ムエタイ&キックボクシング王者のアーセルがムエタイ王座の防衛戦を行う(C)ONE Championship
2026年10月2日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 173&The Inner Circle 33』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が出場する。
『The Inner Circle 33』の第1試合には、加藤有吾(RIKIX)が2度目の出場。ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ3分3Rで初出場のファラップ・トヨタラヨン(タイ)と対戦する。

加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。
2024年12月に『ONE Friday Fights 91』に初出場、OFGムエタイに挑んでケイ・ジンジュンをKO。2026年1月に2度目の出場が決まっていたが、メディカルチェックを通過できなかった。2025年8月に鈴木真彦、2026年4月に堀本祐惺に敗れ連敗中。戦績は28勝(13KO)9敗。
『ONE Friday Fights 173』の第1試合(全体の第6試合)には、同じくRIKIXのHIROYUKIが登場。ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ3分3Rで初出場のケビン・オイエルビデス(メキシコ)と対戦する。

HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍。11月の『Bigbang』で板橋武留を98秒でハイキックKOし、Bigbangバンタム級王座に就いた。
2024年8月にONE初参戦を果たすとシンサンパーを1R1分28秒、左フックでKOしてみせたが、10月の2戦目ではプラカイペットに惜敗。12月には3戦目に臨んだがパデッスクに初回KO負けを喫した。2025年12月、ペッダムから3度のダウンを奪っての初回TKO勝ちでONE戦績を2勝2敗としている。直近の試合は7月の岡山ジム興行でビョン・ソンジに判定勝ち。
RIKIX勢が共に勝ち名乗りを上げることが出来るか。
また、『The Inner Circle 33』のメインイベントでは、ONEライト級(-77.1kg)ムエタイ世界タイトルマッチ3分5Rで王者レギン・アーセル(スリナム/Sityodtong Amsterdam)がジョージ・ジャービス(英国/Lumpini Crawley)の挑戦を受けて防衛戦を行う。

アーセルは15歳でムエタイを始め、プロに転向するとすぐにオランダ国内には敵がいなくなり海外へ相手を求めた。2016年11月に『Lion Fight』にて世界スーパーミドル級王座をTKOで奪取すると3度の防衛に成功。2017年5月には『Mix Fight Gala』の78.5kgトーナメントでも優勝している。
ONEには2018年4月から参戦し、2019年5月にニキー・ホルツケンに判定勝ちでONEキックボクシング世界ライト級王座を獲得(4度防衛)、2022年10月にはONEムエタイ世界同級王座決定戦で勝利、キックボクシングルールとムエタイルール(3度防衛)のダブル王者となった。2016年3月から8年間無敗・23連勝を飾っていたが、2024年5月のアレクシ・ニコラ戦で判定負け。キックボクシング世界王座を奪われたが、10月のダイレクトリマッチでニコラに判定勝ち、王座を奪回した。
しかし、2025年4月の二コラとの3度目のタイトルマッチで体重超過。タイトルをはく奪され、二コラが勝利すればタイトルを獲得する変則王座戦でアーセルが勝利したため王座は空位となった。2025年8月にはジョージ・ジャービスを1RでKOし、ムエタイ王座3度目の防衛に成功。2026年4月、ONEライト級キックボクシング世界王座決定戦でルンラーウィーに圧勝し、再びキックボクシングルールとムエタイルールのダブル王者に返り咲いた。

ジャービスは2023年9月のONE Friday Fights初参戦ではタイのチャンナッジョンに判定負け、2024年2月はムスタファ・タクレティにスプリット判定で勝利し、8月にはリカルド・ブラボの連勝をストップした。2025年4月にムーシネ・チャフィに判定勝ちで4連勝を飾り、2025年8月にレギン・アーセルが保持するONEライト級ムエタイ世界王座に挑むも、初回KO負け。2026年3月の再起戦でシンサムットに完勝、6月にはルンラーウィーを左フックでKOしたがこの試合は体重超過していた。
前述の通り、両者は2025年8月にもムエタイ世界タイトルマッチで対戦しており、アーセルが1RでKO勝ちしている。約1年の時を経て、どこまで差は縮まっているのか。





