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【PANCRASE】“お祭り男”三村亘が緊急出場「僕の“祭り”を見せるしかない。何のこっちゃと思ってたやつらに思い知らせる!」=12月8日(日)新木場

2019/12/08 02:12
【PANCRASE】“お祭り男”三村亘が緊急出場「僕の“祭り”を見せるしかない。何のこっちゃと思ってたやつらに思い知らせる!」=12月8日(日)新木場

2019年12月8日(日)東京・スタジオコーストにて『PANCRASE 311』が開催される。セミファイナルでは、ギックリ腰で欠場した金太郎(パンクラス大阪稲垣組)の代わりに、同門の三村亘が緊急参戦し、バンタム級王者ハファエル・シウバと同門であるサイモン・オリベイラ(ブラジル/ASTRA FIGHT TEAM)と対戦する。

ここまで12勝2敗2分。スプリット判定で3連勝中の三村は「気持ちでは絶対に負けない」ことが強みだといい、金太郎用に“仮想オリベイラ”としてシュミレートした動きを自身の試合にあてはめ、一気にランキング入りを目指す。スクランブル出場に“お祭り男”は言う。「とりあえず見てくれって感じですね。見ればわかるさ!」と。

──金太郎選手が欠場のため、急遽の代替出場となりました。連絡を受けたのは?

「(計量前日の)金曜の昼過ぎ頃でした。道場の稲垣(克臣)代表から、『亘やれるのか』と。『やります』とそれだけでした。全然、迷うことはなかったです。ただ体重をリミット(61.65kg)まで落とすことは24時間では無理なので、そこだけ考慮してもらえるならやります、と答えました」

──金太郎選手がギックリ腰ということですが、様子は?

「本人に会ってないので、何とも言えないです(※金太郎は3日前体重を65.9kgで申告済みで、坂本広報によると、陣営から「『開脚ストレッチしようとしたらギックリ腰になって動けない』と連絡がきた」とのこと)

──11月17日のDEEP・パンクラス合同興行から約3週間の試合間隔です。ダメージなどは?

「全然、ダメージも疲れもなくて、年明けには試合をしたかったですし、金太郎の(練習の)付き合いもあったので、すぐに練習に復帰してトレーニングはしていました。全然、戦える状態でした」

──試合に向けて短い時間のなかどんな準備を?

「道場に同じバンタム級は僕と金太郎の2人しかいないので、金太郎の練習用に相手の映像はずっと見ていたこともあり、イメージはしやすかったです。オリベイラの動きを自分がやっていたので。それがそのまま僕に役立つとは思っていなかったですけど(苦笑)。オファーを受けた夜に先輩につきあってもらって、少しだけ動きの確認をしました」

──オリベイラはどんな印象でしたか。

「(イメージは)全然、つかめてます。結構、気持ちよく戦う人だなと。ブラジル人らしいイメージですね。(注意すべき攻撃は)端的に言うとヒジとフロントチョークですかね」

──現在3連勝中(2019年4月に松原眞介、7月に獅庵、11月17日に土肥潤に勝利)で、いずれもスプリット判定勝ちですよね。勝因をどうとらえていますか。

「やっぱり気持ちでは絶対に負けない、というのが自分のなかにはいつもあって、そこで勝ってきたから、いままで接戦もモノにしてこれたと思います。だから今回も、それを見せようと思います」

──ところで三村選手のバックボーンというのは?

「中学、高校と柔道をやってました。市内の大会では優勝して、団体で全国大会に出るような感じでした。当時の得意技は巴投げです」

──それは……。

「絶対に使えないです(笑)」

──今回、急遽の出場ですが、セミファイナルで国際戦になります。どんな試合を見せたいですか。

「いやあ、もう完全に僕の“祭り”を見せるしかないですね。いままで散々、(「稲垣組のお祭り男」と)謳ってきたんで、何のこっちゃと思ってたやつらに思い知らせたいですね」

──準備時間は少なかったですが、今後のキャリアの中でも重要な試合になるかもしれません。

「同門で北方大地がチャンピオンベルトを巻き、金太郎も3位で結果を残しているので、僕もしっかり後に続く、という意識ですね」

──稲垣組の代表として東京に乗り込む?

「僕らがやれば、それぞれ稲垣組の戦いになるので……。自分はまだ東京では無名なので、このタイミングで試合ができるのはチャンスでもあります。ただ、関西を僕はあまり地方だとは思ってなくて。そういう表現はよく聞くんですけど、格闘技は試合になれば1対1で自分が中心だから、あまり“地方ファイター”として見てほしくない、“個”としてみてほしいですね」

──わかりました。三村選手の“お祭り”に期待しています。

「僕の変な個性を全面的に出して行こうと思います。内容? とりあえず見てくれって感じですね。見ればわかるさ!」

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