2019年12月4日に行われた記者会見で、12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『BELLATOR JAPAN』への参戦が発表されたK-1甲子園2014王者・平本蓮(K-RIVER・AXジム)。
元DEEPフェザー級王者・芦田崇宏(BRAVE)とRIZIN Kickboxingルール68.0kg契約3分3Rで対戦することが決まったが、そのことについて平本は自身のSNSに「MMAファイターとキックルールでかよ? ってよく言われるけど俺は芦田選手をまず舐めてないし、危険な相手だと思ってます。だからこそリスペクトを持って全力で倒しに行く」と、キックルールだからと言って油断はならない相手だと最大限の警戒をして臨むと綴った。
他流試合のピリピリとした緊張感を漂わせた平本と芦田(右)のフェイスオフ さらに「いつかMMAのルールでもK-1の強さを証明するつもりです」と、将来的にMMAに挑戦する可能性があることを示唆した。
平本がこの投稿をする約5時間前には、朝倉未来が自身のSNSにて「総合の選手がキックボクシングの選手とキックルールでやって負けて世間的に弱いと思われていく。気に入らないわー」と苦言を呈していた。平本の投稿が朝倉に対するアンサーなのかは分からないが、いずれMMAルールにも挑戦するという平本の心構えはいわゆる“勝ち逃げ”しようとする選手とは違うようだ。
また、平本はRIZINに参戦した理由のひとつとしてBELLATOR KICKBOXINGのタイトルを狙っていきたいと会見で発言したが、会見後には「ベラトールにはアラゾフがいる。1つずつ1つずつ」と、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者チンギス・アラゾフ(ベラルーシ)が標的であることを明確にしている。
さらに「俺は骨の髄までK-1ファイター。誰が何と言おうと俺はそう誓ってる。外からK-1を証明します」と、K-1愛も語った。<関連ニュース>K-1甲子園王者・平本蓮が電撃参戦、元DEEP王者・芦田崇宏とキックルールで復帰戦ゲーオをKOした平本蓮がK-1との契約を満了「世界最高の頂を目指して頑張ります」と現役続行宣言