2019年11月30日付で第7代世界ストロー級王者・猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS)が同王座を返上。その直後から同王座を巡る争いが動き出した。
2020年開幕戦となる1月26日の後楽園ホール大会で、第8代世界ストロー級王座決定戦として、同級1位の小巻洋平(リライアブル)と同級2位の箕輪ひろば(総合格闘技道場STF)の対戦が決定した。
両者は過去に2度対戦しており、2度とも箕輪がKOと一本勝ちで小巻を完封している。しかし、2018年に行われたインフィニティリーグ公式戦では僅か1ポイント差で小巻が逃げ切り優勝。箕輪は2位で幕を閉じた。
そして、世界ランキングでも現在小巻が1位、箕輪が2位と直接対決では勝利しているものの、ランキングでは逆転現象がおきている。
箕輪としては忸怩たる思いもあるだろうが、ここは気持ちを入れ替えてチャンピオンシップに向かうべきであろう。というのも元々多彩な極め技を持っていた小巻が6月の大阪大会ではオニボウズを僅か40秒でKO。チャンスに攻め続けるラッシュ力も身につけ、新たな戦いのスキルを披露している。
過去の2戦を見ると箕輪有利は否めないが、チャンピオンシップには必ずと言って良い程落とし穴が存在する。因縁の両者が世界タイトルを懸けた最高のシチュエーションで迎える3度目の対戦。箕輪が更なる返討ちで悲願の初戴冠となるか? 新たなスタイルを披露した小巻がリベンジを果たし、神戸にベルトを持ち帰るか? 31年目に突入したプロフェッショナル修斗。2020年の開幕戦から新たな歴史の扉が開く。
【新たに決定した対戦カード】
▼世界ストロー級チャンピオン決定戦 5分5R小巻洋平(同級1位/リライアブル)箕輪ひろば(同級2位/総合格闘技道場STF)
【既報カード】
▼環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3RTOMA(2度目の防衛戦/TK68)仲山貴志(挑戦者・同級2位/総合格闘技津田沼道場)
▼バンタム級 5分3R魚井フルスイング(同級世界4位/和術慧舟會HEARTS)齋藤 翼(FIGHT FARM・総合格闘技津田沼道場)
▼SHOOTO Women's Super Atom weight WORLD Championship Tournament修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント一回戦 5分2R(延長1R)大島沙緒里(日本/AACC)ゼファーニャ・ンガヤ(フィリピン/チーム・ラカイ)
【出場予定選手】田丸 匠(世界バンタム級3位/NASCER DO SOL)