スーパーライト級に上げて間もない久井(左)が2階級も上の世界的強豪シッティチャイに挑む
2026年9月5日(土)神奈川・横浜武道館『REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級3分3Rで対戦する、久井大夢(TEAM TAIMU)とシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)のインタビューが主催者を通じて届いた。
久井「何も問題ないかなと」

相手選手の欠場により、急きょシッティチャイと対戦することになった久井は、周囲も驚く中、本来2階級上の強豪に対してどう闘おうとしているのか?
──まだ1カ月も経っていませんが、大阪大会のモー・アブドゥラマン戦は衝撃のKO勝利でした。自分としては、どれぐらい思ったようにやれましたか?
「どうですかね? でも今回はやっぱりKOで勝たないとっていうのはメッチャあって、そこで倒し切れたのはよかったなと思います」
──例えば2回目のダウンはバックキックで決めましたが、あの技は特に今回のために用意していたんですか?
「いや、そういうわけでもないですね。常にミット打ちで練習してる技の一つなので、それが出た感じで」
──では、あの試合のために練習していたものが出たという部分は?
「あの試合では『攻撃をもらった時とかに2歩以上下がらない』ということをテーマとしてずっとやってました。そこはわりとできたのかなと思いますね」
──そうなんですね。「2歩以上下がらない」というのは、相手の圧に負けないという意図ですか?
「そうですね、常に自分から手を出していくために、スパーリングでも、2歩以上下がらないということを常に意識的にやっていました。2歩以上下がることで、もっと下がってしまう展開も増えると思うし、自分から攻撃している感じがなくなるので、そこは意識してましたね」
──それを実際に実行できて勝利にもつなげられたことで、今後にも生きてきそうな感じですね。
「はい。スパーリングなどでも、そっちの方が自分に合ってるなとも思いますし、そういう面ではいいのかなと思いますね」
──しかし、その余韻に浸る間もなくというか…試合後に希望していた通りに9月大会への出場、しかもシッティチャイ選手との対戦が決まりました。周りからもかなり驚かれているでは?
「9月大会に出るということ自体が、まずびっくりされましたね」

──しかもその相手が、2階級上の世界的強豪、シッティチャイ選手ですからね。そういえば、以前からお父さんの淳平さんは「代打出場などの場合、70kgまでやれる」と言っていたと聞きます。
「まあ、何kgまでとかは僕自身はあんまり考えてないんですけど、いつでも試合できる準備はしてますし。通常体重も70kgちょっとあるので、何も問題ないかなとは思ってますね」
──普段から70kgの海人選手などとも練習していますが、そういう練習の中で、階級上の相手でも普通にやり合えるという感触がある?
「はい、そこの自信もあるし、普通に出たかったっていうのもあるし。ホンマに正直、相手は誰でもよかったので、出られるならチャンスやなって思って、出ました」
──相手のシッティチャイ選手は、今回がKNOCK OUTで3戦目になりますが、どんな印象ですか?
「やっぱり体が大きいのと、蹴りとかが重そうで、攻撃のパワーがありそうやなと思いますね」
──ではそれに何で対抗して、どう闘うつもりですか?
「距離感とかですかね。離れて闘うんじゃなくて、しっかり勝負したいなと思ってます」
──ではある意味、感覚としては先日のアブドゥラマン戦と少し近いものがある?
「そうですね。闘い方とか、試合に対する気持ちとかは同じですね」
──アブドゥラマン戦では前日計量の時にも、ちょっと体つきの差があるなという印象を受けました。先ほど「2歩以上下がらない」という話がありましたが、実際に対戦する中でパワーや圧はそこまで感じなかった?
「試合中に自分が、何回もコケてたじゃないですか。ああいう細かい技術がうまいなとは思いましたけど、パワーをメッチャ感じたかって言われたら、そうでもなかったですね。シッティチャイも、映像を見ていたら攻撃の重さとかは感じますけど、やってみないと分からないなと思っています」
──何度も聞くようですが、ムエタイベースのタイ人選手ですが、そこは気にならない?
「特には気にしてないですね。もちろん70kgの階級でトップで闘ってる選手やし、試合を見ても、やっぱり強いなとは思いますけど」
──では今回勝つのに一番必要なことは何だと思いますか?
「前回も、技術とか練習内容を大幅に変えたわけじゃないし、やっぱり試合に対する気持ちというか、そういう部分が一番大きいかなと思います。6月のデンサヤーム・ウィラサクレック戦が終わった時に、『倒されたとしても倒しにいくという姿勢が足りてなかったな』というのを強く感じたので、そういうところは引き続き意識していかないとと思っています」
──ただ、そこを修正できたからこそ、アブドゥラマン戦でああいう勝ち方ができたわけですよね。今回はそれこそ、いろんな世界の強豪が集まる大会で、ビッグカードが並んでいますが、他の試合に負けたくないという気持ちもありますか?
「はい。自分が一番いい試合をして盛り上げたいという気持ちはありますね」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
「シッティチャイ選手としっかり勝負して、必ずKOで勝ちます。応援お願いします」







