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【RIZIN】浜崎朱加がRENAを相手にハム・ソヒの打撃対策「今回はしっかり一本勝ち」と完全決着宣言

2019/12/13 17:12
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』にて、ROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒ(韓国)の挑戦を受けて2度目の防衛戦に臨むRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)の公開練習が、13日(金)都内の所属ジムにて行われた。 浜崎のスパーリングパートナーとして現れたのは、同じく大晦日にリンジー・ヴァンザント(アメリカ)と対戦するRENA(シーザージム)。ハムと同じくサウスポーに構えたRENAを相手に、きびきびとした動きで打撃のみのマススパーを披露した。 「(RENAは)普段オーソドックスなんですが、サウスポーでハム選手に似せてくれています。彼女も試合があるんですけれど、ほぼ毎日やってくれています。直接ハム選手対策というより、スパーの中でこうなったらこうしようという動きの確認ですね」と浜崎。  ハム・ソヒとシュートボクシングルールで対戦し、勝利しているRENA(2012年8月)とのスパーを積めば、ハムの打撃も怖くないのでは、との質問に浜崎は「それは思いますね。一発の強さがあるので怖さはありますが、試合になれば気持ち的にはラクなのかなって思います」と答えた。 「試合まで3週間を切って、いい緊張感を保って練習できているのでいい感じです」と自信を漲らせる浜崎は「今まで2戦して、今まで極められていないので今回はしっかり一本勝ちしていい年末を迎えたい」と完全決着をつけるつもり。  浜崎の言葉にある通り、両者は2010年12月(JEWELS初代ライト級女王決定トーナメント決勝戦)と2011年12月(同王座防衛戦)の2度対戦し、1度目は浜崎が判定3-0で勝利、2度目は浜崎が相手セコンドのタオル投入(腰を負傷していたハムが棄権)によるTKO勝ちと2連勝している。 「同じ選手と3回も戦うのはないことなので、8年越しに戦うのは感慨深い。昔からお互いやっている身として大晦日のRIZINで戦えるのは嬉しいです」と言うが、「ライバルっていうのとは違いますね。ライバル視したことはなくて。あの頃は経験も浅かったですし。戦友とも違うし、何だろう…個人的感情はないですね。もう一度早い段階でやるかなと思っていたんですが、それがなかったのでもうやることないと思っていました」と、3度目があるとは思っていなかったという。  お互いの成長については「私はデビューしてすぐにハム選手と戦った(4戦目)ので、その頃とはファイトスタイルが違います。強みも増えていると思う。それはあっちも同じでUFCも経験して、経験値は向こうの方が上なので油断はできないです。ひとつ上の階級で世界一の団体で戦ってきたのは大きい。あっちも身体が締まっているのでフィジカルも強くなっているし技も強くなっているので、寝技でも気を引き締めます。8年前とは全然違うし、再戦というよりも初めてやる相手ととらえた方がいいかもしれない」と、以前とはお互いに別人になっていると評する。  寝技vs打撃の戦いになるとの予想が立てられているが、「向こうは一発があるので怖い部分はありますが、初めて戦った時よりは私も打撃が強くなっている自負はある。打ち合えるところは打ち合いたい」と、打撃でも渡り合うつもりだ。  恒例となった広島での師匠・藤井恵との合宿も行い、「試合に向けてというより、AACC女子部のみんなで1回行ってみようとなって。違う刺激をもらいました。午前中はラントレ、午後は練習。個人的アドバイスをもらって、ハム対策として何個か技を教えてもらいました。持っていなかった技も含めて、持っているものも細かいアドバイスをもらいました。より正確に、という感じですかね」と、新技の習得とブラッシュアップの両方をしてきた。  過去2戦は後楽園ホールと新宿FACE。そして3年目はさいたまスーパーアリーナの大会場。ここまで来たのかとの感情はあるかと聞かれると「アメリカで試合をするようになったのもいつの間にかって感じでした。その間にRIZINが出て盛り上がって帰ってこれたのはラッキーだなって思います。それは凄く大きい。若い子たちも格闘技をやりたいって増えているので、数年後はレベルが上がってきている。数年後が楽しみです」と特に意識はしていないが、女子格闘技が盛り上がってきたことには喜びを感じているようだ。 ハム・ソヒを喰ってやる、とハムにかじりつく浜崎 今大会ではタイトルマッチが3試合組まれており、朝倉海vsマネル・ケイプは王座決定戦、イリー・プロハースカは防衛戦となるが、「メインでやりたいです。任せていただきたいですね。任せてもらえれば嬉しいな。女子でもメインをはれるところを見せたいですね」と、RIZINのスタッフをチラ見してメイン抜擢をアピールした。  また、8日のパンクラスでパンクラス女子ストロー級暫定王者となった藤野恵実(FIGHT FARM)について、「よく練習に来てくれるし、プライベートでも仲良くさせてもらっています。ベルトを獲って勇気づけられたし、私も頑張らないとな、と思いました」と刺激を受けたとし、「頑張れという言葉をいただきました。私の試合が終わったら、新年会と一緒に祝勝会を焼肉でしたいですね」と笑った。
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