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【KNOCK OUT】2階級上に挑戦する久井大夢「離れて戦うんじゃなくて、しっかり勝負したい」vs.シッティチャイ「彼が階級を上げてまで私と戦うことを決めたのには、それだけの理由と自信があると思う」

2026/09/03 21:09
 2026年9月5日(土)神奈川・横浜武道館『REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級3分3Rで対戦する、久井大夢(TEAM TAIMU)とシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)のインタビューが主催者を通じて届いた。 久井「何も問題ないかなと」  相手選手の欠場により、急きょシッティチャイと対戦することになった久井は、周囲も驚く中、本来2階級上の強豪に対してどう闘おうとしているのか? ──まだ1カ月も経っていませんが、大阪大会のモー・アブドゥラマン戦は衝撃のKO勝利でした。自分としては、どれぐらい思ったようにやれましたか? 「どうですかね? でも今回はやっぱりKOで勝たないとっていうのはメッチャあって、そこで倒し切れたのはよかったなと思います」 ──例えば2回目のダウンはバックキックで決めましたが、あの技は特に今回のために用意していたんですか? 「いや、そういうわけでもないですね。常にミット打ちで練習してる技の一つなので、それが出た感じで」 ──では、あの試合のために練習していたものが出たという部分は? 「あの試合では『攻撃をもらった時とかに2歩以上下がらない』ということをテーマとしてずっとやってました。そこはわりとできたのかなと思いますね」 ──そうなんですね。「2歩以上下がらない」というのは、相手の圧に負けないという意図ですか? 「そうですね、常に自分から手を出していくために、スパーリングでも、2歩以上下がらないということを常に意識的にやっていました。2歩以上下がることで、もっと下がってしまう展開も増えると思うし、自分から攻撃している感じがなくなるので、そこは意識してましたね」 ──それを実際に実行できて勝利にもつなげられたことで、今後にも生きてきそうな感じですね。 「はい。スパーリングなどでも、そっちの方が自分に合ってるなとも思いますし、そういう面ではいいのかなと思いますね」 ──しかし、その余韻に浸る間もなくというか…試合後に希望していた通りに9月大会への出場、しかもシッティチャイ選手との対戦が決まりました。周りからもかなり驚かれているでは? 「9月大会に出るということ自体が、まずびっくりされましたね」 ──しかもその相手が、2階級上の世界的強豪、シッティチャイ選手ですからね。そういえば、以前からお父さんの淳平さんは「代打出場などの場合、70kgまでやれる」と言っていたと聞きます。 「まあ、何kgまでとかは僕自身はあんまり考えてないんですけど、いつでも試合できる準備はしてますし。通常体重も70kgちょっとあるので、何も問題ないかなとは思ってますね」 ──普段から70kgの海人選手などとも練習していますが、そういう練習の中で、階級上の相手でも普通にやり合えるという感触がある? 「はい、そこの自信もあるし、普通に出たかったっていうのもあるし。ホンマに正直、相手は誰でもよかったので、出られるならチャンスやなって思って、出ました」 ──相手のシッティチャイ選手は、今回がKNOCK OUTで3戦目になりますが、どんな印象ですか? 「やっぱり体が大きいのと、蹴りとかが重そうで、攻撃のパワーがありそうやなと思いますね」 ──ではそれに何で対抗して、どう闘うつもりですか? 「距離感とかですかね。離れて闘うんじゃなくて、しっかり勝負したいなと思ってます」 ──ではある意味、感覚としては先日のアブドゥラマン戦と少し近いものがある? 「そうですね。闘い方とか、試合に対する気持ちとかは同じですね」 ──アブドゥラマン戦では前日計量の時にも、ちょっと体つきの差があるなという印象を受けました。先ほど「2歩以上下がらない」という話がありましたが、実際に対戦する中でパワーや圧はそこまで感じなかった? 「試合中に自分が、何回もコケてたじゃないですか。ああいう細かい技術がうまいなとは思いましたけど、パワーをメッチャ感じたかって言われたら、そうでもなかったですね。シッティチャイも、映像を見ていたら攻撃の重さとかは感じますけど、やってみないと分からないなと思っています」 ──何度も聞くようですが、ムエタイベースのタイ人選手ですが、そこは気にならない? 「特には気にしてないですね。もちろん70kgの階級でトップで闘ってる選手やし、試合を見ても、やっぱり強いなとは思いますけど」 ──では今回勝つのに一番必要なことは何だと思いますか? 「前回も、技術とか練習内容を大幅に変えたわけじゃないし、やっぱり試合に対する気持ちというか、そういう部分が一番大きいかなと思います。6月のデンサヤーム・ウィラサクレック戦が終わった時に、『倒されたとしても倒しにいくという姿勢が足りてなかったな』というのを強く感じたので、そういうところは引き続き意識していかないとと思っています」 ──ただ、そこを修正できたからこそ、アブドゥラマン戦でああいう勝ち方ができたわけですよね。今回はそれこそ、いろんな世界の強豪が集まる大会で、ビッグカードが並んでいますが、他の試合に負けたくないという気持ちもありますか? 「はい。自分が一番いい試合をして盛り上げたいという気持ちはありますね」 ──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう? 「シッティチャイ選手としっかり勝負して、必ずKOで勝ちます。応援お願いします」 [nextpage] シッティチャイ「エキサイティングで記憶に残る試合になる」  相手選手の欠場により、本来は2階級下の久井と対戦することになったシッティチャイは、この状況をどう捉えているのか? そして彼の勝利への目論見は? ──4月の沖縄大会、漁鬼戦はドローに終わりました。あの試合を今、振り返ると? 「漁鬼選手との試合については、単純に自分がミスをして、パンチをもらってダウンを取られてしまったことが大きかったと思います。1、2Rの段階では、完全に自分が試合をコントロールしていて、漁鬼選手よりもいい試合ができていると感じていました。ところが、そのパンチをもらってしまったことで、試合の流れが大きく変わりました。その後は追いつくためにペースを上げて、ポイントを取らなければならなくなったので、少し焦って試合を進めてしまい、漁鬼選手のペースについていくことができませんでした。全体的には、自分もいい試合ができていたので、非常に接戦だったと思っています。ただ、あのダウンと、それによって漁鬼選手が得たポイントが最終的に自分を後ろに追いやり、ドローにつながったと思います」 ──チャンピオンの漁鬼選手については、闘ってみてどういう印象でしたか? 「漁鬼選手は、とてもいいファイターだと思います。スタミナもありますし、打たれ強さもあります。そして、何より強い闘争心を持っています。私との試合でも非常にいい闘いをしましたし、間違いなく素晴らしいチャンピオンだと思います。漁鬼選手と闘ったことで、私自身もたくさんのことを学びました。もう一度、チャンピオンシップを懸けて漁鬼選手と闘う機会があればいいと思っています」 ──今回、アフマド・チクムーサ選手の欠場により、久井大夢選手との対戦となりました。この変更についてどう思っていますか? 「こういうことは、いつでも起こり得ることなので、特に問題はありません。むしろ、久井大夢選手と闘えることをとてもうれしく思っています。彼は非常にテクニックがあり、スピードもあるファイターです。そして、彼自身もチャンピオンです。そんな久井選手と闘える機会をもらえたことを、とてもうれしく思っています。ファンの皆さんを驚かせるような、エキサイティングな試合を一緒に作り上げたいと思っています」 ──久井選手は2階級下のスーパー・ライト級に上げて間もないですが、こういう経験は初めてでしょうか? 「対戦相手が変わることは、普通にあることです。ただ、久井選手が階級を上げて私と闘う決断をしたのは、彼自身の実力があるからこそだと思います。そして、『自分なら私に勝てる』という自信があるからこそ、この試合を受けたのだと思います。私はそれで構いません。9月5日にリングで闘って、どちらが勝つのかを確かめましょう。お互いにエキサイティングな試合をして、ファンの皆さんに素晴らしい夜を届けたいと思っています。私も持っているものを全て出して、久井選手に勝つために全力を尽くします。久井選手にとって階級を上げることは決して簡単なことではありません。まして、その相手が私なのですから」 ──階級が下の選手との対戦だと、「勝って当然」と思われるかと思います。その中で試合をすることをどう感じますか? 「多くの人は、私が明らかな本命だと見ているかもしれません。でも、私は久井選手を決して過小評価していません。彼は非常にテクニックがあり、スピードもあるファイターです。彼が階級を上げてまで私と闘うことを決めたのには、それだけの理由と自信があると思います。その一方で、私は自分なら久井選手に勝てると信じています。久井選手は私より小さいですし、パワーやフィジカル面では自分にアドバンテージがあると思っています。だからこそ、私は勝てると自信を持っています。もちろん、少しプレッシャーを感じる部分はあります。でも、これまでリングで積んできた経験があります。実際にリングに上がって久井選手と闘い始めれば、そのプレッシャーはすぐに消えていくと思っています」 ──久井選手の印象、特に警戒すべきと思っている点は? 「久井選手について特に印象的なのは、とてもいいファイターであり、私と闘うために階級を上げるという挑戦をしてきたことです。彼の最大の武器は、やはりスピードと危険なパンチだと思います。特に左のパンチは速くて威力もあるので、十分に注意しなければいけません。そして、もう一つ彼の特徴的な武器として、バックキックがあります。これも非常に速くて威力があるので、特に警戒しています」 ──どういう試合をして、どう勝ちたいと思っていますか? 「もちろん、自分の勝利を確信しています。私は今でも久井選手に勝てると信じています。そして、自分自身と自分の能力に自信を持っています」 ──今回勝利した後は、KNOCK OUTのリングではどうしていきたいと思っていますか? 「この試合に勝ったら、もう一度漁鬼選手に挑戦して、チャンピオンシップを懸けて闘いたいです。引退する前に、もう一度あのベルトを懸けて闘うチャンスが欲しいと思っています。あのチャンピオンベルトを獲得することは、私にとって非常に大きな意味を持つ achievement(達成)になります。もし自分のキャリア最後のチャンピオンシップを勝ち取ることができれば、これ以上ない最高の、そして最も意味のある形で引退することができると思います」 ──今回の試合で、観客に一番注目してほしいポイントはどこでしょう? 「今回の試合は、自分にとって新しく、これまでとは違ったチャレンジなので、とても重要な試合です。久井選手は、私と闘うために階級を上げるという勇気を見せてくれました。だからこそ、この試合は私を応援してくれているファンにとっても、久井選手を応援しているファンにとっても、エキサイティングで記憶に残る試合になると思っています。タイのファンの皆さん、日本のファンの皆さん、そして世界中の格闘技ファンの皆さんに、この試合をぜひ注目していただきたいです。私も持っているものを全て出して、勝利を持ち帰るために全力を尽くします。ぜひ私を応援して、声援を送ってください」
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