(C)Getty Images
2019年12月14日(日本時間12月15日(日))、米国ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナにて「UFC 245:ウスマン vs. コビントン」が開催される。
同大会のセミメインイベントでは、フェザー級王者マックス・ホロウェイと挑戦者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーが対戦する。
3つのタイトル戦の1つで主役を務めるUFCフェザー級王者のホロウェイは同階級で15連勝を狙っている。その相手となるのは階級屈指の強敵、ヴォルカノフスキーだ。
ホロウェイはフェザー級では6年間負けたことがなく、14連勝している。その輝かしいキャリアの中で、彼はジョゼ・アルド(2勝)、フランキー・エドガー、アンソニー・ペティスという元王者たちに勝ってきた。
ヴォルカノフスキーは17連勝を挙げてフェザー級ランキング1位に浮上し、ジョゼ・アルド、チャド・メンデス、ダレン・エルキンスに勝利している。スリリングなフェザー級バトルで、マックス・ホロウェイはレクサンダー・ヴォルカノフスキーの進撃を食い止め、フェザー級支配を続けられるか。それともMMA20勝1敗のヴォルカノフスキーが18連勝を決めるか。
両者の試合前のコメントは以下の通りだ。
ホロウェイ「UFCと契約した日に産まれた息子のために」
「(フェザー級戦線について)ここはMMAの世界だ。2週間ごとに新顔がやってくる。オレはここにいる。ここに居続ける。誰と対戦させようと、戦ってやるさ。
彼(ボルカノフスキー)はUFC 237でアルドに勝ったんだよね。判定勝ちか。良かったじゃないか。おかげでナンバーワンコンテンダーとなり、土曜日にオレとオクタゴンで向き合うことになったんだから。
(試合展開について)アレックスから質問をたくさん投げ掛けられているから、早く答えたくてたまらない。どきどき、そわそわしているよ。
(家族について)ここに今、オレの息子が来ている。経験をさせているんだ。この生活がいつ終わるのか、オレたちには分からない。人生経験だよ。浮き沈みもあれば、いい時も悪い時もある。息子はまだ7歳だ。オレがUFCの契約を手に入れたその日に産まれた。文字通り、この人生に生まれ落ちてきたと言える」
ヴォルカノフスキー「高いファイトIQと計算されたスタイルで戦う」
(フェザー級戦線について)オレはフェザー級の連中を相手にするには強くなり過ぎた。彼のように上の階級に行くのもいいな。
(2019年5月の「UFC 237」で判定勝ちしたジョゼ・アルドについて)アルドもただの対戦相手の1人だった。勝った後でじわじわと現実がやってきて、歴史に名を残すような相手を倒したんだと実感できたよ。
(試合展開について)オレは仕事をやり遂げてみせる。彼が得意としているあれこれはオレには通用しない。レスリングや強さ、パワーといった基本はすごく大事だ。でもオレは自分の高いファイトIQと計算されたスタイルが全てをまとめると信じている。マックスと未来の対戦相手たちにとってそれは試練だ。
(家族について)この試合はすごく重要だ。オレの家族にとって未来の成功を意味するんだからな。オレにとって家族は全てだ。そのために仕事をしている。彼らのためにベルトを取る。
【関連記事】
高阪剛「ホロウェイは“オフバランス”を活かせるか、ヴォルカノフスキーには追う者の強さがある」