修斗修斗
MMA
ニュース

【RIZIN】死闘を制した荒東“怪獣キラー”英貴「時が来たら、仕事はします」×長谷川賢「“押し切っちまえ”が出来なかった」&「『ファイトする』ということ」

2026/10/06 15:10

長谷川賢「僕のスタミナが削れるまで待たれた」「適正のミドル級でやれれば一番いいのかなとも思う」

――長谷川選手、試合を終えた率直な感想をお聞かせいただけますか。

「いや、もう『情けない』しかないすよね、はい。いや、情けないのと……ああ、そうっスね。結果聞いてすぐ荒東君を讃えないで帰ったのはちょっと僕の悪いところかなと思って、自分にも、自分に負けた試合かな。ああまあ荒東君に負けたんスけど。あそこ何も言わずに出てったのはちょっと自分のあそこが、一番弱さが出たかなって思いました。あと2Rっスね。上取れたところで取り返されたのが。ま、本当ちょっと、『情けねえな、俺』っていうところでしたね」

――荒東選手と実際に戦ってどんなファイターだったでしょうか。

「うーん、なんか上手くやられたなっていうのが……我慢してましたよね。1Rはずっと。実際2分ぐらいは僕のペース、2分以降はずっと向こうのペース。そこかな。だから、うん“タフだったな、思ったより”ていう感じでしたね」

──長谷川選手は、RIZINの旗揚げ以来のかなり久しぶりの参戦で、10年ぶりということになりますが、そのRIZINの舞台はいかがでしたか?

「うーん、まあ、落ち着いてはできたんですけど、本当にまあ階級と僕のコンディションと……っていうところがまず今回の試合で一番来て。いつもならもらうはずのないパンチをもらって、アガってたわけではないですし……空気感は良かったし、なんかこの何日か楽しかったなって、で、僕が掴めなかったなって思いましたね」

――試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。

「いやー、何も考えられないなっていうのとで、やるんだったら、本当になんだろう……うーん、やるんだったらもう一回気合いを入れ直さなきゃいけないって。気合いっていうのは全てに対してのことで……、うーん。たぶんこう、試合見て思っていたかもしれないけど1分、2分は僕のペースだったんじゃないかなって。で、2分以降、もう明らかに相手はガード固めて、僕のスタミナが削れるまで待って、そっからパンチ振ってきて、まんまと作戦に乗って。で、ま、作戦の時点で負けてたのかなってか、体力ないっていうのがそもそもファイターとしてどうなんだろって話じゃないですかね。ねえ、そのスタミナ作る期間がなかったって言ったら普段の生活がおかしいし。うーん……やるんだったらちょっともうちょい期間をかけてもう一回やんなきゃいけないし、ミドル級って適正でやれれば一番いいのかなとも思うんですけれども。それも人数がいないってことで。また戻ってくるんだったら何かを変えなきゃな、変えなきゃなっていうか、作り直す必要がある。

 そこで今日のバカ試合してていいのかなっていうのはありました……うん。あんなのだっておかしいじゃないですか、今日の試合なんか。我慢して我慢して、相手が2分以降攻めてきて、たぶん1、まあ、今考えれば(荒東が)1R我慢して2R目から行こうって作戦だったんですけど、途中で分かってたけど“その前に倒しちゃおう”っていう僕の心の弱さとスタミナの無さが露呈した試合だったのかなって。荒東君のことを讃られないでケージ降りてしまったのはちょっと本人に謝りたいなっていうところで、直接行くのもう嫌なんで、ここでちょっと、改めて謝れればなっていうのは思っています。なんで、この声が届いてほしいなと思っています」

──計量の段階で10kg以上の体重差がありましたが、そこに対して戦いながら感じるところはありましたか?

「あんまりそこは感じてなくて、まあ、別に120(kg)と110(kg)じゃないスか。他の階級だったらなんか400グラムぐらいの差じゃないかなっていう。ま、それはちょっと言いすぎですが、今日の試合で重いとかは感じなかったですね。ただただ僕の普段の練習不足を突かれた、スタミナの無さが思いっきり出た試合なのかなっていうのは思いました。ただ、ヘビーでやるんだったらチューンナップしなきゃなっていうのと。最初の2分と残りの13分の、たぶんその何て言うんだろうな、ペースの違いっていうのがすごく出た試合なのかなって。

 めちゃくちゃ長く感じたし、向こうは最初の僕の攻撃をどう耐えるか、たぶん2分っていうか、1Rですよね、作戦は。向こうは、僕の1R・5分耐えて、残りの10分で僕を倒す。で、僕は途中でそれ分かったけど押し切ろうと思った。それがすごい、まあ今言ったら考えたら“バカだな”っていう。本当にもうただ自分のこと大バカ野郎だとしか思わないような感じですよね。あそこでペース落としたらまた違ったかもしれないですけど。で、結局行きすぎて最初左フックもらったんスよね。左フックもらってまた次、右か。で、倒れてしまった。そこから、力んでパンチ打ってどんどん疲れてって、もう墓穴掘ったというか、相手の作戦に乗っちゃったっていうのが、はい。うん」

──もう少し冷静にプランを立てて行けてたらもっと全然違う試合にはできた?

「ま、そうスね。ていうか冷静に戦える体力が無かったってのが一番バカな話で。うん、そこですよね。“押し切っちまえばいいや”って、よくあるアレですけど、押し切れると思ったんで。パンチ当たってたし。

 でも向こう、たぶん試合見返せば分かるけど、(両手を頭に添えて)こうじゃないスよね。もう(左手だけを頭に添えて、右肩を前にディフェンス)こうでしたよね、ディフェンスが。だから打たれてもいいみたいな。急所守って、僕も打つところが無いんでここら辺(頭の上あたり)を打ってたんすけど、もうそれも折り込み済みでやってたのかなって、途中で(気づいた)。

 だけど僕はその作戦プラス変更する体力がなかったので、一番安易な“押し切っちまえ”で押し切れなかった。それで一番ダメな根性勝負して“なんとかするしかねえ”なと。でも根性勝負してなんとかする、できる体力もなかったんで。ま、結果がああなったってのは必然かなって。MMA舐めてたなって。舐めてたっていうか時間が足りなかった、うん。どうアレすんのか、今後何をするのかっていうのは一番アレで、ま、スタミナ戻せって話なんですけど」

──自分に失望しているのが一番大きいですか。

「いや“死ねよ”って思ってます。自分のこと。ああもうなんか“腹切りてえな”ぐらい思ってますね。失望してますし。その……昔だったら途中でプラン変えられる選択肢ってか、選択する体力があったのに、今日は普通に冷静だったら、プラン変えようとか体力あれば。体力あれば冷静にも行けたし、プラン変えようって選択肢があったんですけど今日はもうそれもなくて。てか、倒さなきゃいけないっていうのも頭にあったし、プラン変更して長々やるっていうのも、“やりきれるかな”って不安もあったんでそこで“押し切ってしまえ”っていう一番単純な考え、それが失敗に繋がった。そういう試合だったと思います。だから失望してます」

──荒東選手のブロッキングとか、コカしとか首相撲がかなり細かく上手くて、結構有効的だったと思いますけれども、それは試合中やっぱり“あ、ちょっと上手いな”とか、そういう、感じてることはありましたか?

「ていうか、ガードが嫌だっていうか、アレですよね。僕のパンチの、そのなんだろう。たぶん、なんか……」

──軌道を読まれていた?

「軌道を読まれたか、あのもう顎引いて、当たっても、なんだろう。たぶん僕のダメージと体力の削り具合を計算してたと思うんですよ。で、なんだろ、1R……分かんないスよ、聞かないと。ただ1Rは完全に僕のパンチいくら食らっても倒れないように顎引いて、2R目から削りに来たっていう。だからガードも、こう(両手ハイガード)じゃなかったスね。で、ま、いくつか狙われるけど倒れないような感じで、だからダメージと僕のスタミナを天秤にかけて削ってきたのかなって。そのなかで僕は疲れてくるし、えっと……、疲れてくるし倒したいからどんどん近づいてきて。で、正直ですよ、3R、使えんだったら、使って戦えるスタミナがあればジャブ打ってりゃいいのかなって。でもそれもなんか興行的にどうなのかなって思う自分もいちゃって。ずっとジャブ遠くから打ってりゃいいはずなのに“倒しに行こう、倒しに行こう”と思って左もらって。で、疲れたし倒せないしどうしようって。だから実際あのブロックは嫌でしたね。はい」

──あと、向こうの陣営は三日月蹴りを狙って、体力を削ることが作戦としてあったみたいです。実際どうでしょうか? 

「三日月もらいましたっけ」

──ミドルキック的なものは。

「あんまでも、そこはそんなに……そうですね」

──どちらかと言うと、相手からのダメージより自分のスタミナ不足で、スタミナが切れた感じですか。

「そうスね。あとなんか足持った時にミドルも食らって足持った時に一発、左か右もらったのがクラッとして、あの、ちょっとヘビー級の手打ちのパンチ、手打ちのパンチだったんですけど甘く見てましたね。あれが最初にクラッとしたかな? あとそうスね、めちゃくちゃなんか右のふくらはぎが肉離れしてますね、たぶん。ちょっとなんか、すげぇ痛い」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント