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【Lemino修斗】死闘、野瀬翔平が齋藤奨司に3R TKO勝ちでバンタム級T優勝! シモンスズキが山内渉の蹴りを崩してRNC! パク・チウが倉本にスプリット判定勝ち、吉野光がマヨッキをドミネート! 打威致が岡田嵐士をスピニングバックエルボーでTKO、杉本が鈴木のRNCを“死んだふり”脱出で逆転勝ち、シャランディが吉澤にバギーチョーク極める、有馬が岡田達磨を2R TKO

2026/10/19 17:20
 2026年10月19日(月)東京・後楽園ホールにて『Lemino修斗.9』(Lemino配信)が開催された。  メインイベントは、2月から開幕したバンタム級サバイバートーナメントの決勝。この試合は5分3Rで行われるが、判定がドローとなった場合、優勝者を決めるために「延長1ラウンド」が行われる(※公式結果は「ドロー」)。 『Lemino修斗.9』速報 ▼バンタム級(61.2kg)サバイバートーナメントリバイバル2026 決勝戦 5分3R ※選手名から前戦×齋藤奨司(FIGHT FARM)9勝4敗1分 61.15kg[3R 2分56秒 TKO] ※バックマウントからパウンド〇野瀬翔平(MASTER JAPAN FUKUOKA)17勝7敗2分 61.15kg※野瀬がトーナメント優勝  齋藤は、24年7月に行われた後楽園ホール大会で“激闘王”藤井伸樹(ALLIANCE)との大激戦を制し、世界王座を戴冠。  9月大会で暫定王者・永井奏多との王座統一戦に敗れたが、26年2月のトーナメント1回戦で、Lemino修斗2で衝撃の修斗デビューを飾ったモンゴルの23歳の怪物シンバートルを迎え打ち、判定3-0で勝利。  26年8月の準決勝では中島陸の組みからの寝技を凌ぐと、組みでもトップに。打撃で攻勢となり判定勝ち。決勝行きを決めた。  対する野瀬は2月のサバイバートーナメントリバイバル一回戦でジョン・オルニドに1R、キムラで一本勝ち。青井心二に腕十字で一本勝ちした内田タケルと準決勝で対戦予定も、内田が『ROAD TO UFC』に参戦(※1回戦でエロス・バルーヤットに1R RNCで一本勝ちも準決勝で計量ミス)へ。  3月大会のリザーブファイトで神田T800周一に判定勝ちした青柳洸志が準決勝に繰り上がり、野瀬と対戦。野瀬が青柳を1R 肩固めに極めて決勝進出を決めた。  MMAの軸を打撃に持つ齋藤と、極めのある寝技が軸の野瀬。4年前の中村倫也戦以降はKO・TKO負けがない野瀬と、1年前の修斗王座戦で最終回に一本負けを経験した上でここまで積み上げてきた斎藤。3Rの消耗戦でより削れるのは打撃か組みか(※前日インタビュー)。  計量後に齋藤は「『Lemino修斗.9』の大トリなので、それにふさわしい試合して必ず盛り上げます」と激闘を予告。野瀬は「決勝戦。今年1年やってきてここまで決勝まで来たので、僕が優勝してトーナメントの一番になります」と優勝を誓った。  1R、サウスポー構えの野瀬、オーソの齋藤。右振って前に。齋藤の右の蹴りをつまんでテイクダウンの野瀬。立つ齋藤に右で差して押し込み、小外刈を狙い、ボデイロックテイクダウンの崩し。残す齋藤に左のパンチ。  離れる齋藤。野瀬は左前蹴り、右フック、齋藤の右に左を当てた野瀬がシングルレッグへ。ケージ背に切った齋藤。野瀬は左インロー、左。サイトの右の蹴り終わりにシングルレッグも左小手から正対した齋藤。  離れる。齋藤は右ジャブを突く。右ボディ打ちに野瀬は組んで押し込み左右からダブルレッグテイクダウン。尻は突くも立つ齋藤は首相撲ヒザ! 野瀬は離れてスタンド。  右ハイの齋藤。ガードの野瀬に左を当てて出血させると野瀬も左で前に。しかし齋藤の右から左! 右ミドルを掴んでテイクダウンの野瀬にすぐに立つ齋藤!  前に詰める野瀬、インロー、関節蹴り、齋藤は左フック。ブザー。野瀬は左頬をカット。齋藤のラウンド。  2R、左ローの野瀬、しかし詰める齋藤は左ボディ、さらに右を当てて詰める齋藤! 組む野瀬は右で差して内股も突き放す齋藤は右アッパー! 齋藤の左と野瀬の右が交錯。右ボディストレートの齋藤は右ハイも。  左の蹴りの野瀬。右フックをかわして齋藤は左! 互いに喧嘩四つのジャブ。右を突いた野瀬はシングルレッグからドライブ。浴びせ倒した齋藤に脇差しトップ奪う野瀬! フルガードの齋藤。  左足で超えた野瀬は左枕で寝かせるとパス狙い。右で差すもヒジ打ちに蹴り上げて離れる齋藤。立つとヒザの齋藤の足を持って崩す野瀬。ここも立つ齋藤の左右に右を当てる野瀬、打ち合いに退かず。ブザー。齋藤のラウンド。  3R、右から左の野瀬! しかし齋藤の左ストレートに野瀬はダブルレッグも押し倒す齋藤。蹴り上げ立つ野瀬。右ジャブの野瀬。齋藤はカウンター。下がらない野瀬は右を当てる。齋藤も打ち返し左を当てる。  左から右の齋藤。野瀬は右を振って詰めて押し込み、齋藤の左腕を取って腋固め! またいで外した齋藤が上、腕を解除した野瀬はオクトパスガードから脇を潜り、トップへ。  ついに齋藤に背中をつかせた野瀬はハーフからキムラ狙い、右手で自身の左腕を掴んで防ぐ齋藤。腕を抜いた齋藤が背中を向けると、野瀬はバックマウントからパウンド、右ヒジ連打! 齋藤の身体が伸びて、打たれるままとなるとレフェリーが間に入った!  野瀬、逆転のTKO勝ち! 左目下に加え、右目下も大きく腫らせている。  試合後、野瀬は「まず、去年、この日にシンバートルという相手に何もできず一本負けして、“もう辞めたい”“逃げ出したい”と思ったところで、松根代表、岡田代表からチャンスいただき、このトーナメントに参戦して、全試合怖かったけど、1年前の自分に『お前は良かったぞ』と胸を張って言えます。ほんとうに応援してくれている人たち、ありがとうございます。この先、どんなチャンスがあるか分かりませんが、Lemino修斗でタイトルマッチがあるなら、最初にこの階級だと思うんで僕にチャンスをください。Lemino修斗でもしタイトルマッチをやるなら、最初はやっぱりこの階級だと思うんで。松根代表も岡田代表も巻いていたベルトなので、よければ僕にチャンスが欲しいです。ぜひ検討してください。あと、次の引っ越し費用が必要なんでよろしくお願いします」と語った。   やるべきことをやり続け、勝利を手中にしかけた齋藤の熱闘もあり、互いに死力を尽くした年間ベストバウト級の決勝。最後に手を挙げられた野瀬は、優勝賞金200万円を獲得。さらにファイトボーナスも受賞したことが発表された。 [nextpage] ▼フライ級(56.7kg)5分3R ※選手名から前戦×山内 渉(FIGHT FARM)10勝5敗 56.65kg[2R 1分09秒 リアネイキドチョーク]〇シモンスズキ(和術慧舟會HAERTS)8勝1敗1分 56.55kg  フライ級戦。山内は、2021年のプロデビューから6連勝で修斗世界フライ級王座決定戦で新井丈と対戦も死闘の末、3R TKO負けで戴冠ならず。  24年10月、POUNDOUTで松場貴志に判定勝ちで再起すると25年5月、ROAD TO UFCでナムスライ・バトバヤルにTKO負けで初戦敗退。9月のLemino修斗旗揚げ大会で、デウジヴァン・ソウザに1R TKO勝ちで復活も25年11月のRIZINでトニー・ララミーに判定負け。  26年1月のPOUNDOUTでダニエル・アグレイを初回パウンドアウトすると、6月韓国の『ZEN ORIZIN 04』に参戦。ビョン・ジェウンの組みに屈して判定負け。8月のLemino修斗POUNDOUTでJJ.ジョーンズに1R KO勝ちで再起を遂げている。   シモンは7連勝中。24年11月に超新星・中池武寛を1R TKOに下すと、25年1月に山本壮馬に判定勝ち。25年5月のニューピアホール大会では、自身初の国際戦で体重超過のフィルダウス・フェイジエフと対戦し、粘るフィルダウスをリアネイキドチョークで1Rで一本勝ち。さらに7月大会では安芸柊斗もリアネイキドチョークで極めて2連続フィニッシュ。  25年10月にはLemino修斗沖縄に乗り込み混戦のフライ級の中で当時5位の宮城友一を判定で下し、8位から4位にランクアップ。26年2月の前戦で饒平名知靖と対戦、初回に右の蹴りに右を合わされてダウンを喫するも、すぐに立ち上がり組み伏せて判定勝ち。26年7月に7勝1敗でフライ級に落としてきたシンバートルを1R リアネイキドチョークで斬って落としてMMA7連勝をマーク。王座挑戦をアピールしていた。  厳しい国際戦で白星と黒星を繰り返している山内は連勝なるか。7連勝中のシモンはサウスポー構えからMMAの組みへとつなげていかに削るか。  山内「しっかり準備してきたので、明日は全部出し切って勝ちます。応援よろしくお願いします。そしてシモン選手、お願いいたします」  シモン「僕も今まで積み重ねてきたものがあるんで、それを全て山内選手にぶつけて勝ちにいきます。そして明日セミなんで、初めてセミやらせていただくんですけど、セミにふさわしい試合して会場を盛り上げていきたいと思ってるんで、俺らのカードも注目お願いします」  1R、山内の右の蹴りにサウスポー構えのシモンは蹴り足を掴んでテイクダウン! 立つ山内にバッククリンチ。山内の正対際に下に入るシモンだが、切る山内。  離れて右を突いて跳びヒザのシモンが組んでテイクダウン。立つ山内にバッククリンチ。離れ際に右を打つシモン。山内の右にシモンは左ミドル。山内も右の蹴りを返すと左フックも潜ったシモンがシングルレッグ。  差し上げた山内は右ヒジ! シモンも左を伸ばして首投げテイクダウン! ハーフの山内を寝かせて右脇に頭を突っ込み肩固めも狙いつつマウントになって1発ヒジ。山内は左右にブリッジで煽ってブザー。シモンのラウンド。  2R、山内は右の蹴りで右回り。その蹴りを掴もうとするシモンに足を抜く山内はワンツー、ボディから左! 右フックの打ち合いから山内の右蹴りを掴んで崩したシモンはすぐさまバックに! リアネイキドチョーク! 腕が喉に入っている。両足も巻いてリアネイキドチョーク、山内からタップを奪った。  試合後、シモンは「まずは会場、応援してくれた方ありがとうございました。あんま喋ることないんで最後に。なんとなく無傷なんで、できればタイトル、ROAD TO UFCも行きたいんで、先にタイトルマッチやれたらいいなと思っています。オファー待っています。誰でもいいぞ、かかってこいや!」と語った。現修斗世界フライ級王者は、ROAD TO UFCでスプリット判定で惜敗した亮我。果たしてシモンに王座挑戦のチャンスは訪れるか。 [nextpage] ▼バンタム級(61.2kg)5分3R ※選手名から前戦×倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)11勝5敗 61.50kg[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇パク・チウ(P-boyMMA)5勝0敗 61.45kg  倉本は、グレコローマンレスリングで太田忍、河名真寿斗らと鎬を削ってきた猛者。18年2月の修斗でプロデビューから、MMA11勝4敗。2024年4月のRIZINでのヤン・ジヨン戦でのスプリット判定勝ち以来、2年半ぶりにMMAに復帰する。  その間、KNOCK OUTでUNLIMITEDルールで重森陽太、栗秋祥梧を下し、スーパーフェザー級王座も獲得。寝技で極め技無しのルールで磨いた立ち技打撃と組みとパウンドは、MMAの中でどんな進化を遂げるか。  パク・チウは、2021年のMMAデビュー戦はノーコンテンスト。23年8月にフィリピンUGBで判定勝ちで初勝利。24年4月の3戦目で現在ONE Friday Fightsに参戦中のパク・ジョンジュン(※永留惇平を1R TKO)のデビュー戦争の相手を務め、1R リアネイキドチョークで一本勝ちすると、24年10月のHEAT55で福井達郎に判定勝ち。25年3月の前戦Zeus FCでプロ2戦目のチェ・ヤンフンに判定勝ち。  倉本「久々の修斗で。後方にいる岡田代表と戦わせてもらって。6年半ぶりぐらいの修斗です。MMAも2年半ぶりかな。その時も日韓戦だったんですけど、国籍関係なくリスペクト持ってぶっ倒しに行きます。楽しみにしててください」  パク・チウ「P BOY MMAから今日来ました。この大会に出て非常に感謝してますし、誇りに思ってます。明日は楽しい試合をしたいと思います」  1R、ともにオーソドックス構え。右ローの倉本。さらに右カーフでパク・チウがバランスを崩す。右オーバーハンドのパク・チウ。かわす倉本は右ロー。左を突いてシングルレッグ。差し上げるパク・チウをケージまでドライブ、左で差してボディロックの倉本の崩しに残すパク・チウ。アゴを突き放して離れる。  左インローのパク・チウ。倉本は右ロー。右オーバーハンド。パク・チウは右のダブルでヒット! 尻餅を着いた倉本だが立ち上がり。詰める倉本にパク・チウは右アッパー。パク・チウの詰めに倉本は2度の一本背負い。1度目は抜けたが、2度目で投げる倉本だが、押さえ込まれずに立つパク・チウ。倉本はニータップもテイクダウンには至らず。パク・チウは長い右で踏み込むと、かわす倉本にがぶりヒザを狙う。  シングルレッグテイクダウンの倉本にすぐに立つパク・チウをがぶる倉本はヒザ。首抜くパク・チウは、右を投げるように打ち込む。倉本も左オーバーハンド。ダウンを奪ったパクのラウンド。  2R、右カーフの倉本。パク・チウは左ジャブ、左ハイを打つ。右の蹴りも、掴んだ倉本。足を抜くパク・チウは大きな右を見せる。倉本はパンチを振って詰めるがまだ遠い。倉本は左を振って左で差してボデイロックテイクダウン! しかし、パク・チウもすぐにケージに戻す。  押し込まれながらも右ヒジのパク・チウ。右で差す倉本はケージに押しこみ右ヒザ。両脇差して小内刈を合わせてテイクダウンの倉本! すぐに立つパク・チウ。右ヒジで正対を狙う。右で差して左も差してクラッチして崩そうとする倉本、パク・チウにボデイロックしてテイクダウンを狙う。パク・チウが体勢を入れ替えて崩しに行くもブザー。  3R、詰める倉本。左前蹴りのパク・チウ。倉本はインローもそこに右を狙うパク・チウ。倉本は右カーフを当てる! 身体が流れたパク・チウだが、右を振ると、倉本はさらに右カーフ。パク・チウはその詰めに鉄槌気味に右を振る。  左で差して組んでケージ際で内股で投げる倉本。右小手で残すパク・チウ。パク・チウの左指がアイポークに。中断後、再開。  パク・チウは右ハイ。かわした倉本は右カーフ。パク・チウの右ローを掴みに行くがとらえれらず。左ジャブで前に出るパク・チウ。倉本はテイクダウンのフェイクから右オーバーハンド。ローシングルも切るパク・チウがパウンド。  判定は2-1(29-28×2, 28-29)でスプリットに割れ、長い手足からの打撃と強い腰を見せたパク・チウが接戦を制した。 [nextpage] ▼バンタム級(61.2kg)5分3R ※選手名から前戦〇吉野 光(フリー)16勝6敗 61.50kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×カイル・マヨッキ(city kickboxing)6勝1敗 61.50kg   マヨッキは、名門City Kickboxing所属。2022年IMMAFライト級で3回戦進出するなどアマチュア6勝2敗。24年4月に地元ニュージーランドのShuriken Fight Seriesライト級でプロデビューすると、2戦目からフェザー級に転向。  豪州Beatdown Promotions、Shuriken FSで活躍し、25年9月に練馬TRIBEの『TTF CHALLENGE 11』に参戦。石井逸人を1R 右ストレートからのパウンドでTKOに下すと、26年3月のLemino修斗で宇藤彰貴を1R リアネイキドチョークで極めてプロMMA戦績を6勝無敗に。まだ強さの底を見せていないバンタム級ファイターだ。  吉野は、24年12月の『BTC』で川北晏生に判定勝ちも、25年2月の『UAE Warriors 58』で2連勝中のレニー・サデに判定負け。25年11月の前戦でGLADIATORで上田祐起を2R、テイクダウンからパウンドでTKOに下すと、26年5月にLemino修斗5に参戦。バンタム級サバイバートーナメントリザーブマッチとして、伊集龍皇にひき込ませてトップからパウンド。判定勝ちを収めている。MMA15勝6敗。  マヨッキ「まずはここに戻ってくることができて非常に嬉しいです。プロモーターの方には非常に感謝しております。明日はしっかり見せられる試合を行いますのでよろしくお願いします」  吉野「素晴らしい対戦相手を用意していただいて、本当にLeminoの仕事には感謝しています。明日は勝つことに集中して戦いたいと思います。応援よろしくお願いします」  1R、サウスポー構えの吉野。シングルレッグの吉野に、ギロチンチョークで後方に回すマヨッキ。ブリッジから返して立つ吉野はボデイロックテイクダウン! 右枕で右脇に頭を入れる吉野に右で差して立つマヨッキ。首投げテイクダウンの吉野にすぐに立つマヨッキ。  左ジャブから右を当てるマヨッキ。さらに右! しかしダブルレッグの吉野に再びギロチンチョークを狙うマヨッキから首を抜く吉野。下のマヨッキはアームロック狙いから立ち上がり。マヨッキは左を突く。吉野はスーパーマンパンチでブザー。  スタンドはマヨッキ。テイクダウンの吉野に、マヨッキもギロチンを合わせている。  2R、左ジャブのマヨッキに、吉野は組んでテイクダウン。マヨッキの立ちにヒザを突き、右ジャブのダブルは吉野。前に出て大外刈テイクダウン! サイドを奪う吉野。押さえ込んで細かいヒジ。上四方にケージを蹴って亀になる。そこにサイドバックからパウンドの吉野に立つマヨッキ。  吉野は左で差して投げ! マヨッキに背中を着けさせて押さえ込み。サイドから上四方に移行すると下のマヨッキのダース狙いを潰してパウンド。吉野のラウンド。  3R、ダブルレッグテイクダウンの吉野。ギロチン狙うマヨッキに対角に出てリストコントロール。両足を束ねて寝かせてパウンド! そのスペースで立つマヨッキにバッククリンチの吉野は、マヨッキの内股をかわしてバッククリンチをキープ。背後からヒザ。  スイッチ狙うマヨッキにさせずにバッククリンチ。残り1分で胸を合わせたマヨッキ。マヨッキの右をかわしてシングルレッグに。そこにギロチンを合わせに行くマヨッキ。組み直しても絞めれず。吉野が上のままブザー。  判定3-0(29-28×2, 30-27)で吉野が難敵マヨッキ相手に勝利。国際戦でもフィジカル負けせずに、強みをぶつけて組み伏せた吉野は3連勝、『ROAD TO UFC』参戦を希望している。マヨッキは初黒星。 [nextpage] 【試合中止】 ▼バンタム級(61.2kg)5分3R ※選手名から前戦中島 陸(総合格闘技道場ゴンズジム)6勝1敗1分 ※減量中に体調不良で救急搬送、ドクターストップ須藤拓真(X-TREME EBINA)8勝4敗 61.20kg  中島は、2023年アマチュア修斗EXトーナメント準優勝でプロ昇格。24年3月に高校生でプロ修斗デビュー。森貴史を1R TKOに下して白星発進すると、9月に岩佐和哉を1R 三角絞めに極め、12月に強豪・青井心二とドロー。   25年5月に松岡琉之介に1R リアネイキドチョークで一本勝ちすると、9月には父ムテカツとガチのエキシビションマッチで一本勝ち。11月に齋藤大樹を4の字マウント&パウンドでTKOに下すと、26年1月の新人王決定トーナメント・バンタム級決勝で福元大貴を33秒、RNCに極めて優勝。  3月のLemino修斗でサバイバートーナメント1回戦としてエリー・ワイズと対戦予定も、ワイズが体重超過に伴う減点を不服とし、不戦勝に。試合間隔をあけすぎないように6月1日にホ・シュン・リンを相手に初の国際戦に臨み、1R 三角絞めに極めて4試合連続1Rフィニッシュ。しかし、8月のトーナメント準決勝で齋藤奨司を相手に判定負けでプロ初黒星を喫した。19歳。 “レッグハンター”須藤は、MMAでも後藤丈治をヒールフックで極め、Breakthrough CombatのグラップリングProgressでは、中島太一にブルドッグニーバー、竹内稔に腕十字を極め、連続一本勝ち。25年6月のONE FFのサブミッショングラップリングではシャムスディン・マゴメドフを相手にキャッチ2つを奪い判定勝ち。  25年11月のFighting NEXUSのMMAで横山武司に判定負けを喫し、王座戴冠ならず。26年3月のROMAN柔術で道衣ありで鍵山士門をストレートフットロックに極めると、6月のLemino修斗6でジョー・バードに1R 外ヒールを極めて一本勝ち。7月にはQUINTETで岩本健汰と先鋒戦でぶつかり引き分けている。26歳。  ともにグラップリングを得意とするが、主に上半身を制する中島と、足関節を軸に上下で極めがある須藤。タイプの異なる組みは、MMAのなかでどちらが優位に立つか。  前日計量で中島が減量中に体調不良を起こし救急搬送され、診断の結果、ドクターストップに。須藤との一戦は「試合中止」となった。  須藤「もう試合なくなっちゃったのは残念なんですけど、中島選手が安全で大事に至らなければいいなと思ってます。以上です」 [nextpage] ▼フライ級(56.7kg)5分3R ※選手名から前戦×岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)6勝3敗 56.70kg[2R TKO] ※バックスピンエルボー→パウンド〇打威致(有永道場Team Resolve)7勝2敗 56.40kg  岡田は、MMA6勝2敗。24年5月のプロデビューから3連勝後、25年5月に中池武寛に1R TKO負けも、以降3連勝。古賀優平、志賀竜太郎、柴山海音にいずれも判定3-0で勝利。  26年6月のLemino修斗6で杉本静弥に判定負けで連勝が途切れた。修斗世界フライ級10位。24歳。  打撃の“打”、威力の“威”致命傷の“致”から取られた「打威致」はMMA6勝2敗。勝利した試合は全てKO・TKOという修斗フライ級の注目株。24年7月の広島大会では親川龍を1R KOで3連勝をマークも、25年11月の大阪大会でベテラン中村優作に1R TKO負けで連勝ストップ。26年6月のLemino修斗TORAO福岡大会で上田将年に1R TKO勝ちで再起を果たしている。25歳。  1R、岡田のシングルレッグを切ってサイドバックから腹固め狙いの打威致に、上体を上げて脇を潜る岡田。立つ打威致をバッククリンチからシングルバックでコントロール。さらに両足フックにしてバックマウント! バックを取られながらも立って前にスラムする打威致だが、バックにつき続ける岡田。背後からパウンド。岡田のラウンド。  2R、サウスポー構えの岡田の頭を下げた入りに右ハイの打威致! しかし、それを受け止めてバッククリンチの岡田はバッククリンチ。正対した打威致はダブルレッグテイクダウン。ケージ背に立つ岡田に離れると岡田の組み際に右のバックスピンエルボー!   岡田が前のめりに手を着いたところにパウンド連打! 打威致が1Rの組みの劣勢を1発でひっくり返した。  試合後、打威致は「打撃の打、威力の威、致命傷の致の打威致です。闘裸男から乗り込んできました。闘裸男はメチャ面白い選手がいて、なかでも有永道場Team Resolveの選手が面白いんですけど、ぜひ見てください。僕、山口県出身で宮崎清孝先生のもとで励んでいます! ぜひ覚えてください」と語った。 [nextpage] ▼フライ級(56.7kg)5分3R ※選手名から前戦〇杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN)7勝2敗1分 56.60kg[判定3-0] ※29-28×3×鈴木 尊(Four Rhombus)5勝2敗 56.70kg  杉本は、23年11月のプロデビューでの大竹陽戦のドロー後、大竹にリベンジのTKO勝ちを含む怒涛の4連勝も、26年3月大会で高岡宏気に3R リアネイキドチョークを極められ連勝ストップ。6月のLemino修斗6で岡田嵐士をニアダウンに追い込む判定勝ちで再起を遂げた。修斗世界フライ級5位。6勝2敗1分。33歳。   2025年新人王の鈴木は、5勝1敗。25年6月にFighting NEXUSで大輝に判定負けも、25年8月に齋藤大樹に1R リアネイキドチョークで勝利し、26年1月、浅井大海に判定勝ち。5月の前戦で大竹陽に1R リアネイキドチョークで一本勝ちで3連勝中。  1R、サウスポー構えの杉本に、オーソの鈴木はローシングル、切った杉本にすぐに2度目のトライで組んでバックの鈴木! 立つ杉本の背中に乗ってリアネイキドチョーク!   後ろ手を剥がそうとする杉本、喉下に腕を入れて絞めた鈴木に、杉本はいったん両手をだらりとさせて落ちたかと思いきや、足もとは崩れない。杉本の両手が足を一度軽く触ったことでタップと判断、あるいは失神したとみたか、鈴木が足から先に続けて腕を解いて着地すると、杉本はすぐに正対してスクランブルからバック狙い! まさかの“死んだふり”か?  離れる鈴木はローシングルも、切る杉本がバックに。両足フックの杉本は横回転で腰をずらそうとする鈴木のバックについていき背後からパウンド。  2R、鈴木はテイクダウントライも浴びせ倒した杉本がマウント、バックに。ボディトライアングルの杉本に、鈴木は組んだ足側に右・左と半身になり、杉本が足を組み替えた際でトップ。杉本の立ち上がりにバックにつこうとするが、前に落とした杉本が今度はバックに。シングルバックに向き直った鈴木は先に立って右を突くと、背中を見せた杉本のバックについて両足フックからパウンド。シーソーゲームに。  3R、テイクダウンからマウントを奪う鈴木はパウンドも、ここもポジションを入れ替える杉本がマウントを奪い返してパウンド、ヒジ。片手首をつかんで反対の手でパウンド。顔をガードする鈴木に杉本はパウンドラッシュも決めきれず。  判定3-0(29-28×3)で、初回にフィニッシュされそうになった杉本が、最後にニアフィニッシュの場面を作り勝利。  試合後、杉本は「今回は勝ってこの試合順(第3試合)のことを言ってやろうと思ってたんですけど、まさか自分でも“死んだふり”をするとは思っていなかったです(苦笑)。ひとつだけ言いたいことがあったんですけど、頭がボーっとして何も言えません」と語った。  スタンド打撃で効かされたふりから相手を油断させて反撃をする選手はいるが、スタンドのリアネイキドチョークを極められ落ちたふりをするのは前代未聞、両手を外して攻めさせての脱出はそのまま絞め落とされる可能性もあり、レフェリーが落ちたと判断して止められていた可能性もある、リスキーな賭けだった。あるいは杉本はほんとうに一瞬落ちかけて正気に戻ったのか? 場内のOBたちも「まさかの死んだふり?」と騒然。「レフェリーが止めるまで動きを止めてはダメだ」などの声があがった。 [nextpage] ▼フェザー級(65.8kg)5分2R ※選手名から前戦〇シャランディ(TRIBE TOKYO MMA)65.70kg[2R 1分18秒 バギーチョーク]×吉澤ジョアン英司(心技館)65.70kg  1R、サウスポー構えのシャランディ、オーソの吉澤に左の蹴りを上下に。吉澤は左回り。左ハイを打つシャランディ。右前手フックも。シャランディの左スーパーマンパンチをかわした吉澤は右を伸ばす。左右からシングルレッグテイクダウンのシャランディ。ハーフから強いパウンド。  足を手繰る吉澤の立ち上がりに首を狙うが立つ吉澤は右ミドル。左ストレートを当てたシャランディ。左ハイも。右ストレートの吉澤に左ストレートを当ててシングルレッグテイクダウンのシャランディ。バックから腕十字、吉澤の身体の起こしに三角絞めを合わせるがブザー。シャランディのラウンド。  2R、右前手フックのシャランディ、左ハイのシャランディを潜った吉澤はテイクダウンでサイドに。下のシャランディはバギーチョークを合わせて絞めると吉澤の動きが止まり、吉澤が失神!  試合後、シャランディは「これで4勝フィニッシュです。これからもっと強くなるので応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼フェザー級(65.8kg)5分2R ※選手名から前戦×岡田達磨(SAI GYM)65.55kg[2R 4分00秒 TKO] ※右ストレート→パウンド〇有馬鉄太(THE BLACKBELT JAPAN)65.60kg  1R、ともにオーソドックス構え。サウスポー構えの岡田にオーソの有馬は右ミドル。左インローの岡田。有馬は鋭い右ハイ。ガードの岡田はシングルレッグからドライブもテイクダウンは有馬。スイープした岡田が上もケージで立つ有馬。岡田のシングルレッグを足を戻して右小手の有馬。  左で差して押し込む岡田の崩しに残す有馬はバッククリンチ狙いもさせない岡田。体を入れ替えシングルレッグテイクダウンの有馬に岡田は首を抱えてトップ狙いも際で有馬がバック、ボディトライアングルを組んで背後から細かいパンチでブザー。  2R、サウスポー構えの岡田は左インロー。有馬右ハイ、右ストレートで詰めると、岡田もワンツー。そこに右の蹴りを合わせる有馬。右ストレートを突く有馬に右ジャブの岡田。右インロー2発の有馬は右ボディストレート。  ワンツーで詰めると、岡田の組を切ってスタンド。岡田の左に右テンカオを突く。左ストレートを当てる岡田。有馬の右をサークリングでさばくが、詰める有馬の右が届く。さらに有馬の右ストレートに岡田がダウン! 有馬がパウンドをまとめてレフェリーが間に入った。  試合後、有馬は「自分レスラーでこの間、漬けてしまって面白くない試合をして、今回打撃コーチに学んで打撃で勝ちましたが、ちょっと粗いところもあったのでまた修正していきます。鶴屋代表はじめTHE BLACKBELT JAPANの皆さんありがとうございました」と語った。
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