MMA
インタビュー

【PANCRASE】“流血しないマドンナ”へ──鈴木万李弥が法DATEと対戦「もっと上を目指していけるように」=12月8日(日)新木場

2019/12/08 13:12
209年12月8日(日)東京・スタジオコーストにて開催される「PANCRASE 311」第5試合フライ級戦で、鈴木万李弥(志村道場)が、計量失敗から階級を上げてきた法DATE(Team DATE)と対戦する。 キックで活躍する鈴木は、MMAではここまで1勝3敗と勝ち星に恵まれていない。PANCRASEでシッジ・ホッシャ、HEATで本野美樹と、強豪グラップラー相手に辛酸を舐めた鈴木が、2戦目のPANCRASEで見せたい姿とは? ──PANCRASEでは、2018年12月のシッジ・ホッシャ戦以来の試合(2R パウンドによるレフェリーストップ・TKO負け)となります。あの試合を経て、MMAでどんなことに取り組まれてきましたか。 「あれから悔しくてもやもやしたものがずっと残っていて……キックボクシングの試合と違って当然、グラウンドの展開が入ってくる。そこを甘く見ていたなって。すべてこなせないと勝ちに繋げられないというのもあって、練習を環境を自分でも考え直して、お世話になっているHEATの新美(吉太郎)先生にも教えてもらうようにしました」 ──修斗で活躍し、HEATでウェルター級王者にもなった新美選手ですね。クォン・アソルにも勝利した。柔術黒帯でもありますね。 「はい。新美先生のところ(バッファローMMA)に出稽古に行かせてもらって、今回はまたちょっと違った成長を見せられるんじゃないかなと思います」 ──いま思えば、ストライカーの鈴木万李弥選手になぜか組み技の強い選手ばかりが当てられていますね(苦笑)。シッジ・ホッシャ選手は端貴代選手に勝利して女子フライ王者になりましたし、本野美樹選手は東海大柔道部出身でした。 「(苦笑)でも、それは相手にとってはこちらがストライカーということなので……。ただ、組みの強い選手を相手に関節技で一本で極められることがなかったのは、ちょっと成長できたのかな、と思います。もっと練習したらちゃんとエスケープできたと思いますし、それで組み技を重点的に取り組むようになりました」 ──たしかに鈴木選手からは極めさせない粘り強さが感じられます。ただ、ポジションを奪われている、そこを志村館長や新美先生らと強化してきたと。 「はい。出稽古ではすべて練習はグラップリングを中心に、グラップリングだけで10ラウンドやったりしてきました。ほんとうに基礎から教えていただきました」 ──逆に言えば、それまでは得意な打撃頼りになっていたと。 「はい。打撃ではチャオ(ロゲート)先生がプロフェッショナルな先生なので問題ないんですけど、館長からグラウンドを教えてもらうなら新美先生のところがいいと勧められて取り組んできました」 ──MMAのなかでのグラップリング、ということですね。さて、今回の相手、法DATE選手は前回計量オーバーがあり、階級を上げてくる選手です。どのような印象を持っていますか。 「見ている感じだと、相手もどちらかというと打撃寄りなので、そこで油断はしていないですけど、打撃勝負だったらいい勝負ができるんじゃないかなと思っています。そして組み技でも負けないように」 ──“流血のマドンナ”は返上できそうですか。 「(笑)そうですね。前回みたいにひどい風にならないように、成長した姿を見せられたらいいなと思います」 ──年が明けて1月19日のHEATニューピアホール大会に、今度はキックルールでの参戦も発表されています。これからどんな目標を定めていきますか。 「ちょっといま停滞していてすっきりしていない部分があるので、25歳になって女性として生活面でも迷う部分も多いのですが、そういったすっきりしない部分を解消して、将来、自分がもっと上を目指していけるように、今回も納得できる試合ができるように頑張りたいと思います」
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