がってくれればいいなと思って戦って、1回戦で負けちゃったんですけど、1回戦負けでもこんなにみんなの反応が変わるんだってぐらいの反響でした」 ──実際にK-1のリングに立って、どんな感想がありましたか? 「自分は普段から緊張しないですし、K-1の舞台も緊張したかと言ったら緊張したわけではないんですけど、入場する時は『気持ち良い!』と思って興奮しましたね」 ──今回は9月以来の試合ですが、復帰戦は年明け頃を考えていたのですか? 「そうですね。怪我がなければすぐにでもやりたかったですけど、怪我があったんで今回はしっかり治した方が良いということで休ませてもらいました。それで年明けすぐに試合が決まったんで、今年は頑張って良い年にしたいですね」 ──身体さえ元気であれば年内でもやりたかった、と。 「全然やりたかったです! 基本的に僕は1年間に6試合ぐらいやりたいと思っていて、実際にデビューしてから年間6~7試合はやってきたんですよ。だから去年は3試合しかやってないんで少なかったですね」 ──結果的に1回戦で戦ったシナ・カリミアンがチャンピオンになって、どんな想いでトーナメントを見ていましたか? 「カリミアン選手に一生勝てないかって言われたら、そんなことないと感じましたし、もちろんもっと頑張らないといけない部分もあるんですけど、世界チャンピオン相手に延長まで行ったことは少し自信になりました」 ──そこで今回は初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントへの参戦が決まりました。対戦相手の植村選手にはどんな印象を持っていますか? 「俊雄戦を見させてもらって、会場が盛り上がる打ち合いをしていたと思います。僕もそこに水を差す気はないのでOD・KENタイムでガツガツ打ち合います」 ――このトーナメントで優勝してベルトを獲って、またK-1に出たいという気持ちはありますか? 「はい。是非もう1度カリミアン選手とやりたいし。そのためにはこのトーナメントに優勝しないと実現しないと思います。勝ちに拘りつつ、自分は試合を盛り上げるキャラなんで(笑)、しょっぱい試合をしないように頑張ります」 ──OD・KEN選手本人としても、会場がシーンと静まりかえるような試合は嫌ですか? 「やっぱり盛り上がってくれると僕も頑張ろうという気持ちになりますし、盛り上がってないと焦るんですよね(笑)。ちょっと距離を取ろうかなと思って回ったりすると、やっぱりシーンとなるじゃないですか。そうなると寒い試合にならないように行くしかないなって思います」 ──その中でレベルアップした・強くなった姿を見せたいですか? 「打ち合いと言っても、技術がなくて力だけで殴り合うのはただの喧嘩というか、格闘技ではないと思います。そこでしっかりコンビネーションだとか、カウンターもしっかり狙う。距離が近くてもボディワークを駆使した体の使い方はあるんで、そういうところをスキルアップして近距離に特化した選手になっていきたいですね。トーナメントには僕が負けている杉本(仁)選手も出ているので、杉本選手に勝って優勝できたら、自分の成長を実感出来ると思います」 ────────── ◆“140kgから90kgまで減量した男”植村真弥がクルーザー級王座決定トーナメントに参戦「トーナメントの選手はみんな強敵だけどチャンスがないわけじゃない」 ──昨年11月の俊雄戦は延長戦での判定勝利でしたが、勝因はどこだったと思いますか? 「勝てたことは嬉しかったですけど、良かったところよりも直すところが沢山あった試合でした。あとで動画を見直してみると、何かヘンテコリンな戦い方してるなと(苦笑)」 ──植村選手はもともと体重が55kgしかなかったのに140kgまで増えて、痩せるために格闘技を始めたそうですね。痩せていた頃は運動神経が良かったのですか? 「自分は小学校から10年ぐらい野球をやっていて、高校でも甲子園を目指してやっていたんですよ。そしたら高校で単位が足りなくて退学になっちゃって(苦笑)。それから自暴自棄になって暴飲暴食してたら体重がどんどん増えていった感じです」 ──色んなスポーツがあるなかでなぜ格闘技をやろうと思ったのですか? 「僕が中学2年生ぐらいの時にK-1が盛り上がっていて、ちょっと(格闘技を)やってみたかったんですよね。そのあとK-1は活動休止しちゃったんですけど、2014年から新生K-1として復活して、それでまた格闘技をやってみようと思いました」 ──では野球を辞めてから格闘技を始めるまで大分ブランクがあったのですね。 「かなりありましたね。ちなみに入会した初日に蹴った足を捻って怪我して、いきなり3カ月くらい動けなくなりました(苦笑)。でも格闘技は自分との戦いで、アマチュアでやっていくうちに結果も少しずつ出てきて、応援してくれる人も増えて。自分だけでやることじゃなくなってきたから、応援してくれる人たちにも良い試合を見せられるように頑張ろうという気持ちになりました」 ――対戦相手のOD・KEN選手にはどんな印象を持っていますか? 「記者会見の前に挨拶したら、すごく良い人でした(笑)。僕は作戦とか立てないんで出たとこ勝負でやっていきたいと思います」 ──今回は初代王座決定トーナメントですが、Krushのタイトルやベルトに対する想いはいかがですか? 「やっぱりベルトは欲しいです。ベルトを巻いているとカッコイイですよね」 ──先ほども言われていたとおり、応援してくれる人たちに喜んでもらいたいとか、ベルトという形として結果を残したいという気持ちはありますか? 「はい。色んな人のおかげで自分は格闘技をできているので、その人たちを喜ばせたいです」 ──お客さんにどんな試合を見せて、トーナメントを勝ち上がりたいと思っていますか? 「とにかく勝てば喜んでくれると思うんで、まずは何よりも勝ちに行きます。トーナメントに出ている選手はみんな強敵ですけど、自分にチャンスがないわけではないんで、必死に頑張ります」
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