RAFの主なルール
【試合構成】
ピリオド制:2分×3ピリオド(合計6分)。ピリオド間のインターバルは30秒。
当日計量:原則として大会当日に計量が行われる。
延長戦:試合終了時に同点だった場合の延長戦(オーバータイム)はない。「最後にポイントを獲得した選手」が勝者となる。
ポイント制(得点システム): RAFではアグレッシブな攻防を促すため、ダイナミックな技や場外へのプレッシャーが高く評価される。
【決着方法】
・フォール(ピン)
相手の両肩をマットに1秒以上押さえつけた瞬間、試合終了。
・テクニカルフォール
試合中のいかなる時点でも「10点差」がついた時点で試合終了。
・判定(ディシジョン)
3ピリオドを戦い抜き、獲得ポイントの合計が多い選手が勝者となる。
・同点時のタイブレーク基準
延長戦がないため、3ピリオド終了時に同点だった場合は、「最後にポイントを獲得した選手」が勝者となる。この基準で優勢となっている選手のスコアには、スコアボード上で下線が引かれる仕様になっている。
・失格
繰り返される違反(3回のコーション)、連続する負傷による試合中断、または明白なスポーツマンらしくない行為によって生じる場合がある。
【得点】
◆スタンドのエクスポジション(大技の投げ)=4または5点
スタンド状態から相手を投げ、背中をマットに向けさせた(露出させた)場合。投げの振れ幅(アンプリチュード)の大きさに応じて4点または5点が与えられる。相手を頭上高く持ち上げ背中から着地させれば5点。
◆テイクダウン=2点
相手をマットに倒し、しっかりとコントロールした場合。スタンドで相手の背後に回り込んでも相手が両手を着いて踏ん張った場合、相手を崩してヒジ、ヒザ、頭をマットに着けさせる必要がある。
◆グラウンドのエクスポジション=2点
パーテール(グラウンド)状態で相手を返し、背中をマットに向けさせた場合(胴クラッチのガットレンチや両足・足首クラッチのレッグレースなど)。
※グラウンド状態で上になった選手は5秒から10秒以内に相手を90度以上背中側に向けるバックエクスポージャーを得る必要がある。5秒から10秒以内にそれができない場合、再び立った状態から再開。
◆リバーサル=1点
ボトム(下)のポジションからトップ(上)へ切り返し、コントロールを奪った場合。
◆ステップアウト=1点
相手をマットの場外(ゾーン外)へ押し出した場合。
◆ショットクロック=1点
1分間得点が入らなかった場合、消極的(パッシブ)と判定された選手に30秒のショットクロックが課され、その間にテイクダウンなどの得点ができなかった場合、相手に1点が入る。ショットクロックの対象は主に、攻撃回数が少なかった、あるいはマット中央を制する時間が少なかった方。
◆コーション(ペナルティ)=1点
場外逃避、反スポーツ的行為、度重なるインジャリー・タイム要求などの反則に対し、相手に1点が与えられる。
※負傷時間:各選手には、ペナルティなしで1回の負傷タイムアウトが認められる。2回目のタイムアウトではコーションと1ポイントを科される。3回目では「失格」となる。
【その他のルール】
・ビデオチャレンジ制度: 選手のコーナーから判定に対するビデオレビューを要求できる。判定が覆った場合は権利が継続するが、判定が維持(却下)された場合はチャレンジ権を失い、相手に1点が与えられる。
・インジュリー・タイム(負傷中断): 選手は1回まで無ペナルティで治療を受けることができる。2回目の要求はコーションとなり相手に1点が入り、3回目の要求は失格となる。
・アンチ・ドーピング: USADA(全米アンチ・ドーピング機関)およびWADA(世界アンチ・ドーピング機構)の規定に準拠した厳格な検査が導入されている。




