2019年12月8日(日)東京・ニューピアホール『BOM 2-6~THE Battle Of Muaythai SEASON II vol.6』で、IBF&WBCムエタイ世界バンタム級(53.52kg) ダブルタイトルマッチ3分5Rを行うルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王者の朝陽・PKセンチャイジム(PKセンチャイムエタイジム)のコメントが主催者を通じて届いた。
朝陽はIBFムエタイ&WBCムエタイ世界バンタム級王者で、ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級8位ペットチャワリット・ソーチットパッタナー(タイ/PKセンチャイムエタイジム)に挑戦する。
■ONEのルールも好きなので本戦に出られるようにいい結果を残したい
――今回、WBCムエタイ、IBF世界バンタム級ダブルタイトルマッチで対戦するペット・チャワリット・ソーチップタナについてはどのような印象がありますか?
「今年6月のノーナクシン興行で小嶋勇貴選手と対戦している選手なんです。身長が高くてサウスポーなのでちょっとやりにくいかなと思うのですが、ちゃんと対策を練って練習しているので試合までには対応できるようになっていると思います」
――タイトルマッチだけにいつも以上に気合いは入りますか?
「そうですね。世界タイトルマッチを僕はまだやったことがなく、名高も竜哉も獲っているタイトルのチャンスがやっと巡ってきました。絶対に獲るという気持ちで練習に励んでいます」
――練習で強化しているところは?
「首相撲で捕まってしまうと身長差があるのできついと思うので、そこをいかに組まれないようにするか。あとはどう自分の距離で戦っていくかを意識して練習しています」
――ハードパンチャーとして知られる朝陽選手のパンチは当たりそうですか?
「それは自信満々、倒す気満々で今回も行こうと思います」
――9月の『ROAD TO ONE』で50戦以上のキャリアを持つベテランの薩摩3373選手をKOしましたが、あれはイメージ通りの結果でした?
「あの試合では練習通りの動きができたので、凄く良かったです」
――朝陽選手はなぜあんなにパンチ力があるのでしょう。
「何でしょうね(笑)。とにかく思いきり飛び込むことを意識しています」
――ONEでは通常のボクシンググローブよりも薄いオープンフィンガーグローブ着用となります。さらに持ち味が発揮されそうですね。
「ONEのルールも好きなので本戦に出られるように、今回の試合では何が何でもいい結果を出したいと思います」
――名高選手、竜哉選手と次々にタイのメジャータイトルを獲得していますが、意識していますか?
「2人はタイの本場で試合をして結果を残していて凄いなと思うのですが、自分は自分でやりたいことが少しずつできているので、スピードは遅れていますがそんなに焦りはないです。同じ歳だと焦りはあるかもしれませんが、僕は1つ下なのでまだ心に余裕があるかもしれません(笑)」
――2人に負けない部分はありますか?
「やはりパンチですね。2人はテクニックがあって競る試合ができるのでムエタイ好きな人には面白いと思うのですが、僕は初めて格闘技を観る人がいい選手だなと思ってもらえるような試合ができます。僕はアヌワット、ロッタン、ヨードレックペットのように小さな体格でもパンチが強くて前に出るような選手を目指しています」
――ファンにメッセージをお願いします。
「今回初の世界タイトルマッチになります。この大きなチャンスをモノにすることで、もっとビッグな選手にならないといけないと思っています。今回、1~3RあたりでのKOを目指しているので注目していて下さい。いい勝ち方をして、メインの名高につなげます。また、今回は大好きなBAD HOPさんが僕の為に入場曲を作ってくれました。絶対に負けられないです。ベルトを獲ってONEにもBAD HOPさんの曲で入場します」