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【RIZIN】死闘を制した荒東“怪獣キラー”英貴「時が来たら、仕事はします」×長谷川賢「“押し切っちまえ”が出来なかった」&「『ファイトする』ということ」

2026/10/06 15:10

長谷川賢「ファイトする」ということ

 試合後、長谷川は自身のXのスペースでライブ配信。あらためてミドル級への減量と、ヘビー級では酒井リョウ戦との再戦を佐伯繁代表にリクエストしたことを明かし、「キルクリフFCに行こうかなって思ってる。ヘンリー・フーフトフコーチが『俺がお前を以前のように戻してやる』って言ってくれて。昔対戦したアウンラ・ンサンも指導員やってるし、フロリダの海を二人で走ってくる」と再起のプランを語った。

 また、自身の試合以外にも言及。女子スーパーアトム級で、スプリット判定決着となったNOEL vs.ケイト・ロータスについて、グラップリングの試合を例にあげて「まだ発展途上、この選手たちがどうなっていくかは温かい目で見守って」とし、次のようにジャンルの普及を語った。

長谷川「ジョセフ・チェンがグラップリングの大会を組んだ時に、彼は膠着を良しとしなくて。ルールの枠を使って攻略してポイントを取って逃げるゲームについて、ある選手が実力差があるのに勝負しないで固めて、ちょっと硬い勝ち方をしていた。俺としてはそれは全く無しとは思わなかったんだけど、つまんない試合だなとは思って。でもジョセフはすごく怒っていた。『なんであいつはもっと動かないんだ』って。『動きが無い試合だからグラップリングが批判される。もっとアグレッシブに攻めて、ゲームを動かす必要がある。それが新しい人たちがどんどん入ってくるきっかけになる。“面白い”と思うことが、見る人・やる人を増やす方法だろ? 出来ることがあるのに全力を尽くさないのは、プロじゃないだろう?』っていう、マインドの話をしてくれた。

 俺は、プロとして勝負に勝つこともすごく大事だし、見せるのも大事って両方の側面がある中で、やっぱり“自分の能力でできることを全部やる”のが大事だなっていうのは改めてその時思った。それができるのって、練習からそういうことを意識しないとできないわけで。そういうことも考えて練習して試合に勝つ。“動ける”ってことは、試合で勝てる幅も増えるってこと。それも想定して練習しないといけないんじゃないかなっていうのは思ってる。

“勝ちにこだわって(勝負に)動けない”っていうのは、やっぱり技術が足りないから。だってどちらかが有利になった方は動けるからフィニッシュに向かうわけだし。戦いってどっちかが居心地悪くなる話だと思う。どのポジションにいるか。居心地悪い方は居心地良くしなきゃいけないし、相手に居心地悪くさせていい方はどんどんフィニッシュに向かう。戦いは、ファイトはそういうもんだと思ってるから、そこで膠着してるのはやっぱり技術や体力が足りない。強い者同士だったら膠着する部分はあるんだけど、それをどう展開を作るかっていう展開力、展開をどんどん進めていくって力も必要だし。


11月6日のONE『The Inner Circle 37』でクリスチャン・リーはタイ・ルオトロを相手にライト級王座防衛戦に臨む。(C)ONE Championship

 それは3分の試合、5分の試合で展開のスピードも違うと思うけど、その『展開力』の差っていうのもかなりあるのかなと俺は思っていて。例えばボクシングの試合とかK-1の試合って早い。次、次、次って。で、MMAは結構遅くなることも多い。でもクリスチャン・リーの試合って超展開早くない?(打撃も組みもシームレスで)早い。彼のすごいところは展開力の速さだと思っていて、ああいうことができる選手がどんどん出てくる。

 だからグラップリングもそうだし、女子格闘技でもそういう選手が出てきた方が盛り上がるんじゃないかなって。そういう選手が出てくるのを期待したいし、今いる選手がそうなっていく可能性もある。そういうところもこれから見てくいくべきだと思う。強くなったら展開を進めることが出来る。まだ発展途上なんだろうから、ここからどうするか。この選手たちがどうなってるかっていうのは温かい目で見守ってもらいたいです。

 俺はコーチに理想論を聞いて、いつもそれに近づけようと思ってる。できる・できないは別にして。格闘技って多分“どの状態でも、どういうことでもできるような状態にしとかなきゃいけないもの”だと俺は思ってる。“こうなったからこうします”って話じゃなくて“こうなってもどうにでもできる”っていうことが一番なのかなって」。

 また、『超RIZIN.5』で朝倉未来に1R 2分39秒、パウンドでTKO負けした青木真也のフィニッシュについて、「本人と相手にしか分からないプレッシャーがあったのかもしれない」と前置きしながらも「青木さんの凄さを知っているだけに、あそこで腕十字に行った青木さんが気になった」と語った。

長谷川「試合前に『青木さんが絶対勝つ』って言ってましたし。なんであそこで十字行ったのか。本当に未だに俺は……青木さんの試合を昔から見てるし、青木さんとも喋ったことあるし、 ONEの青木さんを近くで見てたことがあるから、あそこで腕十字に行く青木真也さんが信じられないんですよ、俺は。だって青木さんってバックついたらラスト40秒ぐらいまで(切り返される)危険がある技はしないじゃないですか。だからあそこで行った青木さんっていうのは本当に信じられなくて。最近の格闘技の一番の謎です、僕は。スタミナとか言われてもあの青木さんですよ。青木さんの凄さは分かってるだけに、あそこであの十字に行くのか? っていう。

(J氏「近代MMAでは胸と胸を合わせるサブミッションが決まり手のほとんどで、身体を投げ出す(スペースが出来る)腕十字は捨て身の攻撃にもなり失敗するとリスクがあることを知った上で冒した」)今までの青木さんだったら多分ラスト30秒くらいまで行かないじゃないですか。今までの青木さんだったらあそこから三角(絞め)に行ってるはずだし、あそこのなんかその打点の低さが凄い気になって僕は。分からないですけどね。本人と相手にしか分からないプレッシャーがあったのかもしれないですけど、青木さんの凄さを知ってるだけに……だってジェームズ・ナカシマから一発で(RNC)極めるんですよ?(リスクを冒しても以前の感覚だったら取れていたと)でもリスクを冒さないのが青木さんだと思ってます、俺は。(ファイトしたかった?)それは……そこは言ったら僕が今回、荒東君に殴り行ったのもそういうことだって言ったら納得はするけど、それでも僕がやるのと青木さんがやるのとでは意味合いが違うと思ってるんで。青木さん本当に極め力が凄いから、何個一本取ってんだ? ってフィニッシュ率も凄いから……」

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