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【GRACHAN】鈴木一史が体重超過の竹内幸司に判定勝ち、木村アビィが阿仁鬼にTKO勝ち、飯田健夫が一本勝ち=12.8「GRACHAN41.5」写真&リポート追加

2019/12/09 20:12
【GRACHAN】鈴木一史が体重超過の竹内幸司に判定勝ち、木村アビィが阿仁鬼にTKO勝ち、飯田健夫が一本勝ち=12.8「GRACHAN41.5」写真&リポート追加

(C)GRACHAN

2019年12月8日(日)北海道・SUSUKINO MARSにて「GRACHAN41.5× D-SPIRAL23」が開催された。

選手発掘と選手経験値を上げるために、北海道のMMAイベント「D-SPIRAL」とコラボし、今回で7回目の開催となったGRACHAN北海道大会。休憩明けに北海道出身のGRAHAN・岩崎ヒロユキ代表はリングに上がり、第1部で行われたD-SPIRAL出場選手の中から選抜し、2020年大阪で開催される『WARDOG CAGE FIGHT24 x GRACHAN42』に出場させたいと発表。また、今大会入場者には、12月22日(日)東京・大田区産業プラザPIOで開催される『GRACHAN42×GLADIATOR011』に無料招待することも併せて発表した(※会場までの交通費は実費)。

また、今回の北海道大会の会場には、佐々木憂流迦、長谷川賢、新居卓(コンバ王子)らも来場。満員(主催者発表)の中、大会が行われた。

◆D-SPIRAL北海道/GRACHAN北海道実行委員会
「GRACHAN41.5× D-SPIRAL23」
2019年12月8日(日)北海道・SUSUKINO MARS

▼第15試合 メインイベント GRACHAN ライト級5分2R
○鈴木一史(リバーサルジム新宿Me,We)
[判定3-0]
×竹内幸司(HLC GYM)※2.3㎏の計量オーバー
※鈴木が試合を受理しため、竹内、罰則金・イエロー2枚・勝利した場合無効試合

 Me.Weの山崎剛の愛弟子の鈴木は、柔術で黒帯の実力を持ち、MMAには36歳の時にプロデビュー。GRACHANを主戦場に活躍し10戦9勝1敗の好成績を誇る。今年7月には大阪のMMAイベント「WARDOG CAGE FIGHT」で王者・玉木壽成に判定勝利を収め、ライト級王座を獲得。チャンピオンとしての初戦は地元・北海道で迎える。

 対する竹内は1998年全日本アマチュア修斗選手権ミドル級優勝の実績を持ち、1999年に修斗でプロデビューし、31戦8勝18敗5分の戦績を持つ。

 1R、右のカーフキック(ふくらはぎへの蹴り)を的確に当てる鈴木の前に、竹内は足が止まってしまう。鈴木はカーフキックに右のストレートもヒットさせて主導権をを握る。なかなか攻撃を出さず慎重な竹内にネガティブファイトの注意がレフェリーから言い渡された。1R終盤には、鈴木がタックルでテイクダウン。

 2R、鈴木のカーフキックでダメージを隠せず腰を落とす場面も見せた竹内。鈴木は打撃で深追いすることなく、タックルを決めてテイクダウン。パウンドで追い込む場面も作った鈴木は仕留めることができず試合終了。鈴木が判定勝ちした。

▼第14試合 セミファイナル GRACHAN フェザー級 5分2R
×阿仁鬼(MARS GYM)
[1R 0分27秒 TKO]
○木村アビィ(フリー)

 父はガーナ人で母が日本人のハーフ、木村は身体能力を武器にアマチュア修斗で試合経験を積み、2016年7月のFighting NEXUSでプロデビューし、現在はGRACHAN、WARDOGを主戦場に。対する阿仁鬼は2007年東日本修斗グラップリングオープンチャンピオンシップウェルター級優勝の実績を持つ。現在51歳の日本最年長MMAファイターとして、GRACHANに定期的に参戦中。

 1R、開始早々に木村が右ハイキックをクリーンヒット。この一撃で怯んだ阿仁鬼に木村がパンチ連打で防戦一方に追い込むと、レフェリーが試合をストップ。木村が秒殺KO勝ちした。


初勝利した木村はマイクで日本語しか話せないことを語った。

▼第13試合 GRACHAN ライト級 5分2R
○飯田健夫(CarpeDiemMita)
[1R 1分13秒 アームロック]
×クォン・ドヒョン(GUMI MMA)

 飯田はアマチュア修斗で経験を積み、2015年には全日本アマチュア修斗選手権ウェルター級で優勝。プロ戦績は10戦5勝4敗1分の戦績を持ち、今年から東京に拠点を移し、マルスジムからcarpediemmitaにジムを移籍した。対するヒョンソクはROAD FCにも参戦経験を持つ。

 1R、激しい打ち合いからヒョンソクが組み付いてテイクダウンするも、飯田はネックロックを仕掛けて上のポジションを取り返すと、袈裟固めからそのまま腕を足でキャッチし、スカーフホールドアームロックの体勢へ。ヒョンソクはタップし、飯田が一本勝ちした。

▼第12試合 GRACHAN 53kg以下契約 5分2R
○早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO)
[2R 4分41秒 腕十字]
×棚田直樹(棚田道場)

 元パンクラスストロー級ランカーの早坂と、PFC初代フライ級王者・棚田の一戦。

 1R、左ストレートを見舞う棚田は組み付いてテイクダウンしながらフロントチョーク。首を抜いて脱出した早坂はグラウンドで主導権を握り、腕十字を狙う。

2R、グラウンド状態で下から仕掛ける棚田だが、早坂は腕十字に再トライし一本勝ちした。

▼第11試合 GRACHAN アトム級 5分2R
○中村“ラーテル”未来(MARS GYM)
[判定3-0]
×木越めぐみ(HAGANE GYM)

 2019年全日本アマチュア修斗選手権アトム級準優勝の中村がプロデビュー、『格闘代理戦争3rdシーズン』に出場経験を持つ木越と対戦した。

 1Rから滑り込むように足関節技狙いの木越に対し、中村はそれを防いで上からパウンド。木越は鼻血を出しながらも下から腕十字を仕掛けるなどのアグレッシブな攻め。

 2Rも滑り込みながら足を狙う木越。グラウンドに付き合わない中村は上からパウンド。スタンドでの打ち合いでも左ストレートをヒットさせて優勢を印象付ける。中村が判定勝ち。

▼第10試合 GRACHAN フェザー級 5分2R
○村田 俊(ノースキングス)
[判定3-0]
×ジェイソン(JKSジム)

 2011年第5回北海道アマチュア修斗選手権ライト級優勝の実績を持つ村田と、昨年5月にGRACHANでプロデビューしたジェイソンの一戦。

 1Rに2度目のタックルでテイクダウンに成功した村田は上から抑え込んで上からパウンド、ヒジを落とす。2Rも上から抑え込む村田がリードし判定勝ち。

▼第9試合 メインイベント D-SPIRAL フライ級 5分2R
○JUN(BIF)
[1R 4分45秒 チョークスリーパー]
×AKI (フリー)

▼第8試合 セミファイナル D-SPIRAL フライ級 5分2R
○蝦名克昭(ノースキングス)
[1R 1分51秒 TKO]
×川久保響(BIF)

▼第7試合 D-SPIRAL KICK 65kg以下契約 3分3R
○辻航平(シャムエボルヴ)
[判定3-0]
×勇次郎(夜王會)

▼第6試合 D-SPIRAL バンタム級 5分2R
○GEN(BIF)
[1R 3分50秒 TKO]
×臼井佑允(ROUGHERS GYM)

▼第5試合 D-SPIRAL フェザー級 5分2R
○鹿野太雅(MARS GYM)
[1R 2分56秒 三角絞め]
こころ(覇王家龍)

▼第4試合 D-SPIRAL ミドル級 5分2R
×黄龍(覇王家龍)
[判定3-0]
○濱のジョニー(BIF)

▼第3試合 D-SPIRAL ストロー級 5分2R
○丸山大輝(MARS GYM)
[1R 0分23秒 KO]
×勉龍(覇王家龍)

▼第2試合 D-SPIRAL フェザー級 5分2R
×ジョンソン(ジャクソン道場)
[判定3-0]
○江田島タイチ(HLC GYM)

▼第1試合 D-SPIRAL バンタム級 5分2R
×小針初男 (フリー)
[2R 4分59秒 TKO]
○佐々木健吾(ノースキングス)

北海道で7大会目を迎え、新たなビジョンを語るGRACHAN岩崎代表

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