K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1 KRUSH】レオナ・ペタスが武尊を挑発「武尊選手は逃げているのかなって思っていますね」

2019/12/16 16:12
【K-1 KRUSH】レオナ・ペタスが武尊を挑発「武尊選手は逃げているのかなって思っていますね」

対戦要求に「K-1で結果を残したら」と答えた武尊に反論するレオナ

2019年12月15日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『K-1 KRUSH FIGHT.109』の一夜明け会見が、16日(月)都内にて行われた。


 メインイベントで、挑戦者・山本直樹(優弥道場)を3ノックダウンでKOし、K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王座の初防衛に成功したレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。

「無事に防衛できてホッとしました。弟(加藤虎於奈=セミファイナルで牧平圭太にKO勝ち)がKOだったのでプレッシャーを感じましたが、2人でKOできたからよかったと思います」

 蹴りを得意とする山本が1R開始直後からパンチで速攻勝負をかけたことについては「3パターンくらい考えていてその中の1パターンでした。1Rは様子を見て2Rで慣れたので、2Rで倒した感じでしたね。山本選手は気持ちが強くて前に来る感じでしたが、一発ももらってなくて、自分が当てていたので良かったと思います」と、山本の奇襲を想定内だったとした。


 2Rでは右のショートストレートでダウンを奪ったが「試合の時に近くなって、とにかく顔に当てたいと思って適当にぶん殴っています。練習の時は自分の距離で戦えと言われていますが、試合の時は自分の本能で戦っています」と、特に練習していたものではなかったとする。

 偶然にも弟の虎於奈と揃って2RでのKO勝ち。そのことを聞かれたレオナは「一緒に出たのは昨日で3回目ですが、3回とも揃ってKO勝ちなんですよ。昨日は弟が危ない試合からの逆転KOでもっていかれそうだと思って(笑)。僕もKOしないとダメだなって。考えてはいなかったんですが2RでKOできました。でも家に帰った時に、結果的に弟に全部持っていかれたかもしれないなって思って。勝ったところあるかなと思ったらタイムが40秒早くて。そこは勝ったのでホッとしました。これが兄だな、と(笑)。最後はタイトルマッチで締められたので、これがチャンピオンとの差だよってさっき弟には話しました」とのエピソードを披露した。


 試合後には、テレビの解説を務めていたK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に「武尊選手、KRUSH王者としてK-1王者のベルトを懸けて戦ってもらえないですかね?」と宣戦布告した。武尊は「強い選手なのでKRUSHのベルトをしっかり防衛して結果を残している選手なので、実力はしっかりあると思うのでK-1でしっかり結果を残したらいずれやったら面白いと思いますね」と放送中に語っている。

 レオナは「K-1王者にKRUSH王者が挑むのは全然普通のことだと思うし、K-1で実績を残せって言われましたけれど、僕は世界大会2位の小宮山(工介=2018年3月のK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で武尊と対戦)選手に勝っている(2019年6月にKO勝ち)ので実績は十分にあると思う。そこで武尊選手が僕にそうやって濁すというのは逃げているのかな、と。それともただ単純に普通に言ってるだけなのかなって。じゃあ、武尊選手は誰とやって誰に勝てば実績と認めるのかな。世界大会2位の小宮山選手に勝っているのでそれ以上は武尊選手しかいないじゃないですか。なので武尊選手は逃げているのかなって思っていますね」と言い放つ。


今年6月、世界トーナメント2位の小宮山をKOしたレオナ

 武尊を苦しめた村越優汰、または12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催の『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~』で対戦する、大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsスタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ/Nasos/Mejiro Gym)の勝者はどうかと聞かれると、「組まれればやりますけれど、大岩選手もKRUSHのベルトを獲れなかったじゃないですか。だからそんな遠回りをする必要ないだろうと。僕はベルトを持っているし、実績もあるので。僕以上はいないし、僕以上がいるなら武尊選手だけ。やりたいと思っています」と、前哨戦をやる必要はないと主張する。

「誰かとやってこいって言われても相手がいないので。僕より強いのは武尊選手だけ。他とやっても時間の無駄だし、だったら武尊選手とやってしまった方がいいかなと思っています。武尊選手の体調が一番いい時にやりたいし、僕も一番いい時にやるのがいいかなって思っていて。年齢的にも上がっていくのは難しくなってくるし、お互い下がった時にやっても面白くないので、一番上の上がり切った時にやりたいと思っています」と、お互いベストコンディションで早い時期にやりたいとした。

 11月の武尊の復帰戦を見る限り「この間の試合は本人も納得していなかったじゃないですか。見ている方からしても大人しいかなってみんな感じたと思うので、まだ万全じゃないのかなって。村越選手の上手さもあるけれど、いつも上手い選手を倒している武尊選手なので万全ではなかったのかなと思います。一番KOとかしてノッている時にやりたいなって思いました」と、まだ万全ではないと見ているようだ。


 もし来年3月の『K'sFESTA』で実現しなければ外国人選手がいいかと聞かれると、「全然考えてないですね。去年やったジャオ・チョンヤン(中国)選手が強かったので、中国の選手ともやりたいと思っています。でも僕は中国のベルトも獲ったし(英雄伝説)、次はヨーロッパ系の人とやりたいと思いますね。タイの選手ともやったことないのでやったら面白いかなと思いますが、僕にタイの選手の蹴りは当たらないと思うし、僕の飛び込みのスピードにタイの選手では反応できないと思うのでKO決着になるんじゃないかな。結果が見えている試合は面白くないので特にやりたくないかな。ヤバい選手とやりたい。スリリングで、僕が倒されるんじゃないかとまで追い込まれた方が僕の潜在能力が引き出されると思うので、そういう選手とやりたいです」と、とにかく強い相手とやらせて欲しいという。

 同席した中村拓己K-1プロデューサーは「いろいろな選手が武尊選手と戦いたい、国内外問わずアピールがある中で、KRUSHで王者になったレオナ選手はその中で武尊選手との試合が見たいとの声があがる実績・実力がある選手。それと同時に、選手としてもそうですし、お客さん的にもここで見たいという時期がどこにあるかを探したい。この後、来年のK-1のマッチメイクを考えていくので、その中でレオナ選手のK-1を含めた試合、武尊選手の試合をこれから考えていきたいと思っています。時期の明言はできませんが、レオナ選手も武尊選手も一番燃えるシチュエーションが来る状況が来た時に2人が戦うと思っています」と、ベストなタイミングを見計らって実現させたいと答えた。

◆『K-1 KRUSH FIGHT.109』の全試合結果はこちら

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント